先延ばし癖で死んでしまう!!
やりたいこと、やるべきこと、わかっちゃいるけど始められない人、そんな人いますよね?
実は私もその1人です。
やらなきゃいけないのに、ついついスマホを見てしまう、娯楽に興じてしまう、
「雨だから」
「体調悪いから」
と言い訳してやらないことを正当化してしまう。
そんなこんなしているうちに、3年が経ってしまい、
「結局やりたいことじゃないからあれはやらなくてよかったんだ」
と自分に言い聞かせて終了。
これを繰り返していると、自己肯定感が下がり、ストレスに弱い人間になってしまいます。
興味のある事を見つけても
「どうせ自分には無理」
と速攻で諦めてしまう心理、
「学習的無力感」
に取り付かれて、怠け癖の虜になってしまいます。
これ全部自分が経験したことなんですが、
同じような思いをしている人に、
私の読書経験及び実践経験をもとに2冊の本を紹介します。
この2冊を読んだだけで、行動力が身に付くから安心してください!
…だなんて言いません。
この2冊を何度も読んで頭に落とし込み、そして行動するきっかけになればと思います。
先延ばしをやめるには、まず自分を知ること。
そしてだめな自分を認め受け入れることが大切です。
そのきっかけを読書は必ず作ってくれます。
目次
先延ばしを解消するオススメ本2冊はこれ!
『迷わない坐禅の作法』 枡野俊明
先延ばし癖がある人は常に迷ってばかりです。
例えば仕事。
今の仕事は向いていない、待遇にも満足していないと分かっているのに、
すぐに転職する勇気は無い。
そんな人は多くないですか?
私もその1人でした。
転職したら、圧倒的に給料が減ることが確定してるし…
転職先で仕事が順調にできるか…
人間関係は悪くならないか…
周りの友達に「もったいない」と思われないか…
そんなことを考えると、結局決められずに決断を先延ばしにします。
坐禅は決断力を培う力があります。
つまり坐禅の作法を身に付けることによって、先延ばし癖が減っていきます。
常に厳しい局面で判断を迫られる、政治家や経営者たちは、
坐禅によって静かな時間を持ち自分を見つめ直しています。
そしてその結果洞察力や判断力を磨き、心の安定を得ているのです。
坐禅を組むことによって、心身のコンディションが整って、より的確な決断ができるようになるのです。
ここでいくつか迷わない心を作るための坐禅の作法を紹介します。
①損か得かを考えない
先延ばしにする人生を終わらせるために、真っ先に手放すもの、それは「損得」です。
損か得かの物差しを使っている限り、迷いから来る先延ばしがなくなる事はありません。
「少しでも得をしたい」「損はしたくない」と悩んでいるうちに、機会を逃したり信頼を失って、
行動する自信まで失われるのが関の山です。
結局損するか得するかなど、誰にもわかりません。
どんなに優秀なファンドマネージャーでも、信託運用で結果を出し続けることはできないと言われています。
それができたら皆得しています。
結局その物差しでは、先延ばしにして時間だけを無駄にする可能性が圧倒的に高いのは確かです。
損か得か?では考えずに、自分と相手が両方幸せになる「真理」の選択をするのが坐禅の作法です。
②人の意見は聞き流す
何かに迷って決断できない時、決断を先延ばしにしてしまうときは、
「あの人なら何と言うだろう?」
「周りから馬鹿にされるのじゃないか?」
と余計なことを考えるでしょう。
坐禅の作法の基本として、他人の評価を気にしていては自分の人生を生きる事はできません。
もちろん周りは、あなたのことを思いアドバイスしてくれる存在ではあります。
ただ、いくらあなたのことを思ってアドバイスしたとしても、
あなたの人生の結果の責任は引き受けてくれません。
坐禅は自分の心を見つめる作業の連続。そして自分の心を見つめる力を培っていくものです。
そして自分の道を見つける能力というのが、今後の人生において強さになります。
坐禅を習慣にし、坐禅の思想を身に付ける事は、
他人の意見によって迷い先延ばしをする人生から卒業することになります。
③体と心が整う坐禅
坐禅中は精神が安定して、脳内にα波が出ることで知られています。
また脳を活性化させて幸せホルモンであるセロトニンの分泌が促進されます。
これらは自律神経を整えて、体調を整えていくことにもつながっていきます。
日常生活で思い通りにいかないこともあります。
トラブルが起きたり、人間関係がこじれたときには、正常な判断ができなくなったり自暴自棄になることもあるものです。
体調が整っていなければ、正しい判断、良い判断ができません。
当然先延ばし癖も身に付いて、余計な仕事が増えていきます。
体調不良から、常に恐れや怒りの感情が心にある中での判断は、後の後悔につながります。
先延ばし癖をなくしたければ、心と体を整えていく事は基本中の基本になります。
『「すぐやる人」と「やらない人の習慣」』塚本亮
すぐやる人とやらない人には、はっきりとした習慣の違いがあります。
それをまさにわかりやすく教えてくれるのがこの本です。
【この本の主張】
・先延ばししない人は、自分を楽に動かす仕組みを持っている
・先延ばししない人は頭の中を空っぽにしている
・先延ばししない人は明日が無いかもしれないと思っている
・先延ばししない人はまず小さな行動を起こす
・先延ばししない人は自分とアポをとる
・先延ばししない人が呼吸で判断の精度を高める
・先延ばししない人は仕事を断る基準が明確
などなど
自分を動かす仕組みを知っている人は、怠け心や優柔不断、気乗りしないなど、
先延ばし癖の要因を撃退してくれます。
「すぐやる人」は、頭の中を空っぽにすることで、脳への負担を減らしています。
そうすることで本来すべきことにエネルギーを集中させるだけの余裕が持てるようになるからです。
引用:26ページ「すぐやる人は頭の中を空っぽにし、やれない人は頭の中で処理しようとする。」
意外かもしれませんが、すぐやる人は頭の中を空っぽにしているのです。
空っぽにすることによって、本来何を優先するべきなのか?
これを即時に判断する能力が身に付いていくのです。
逆に先延ばし癖のついているすぐやれない人は、
頭の中でいろんなことを処理しようとしているので、常に脳はマルチタスク状態でパンパンです。
このようにこの本は、思考法や、感情マネジメント、体調管理の観点からすぐやる人とやらない人の違いを的確に分析し、シンプルにまとめてくれています。
マンガ化されているほど人気な本ですので、漫画版でもおすすめです。
『先延ばしする人は早死にする!』メンタリスト daigo
衝撃的なタイトルですが、先延ばしすることのデメリットを究極な言葉で表した1冊です。
【この本の主張】
・「先延ばし」とは、損するとわかっていて行動を延期する全人類的悪習慣である
・スマホやSNSが、先延ばしを加速させる
・意志の力で先延ばしを直そうとすると失敗する
・「先延ばし」する自分が許せない人ほど結果が残せない
・「すぐやる人」は、人の気持ちがわかる人になれる
・「先延ばし」をしていると早死にする
・毎日の記録で、自分の先延ばし傾向を知ることが大切
・小さな成功体験が、大きな習慣を引き寄せる
実は先延ばしすることが、見えないストレスに体が蝕まれて、
思いもよらぬダメージを受けていることが研究で解明されているようです。
そしてそのストレスを放置していると先延ばしばかりしていると、
将来的にその人の命を脅かすことに危険だと言う事がこの本に書かれています。
この本に書いている事は、脳科学や心理学や医学の専門用語が少し出てきて、小難しい内容だったんですけど、
私なりにざっくり簡単に説明させていただくと、
先延ばしすることで、コルチゾールというストレスホルモンが長期的に体内に出続けます。
それが心臓に大きなダメージを与えます。
またそればかりでなく、このコルチゾールは、
白血球の働きを低下させてしまう作用があり、最終的に慢性炎症状態になってしまいます。
その慢性炎症状態が、最終的にどうなるかといえば、脂肪肝になって死亡率を高めてしまうということが書かれています。
恐ろしいですよね?
このように、先延ばし癖がついている人の究極のデメリットや、
先延ばしをしない人が、健康でお金得やすく、仕事の成功率が高まるなどのメリットなど明確に書かれた1冊です。
まとめ 〜みんな先延ばしに悩んでいる〜
ちなみに今回紹介した本の著者も、先延ばし癖で悩んで経験があるそうです。
どの世界の、どんな成功しているような人でも自分と同じような悩みを抱えていたと思えば希望が持てませんか?
ぜひ先延ばし癖を止めて、人生を変えるきっかけにしてください。
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