打たれ強くなりたい人はこれを読め!
打たれ強くなるには、同ればいいのか??
この記事がきっと役に立ちます。
目次
はじめに ~打たれ弱い人は思考の前提を変えろ!~
失敗したとき、人から怒られたとき、
もしくは他人に嫌な思いをさせてしまったとき、
ひどく落ち込むことってありませんか?
私は、失敗を心に引きずるタイプでした。
自分の打たれ弱さをどうにかしたいと思い、
本を読んだり瞑想をしたり、
思考を変容する努力をしてきました。
やはり打たれ強さを身に付けるには、
呼吸法や読書の習慣も大切ですが、
“思考の大前提”を変えることも重要です。
この記事では、
打たれ強くなる心得として10の思考を紹介していきます。
打たれ強くなるための10の心得はこれだ!
①プレッシャーに負けないのではなくプレッシャーは”利用するもの”だと考える
心を動揺させるようなプレッシャーに耐えるために、
「プレッシャーに勝たなければいけない」
もしくは
「プレッシャーから逃げなければいけない」
と考えることがあります。
これらの思考は、プレッシャーが悪いものであるという大前提で生まれてきます。
実は私たちの人間には向上心、つまりよりよく生きていこうという脳のプログラムがあります。
プレッシャーが一旦かかって、心に歪みが生まれると、脳はその歪みを回復させようとするシステムが働きます。
結局はプレッシャーを感じる時期があっても、
それを乗り越えた時により強い人間に生まれ変わっているわけです。
だから社会的に成功している人は、
ストレスやプレッシャーという言葉に対して悪いイメージを持っていません。
ストレスやプレッシャーは、逃げたり戦ったりするものではなく、
“うまく利用するもの”
ということを知っています。
打たれ強くなるためには、プレッシャーを利用するという発想を持ちましょう。
②相手の分析ではなく自分の分析に時間かける
自分のリズムで生きていないと、他人の考えに自分自身が侵略されてしまいます。
ある意味うまく他人を拒絶する能力が必要です。
ただし自分自身が、自分のことをわかっていないというグラグラな精神では、どうしても他人に付け込まれてしまいます。
それは、
自分自身がどのように生きたいのか?
自分自身がどうしたいのか?
それがわかっていないと、人生の方向性すらつかめていないことになります。
ある価値観ひとつ取り出しても、
その考えが、自分にとって正しいかどうか自信が持てないからです。
自分がつかめていないと、他人を受け入れられなかったり、受け入れすぎたりします。
他人を分析する時間があったら、
自分のことをよく分析することに時間を使いましょう。
そうすれば、他人に振り回されることもありません。
③競争に負けたとしても、自分が相手より劣っているわけではないと考える
人には得意不得意があり、
苦手なものはいくら努力しても、得意な人には勝てないことが多々あります。
誰かに負けるという事は悔しいです。
負けず嫌いの人は、負けたその悔しさをバネに、血尿が出るほど努力して成功を勝ち取ることも稀にあります。
でも成功した先も、競争は続き、再び負けを経験することも避けられません。
しかし本当に危険な発想は、競争に負けたことで
「自分はあいつに劣っている」
「自分には能力がない」
と思い込んでしまうことです。
人との優劣ばかりに意識がいっていると、
自分の欠けている点にばかり焦点を当ててしまいます。
そうなるとちょっとした他人の言葉や行動で「非難された」と悲観的に考えてしまったり、
深く落ち込んでしまうことが増えてしまいます。
悲しくも相手は好意で言ってくれていることに対しても、悪く受け止めてしまうことがあります。
だから勝ち負けの発想は、ゴミ箱に捨ててしまいましょう。
打たれ強くなることとは、競争に勝つかどうかではなく、
自分のやりたいことや目的のことに対して、本来の力を発揮することです。
他人どうこうはなく「自分がどうしたいのか?」
が大切です。
競争相手を設定するとしたら、他人ではなく過去の成長前の自分を設定しましょう。
④よく眠る、眠れなくても「朝スッキリ目覚めた自分」をイメージする!
打たれ弱い時というのは体調も優れていないことがほとんどです。
睡眠不足だったり、
胃腸がもたれていたり、
便秘がちだったりすると、
思考をマイナス思考になり、
少しの失敗でも必要以上に落ち込んでしまいます。
健康の基本は睡眠です。
しっかり眠って脳と体をしっかり休ませた状態で、いろんなことを判断し行動すると、
本来の実力が十分に発揮されやすいでしょう。
ただここで危険なのが、仮にしっかり眠れていないからといって
「今日はロクに眠れていないから、調子が出ないのだ」
と思い込んでしまうことです。
その思い込みが心の根底にあると、
実際に悪い結果を必要以上に引き寄せてしまいます。
よく眠るための第一歩として、
睡眠不足の日でも、
「よく寝たぞ。頭も体もスッキリしているぞ」
と言葉に出して自分に思い込ませて、
うまくいかない言い訳を捨ててしまいましょう。
そして寝る前にもスッキリ目覚めている自分をイメージするようにしましょう。
不思議とこれだけで調子が上がってくるのですから、人間の能力は神秘的です。
⑤心の健康のために緊張とリラックスを繰り返す大切さを知る
プレッシャーに強くなるためには、呼吸を整えることが大切です。
朝夜、寝る前に姿勢を整えて丹田呼吸をしたり、瞑想したりすることで、心が安らいで頭もスッキリします。
しかし打たれ強くなるということに関しては、リラックスするだけではなく、ほどよく体を興奮させることも大切です。
瞑想や呼吸法もとても良いのですが、リズムよく体を興奮させ、緩ませる訓練も取り入れていきましょう。
呼吸を整えたり、ストレッチをしたりして、リラックスさせる運動と、軽いジョギングもしくはウォーキングを繰り返すことも良いでしょう。
自宅で手軽にできるエクササイズとして、「リズム呼吸」が役立ちます。
自分の呼吸のリズムを保ちつつ、まず息を吐きながら少しずつ体の各パーツごとに力を抜いていき、全身ダランとリラックスしていきます。
全身の力を抜くまでに30秒位の時間をかけることが1つの目安です。
次に息を吸いながらぐっと全身に力を入れて行きます。これは概ね10から15秒位かけてやります。
そしてまた息を吐きながら全身ストーンと力を抜いていきます。
交感神経と副交感神経をバランスよく働かせる運動にもなります。
また緊張とリラックスのバランスを、呼吸と結びつけて潜在意識に「条件付け」することによって、
「自分の力で緊張状態をコントロールしている」
ということを、潜在意識に教え込むのです。
リズム呼吸によって緊張とリラックスをコントロールすることによって、少しのことではブレない心と体を作りあげます。
⑥自分の価値観と同じくらい他人の価値観も大切にする
打たれ弱い人は、しばしば我が強すぎることがあります。
自分の考えにこだわりすぎるのです。
自分に対するこだわりが強すぎると、排他的な思想を育み、他人の意見、価値観を、ないがしろにしてしまいます。
自分の意見にこだわりすぎる事は、結果的に他人も自分も傷つけてしまいます。
打たれ強い人は、自分の意見と同じくらい他人の意見を大切にします。
そもそも、他人が自分と違う考えを持っていることなんて、当たり前ですから。
他人に自分の考えを否定された時も、それに反応してムキになって言い返したり、いい争いことなど決してありません。
ただ相手の考えを認めつつ、冷静に自分の考えを述べるまでです。
そして、他人の考えで正しい部分があるとすれば、素直にそれを取り入れます。
それも、自分のことを冷静に分析し、自分が何がしたいか?
しっかりと把握しているからなせる技です。
自分と他人の考えが違うからって、落ち込む事はないし、怒ることもありません。
そんなことで無駄なエネルギーを消耗しません。
これこそ打たれ強い人の生きる流儀です。
⑦許せないことで打たれ弱くなる。打たれ弱くなることで許せなくなると知る
打たれ弱い人は、周りにいる、自分と違う考えの人を許せません。
「あの人は約束を破った」「信じていたのに、裏切られた」「あいつは私を馬鹿にした」と言って、次から次えと切り捨てていきます。
最終的に、自分が苦しんでしまうので、自分自身も許せない対象になってしまいます。
「許せない私は許せない」と言うことになるのです。
だから人間は許せないことで、打たれ弱くなっていきます。
ここで打たれ強くなる思考法として、どでかい堪忍袋を持つようにしましょう。
打たれず良い人は許すことができます。
その人と考えが合うわけではなく、一緒にいるわけでは無いのですが、
「あの人は、あれで良いところがある」
と許せるのです。
許すことで、自分がますます打たれ強くなっていきます。
打たれ強くなっていくから、
相手を許すことができるし、
徐々に協力者も現れていきます。
打たれ強くなるためには、今まで許せなかった相手に対しても、
「あれで良いところがある」
「あれはあれで意味がある」
と思うことで”許すこと”を覚えていきましょう。
⑧将来が見えないことを楽しむ
多くの人が、まだ見えない将来に対して不安を抱きます。
大抵の場合、危険回避に備えてマイナス思考で未来を想像するものです。
ある程度は、そのような思考は必要なのですが度が過ぎると、とても不幸な生活になります。
今まで勉強したこと、時間をかけて身に付けたスキルも、将来の不安によって、発揮されなかったり、
失敗を重ねることで、さらに心と体が固まって、能力が落ちていきます。
そんな負のスパイラルに陥ると、世の中が全て悪いものに思えてきます。
「あの人は私を邪魔している」
「あの法律は、私を困らせるためにある」
と考えてしまうものです。
ここで大前提を変える必要があります。
将来が見えないことって、本当に悪いことでしょうか?
人生を楽しむ人、打たれ強い人は将来が見えないことが楽しくて仕方ありません。
霊能力者に「あなたは将来こうなります」と全部紙に書いて、「みますか?」と言われた時、
打たれ強い人は絶対に見ようとしません。
大金持ちの子供、王族の子供が、
プレッシャーに潰されそうになるのは、将来の自分が見えているためです。
これはその当事者しかわからないプレッシャーでしょう。
将来を想像することに、プラス思考もマイナス思考も必要ありません。
「将来はわからない」
ということに喜びを覚えて、自分の成長に時間を費やしましょう。
⑨損得感情で行動しない
人は、他人に貢献できたとき幸福感を感じます。
その一方で、何かをしようとするときに、
人はどこかで損得感情をはたらかせてしまうものです。
やはり給料は少ないより、多い方が嬉しいのも事実。
だから仕事にしても、その仕事をするのが得なのか損なのかを考えますし、
人付き合いでも、その人と付き合ったら得か損か必ず、頭の隅に置いてしまいます。
打たれ強い人は損得感情抜きに行動できる人です。
本当はやりたいけど、給料が安いからやらないという事は、まずありません。
損だろうが得だろうが、つまらない仕事だろうが、
その仕事が自分に回ってきたのは「縁」であるということを、打たれ強い人は知っています。
そもそも、損得勘定などが頭にあるから、仕事がつまらなく思えたり、面白さを感じる能力も低下してしまうのです。
幕末の長州藩士、高杉晋作が残した言葉で、こんな歌があります。
「おもしろき こともなき世を
おもしろく すみなすものは 心なりけり」
By 高杉晋作
世の中を、面白いとみるか、悲観的に見るは、心ひとつでどうにでもなる、ということです。
くだらない損得感情が邪魔して、
人に貢献する幸福感をみすみす逃してしまうのは、
とても馬鹿らしいことです。
打たれ強い人は、損得感情を度外視で心のままに体を動かします。
⑩究極の打たれ強さは「ただの人」であることを受け入れること
ビジネスパーソンにとって、出世すること、認められる事は人生の目的のひとつです。
また自営業の人でも、事業を拡大させて、社会的地位を得ることが、前向きに生きるための生きがいになり得るでしょう。
それが、社会貢献にもつながっています。
だから出世を目標にして、日々頑張る事は生きていく上で一概に悪いことではありません。
しかし、同時に心の片隅に置いておくべきことは、
「ただの人として生きる覚悟」です。
打たれ強い人は、仮の姿である肩書から離れた自分自身にも、大いなる自信を持っています。
だから、打たれ弱い人は出世競争に負けた時、また出世コースから外された時、生きる意味すら失ってしまいます。
逆に打たれ強い人は、仮に出世競争に負けても、世のため人のため、守っていく家族のために働き続けることができます。
仮に、自分の満足いくような出世を果たして、定年を迎えて、すべての仕事から引退したとします。
「出世のために、手段を選ばず生きてきて、目的は達成した。
しかし、定年退職後は気力も失せて、
自分には何もなくなった。自分の人生は何だったんだろう?」
そんな思いが湧いてくるとしたら、その人の人生は良い人生だったのでしょうか?
「ただの人」として生きていく覚悟こそ、人として成長を続けていく秘訣です。
それは会社を退職しようが、肩書がすべて外れようが全く関係ありません。
「ただの人」として自分磨きを続けていく事は死ぬ瞬間まで必要です。
打たれ強い人は、「ただの人」としての自分磨きを怠りません。
だから何があっても人間として悔いの残らない生き方をしているのです。
おわりに
自分は打たれ弱い、
何をやってもこの性格が変わらない、
と思っている人は、何度もこの記事を読んでみてください。
自分の心の大前提を変えるためには、
何度も何度も読んで、潜在意識に落とし込むことが大切です。
自分で言うのもなんですが、
私自身面と向かって他人から否定されても、ほとんど動揺しなくなりました。
「相手は、自分を否定しているのではなく、
ただ自分と違う考えを持っているだけなのだ」
と理解するようになったのです。
これを身に付けるだけでも、とても心が軽くなります。
打たれ強くなった自分を実感できる瞬間です。
物事を、ひとつ高いところから冷静に見渡す視点が大事です。
打たれ強さについて、さらに詳しく知りたい人は、以下の書籍を参考にしてみてください。
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