伝え方で”人望のある人”になろう!
「あの人の言葉は説得力がある」
「あの人の言うことなら聞きたい」
そんな人っていませんか?
自然と人の心を動かすことができる人がいます。
一方、
たくさん本を読んで、知識を頭に入れてるけど、うまく人に伝えられない。
伝えたところで、聞き流されてしまう。
「ふーん」で終わってしまう。
そんな人も多いのではないでしょうか?
同じ知識量で同じ年齢でも説得力がある人、他人の心を惹きつける能力がある人との違いは何なのか?
それは人に影響力を与える伝え方を心得ているかの違いです。
人に影響力を与えることができる人は、
自然と「話を聞くに値する振る舞い」ができている人です。
その振る舞いとは具体的にどういうものなのか?
数々の書籍をもとに、ここでまとめた5つのポイントを身に付けることで、
あなたも簡単に人に影響力を与えられる人間になれます。
目次
これであなたもインフルエンサー!影響力を与える伝え方の鉄則はこの5つ!
①聞き手にまわる
人間は人と会話することで「自己重要感」と「安心感」を得たいと本能的に思っています。
相手の話を心から興味を持って聞く姿勢は、相手に大きな安心感を与え、徐々に自己重要感を高めていきます。
そして相手は話を聞いてくれた分だけ、こちら側のアドバイスを受け入れてくれやすくなります。
絶対にやってはいけない事は、
相手が話している途中で自分の意見を言ってしまうことや質問をしてしまうこと。
「それは違うよ」「勘違いじゃない?」と相手の話の内容を否定してしまうこと。
人間は否定されると強烈な感情として残ってしまいます。
逆に「否定しない人」「最後まで話を聞く人」と認識されることによって、
人と情報が集まってきて自然と人望も高まります。
②会話の中で相手の名前を言う
相手の情報を覚えておくことは、相手を安心させたり、自己重要感を満たすことになります。
特に相手の情報をふとした会話の中で話すことで、
「この人は私のことをしっかり覚えてくれているんだ」
と相手の人望や信頼をアップすることにつながります。
相手の情報といっても、相手の名前を呼ぶことだけでも充分効果はあるのです。
会話の中で、相手の名前を呼べば呼ぶほど相手の自己重要感が満たされることになり、
名前を呼ぶことで「あなたには価値がありますよ」という強烈なメッセージとして自然と相手に伝わります。
③褒める
最近流行のアドラー心理学の本では、褒めることは厳禁ですよね。
数十年単位でその人の成長を見守る立場なら、ある意味有効な考え方だと思われますが、
実際にはそんなに長く関係が続くのは親子関係くらいでしょう。
親子でも褒められないことによって、関係が崩壊している例もあります。
実際、人間は”自分を褒めてくれる人”に興味を持ちます。
だから、会話の中でなるべくたくさん相手を褒めましょう。
特に相手からの信頼を得たい時や相手に何かアドバイスをしたい時は、
まず相手を褒めたほうが良いのです。
人が行動を起こす時とは「安心感」と「自己重要感」が高まった時、つまり自己肯定感が高まった時です。
褒めてくれない相手や自分の話をろくに聞かない相手のアドバイスなどは、あまり聞きたくないですよね。
また「好き」という言葉も一種のキラーワードです。
相手のことを「好き」と言ってしまうと、今の時代「セクハラ」だとか誤解を招いてしまいます。
だからなにも相手のことを「好き」と伝えなくても大丈夫です。
相手が持っているカバンや、振る舞い、趣味や習い事のことを「好き」と言うだけでOKです。
人間の脳は自分が所有する物や行動、所属団体等を「好き」と言われると、
「この人は自分のことが好きである」と勘違いするようにできています。
そして「好き」といった相手のことを知らず知らずのうちに好きになります。
人の脳は理論より感情を優先するもの。
好きな人の言うことに耳を傾けないわけがありません。
④「ありがとう」と「助かった」を口癖にする
人間は他人から言われたアドバイスより、
自ら考えた自発的な方法のほうが行動を起こしやすいものです。
ではその”自発性”をどのように引き出すのか?
これも相手の「自己重要感」や「承認欲」を刺激することで可能になります。
相手の自己重要感と承認欲を満たすために、
2つの“キラーワード”があります。
それは、
「ありがとう」と「助かった」です。
「ありがとう」と言われると、それがお世辞や社交辞令と分かっていても、
多少なりとも人は気分が良くなるものです。
また言われ続けるとファンになってしまいます。
そして「助かった」はさらに具体的に貢献した感覚が得られるマジックフレーズです。
「目の前の人を助けた」
という実感がありありと感じられると、人はまたその快感を得るために行動を起こしたくなるもの。
自己重要感を高めることで、相手の人生も幸せになり、
なおかつあなたの思い通りに相手が自然と動いてくれるキラーワードを使っていきましょう。
⑤感情表現豊にリアクションする
人間は無意識のうちに「相手の反応」を気にする生き物です。
相手を感動させることができたり、相手の反応が予想以上に良ければ、
「また経験したい」と思い、相手を喜ばすための良い行動を繰り返します。
だから、
「ふーん」
「そうなんだ…」
「なるほどね」
で終わってしまうリアクションは、避けた方が良いでしょう。
影響力がある人、人望がある人の多くは「感情表現が大げさなくらい豊か」な人です。
相手が何か良い話をしてくれた時、
「えぇ、、本当に!?やったなぁぁ!!すごいぞー、いや、ホントびっくりした!!」
などと大げさな程にリアクションをすれば、
相手は、
「この人ほんとに喜んでくれている!」
と感じることができます。
感情表現豊かなリアクションは、
相手の自己重要感を満たすのに絶大な効果をもたらします。
まとめ ~否定するな!大切に思え!~
たくさんポイントはありますが、この記事を究極的に短い文章でまとめるとしたら、
人望のある人間になりたければ、
①何があっても相手を否定しないこと
②相手に「あなたは大切な人ですよ」というメッセージを伝えること
この2つを意識するだけで、人は自然と影響力の高い人間になれます。
【参考書籍】