眠れない時のおすすめ本3選! 〜無理に寝ようとせずにこれを読め!〜

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眠れない時はこの本を読むのがおすすめ!

この記事では、眠れない時に布団に入って読むためのオススメ本を紹介します。

あなたの夜の大切な時間を、どうせなら心地よく過ごしましょう。

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目次

はじめに

寝付きが悪い時ってありませんか?

中には毎日寝付きが悪い人もいますよね。

翌日も仕事なのに、夜寝付けないと焦ってしまう。

焦って焦って目を閉じて気づいたら、もう夜中の2時。

なんて事はありませんか。

以前の私はしょっちゅうこんなことがありました。

疲れが溜まりすぎていて、また精神的なストレス、心配事がたくさんあって

「これが原因」という特定の要素が無くても、とにかく眠れない。

徐々に疲労は蓄積して、最終的に落ち込み頻度や不安が強くなり、うつになってしまうこともあります。

私自身、うつによる深い落ち込み状態から何とか克服したといえる状態ですが、

今でも仕事を頑張りすぎると、時々寝つきが悪くなる日があります。

そんな時は”決まった対策法”を講じています。

それは本を読むこと。

脳を休める手段は睡眠だけではありません。

仮に睡眠をとったとしても、精神的に疲れている状態では、眠りが浅くなりかえって脳が疲れることがあります。(夢を見ているときは脳がフル回転しています)。

そんな時、確実に脳のストレスを減らす方法が文字を読むこと、つまり読書なのです。

せっかくのあなたの夜の大切な時間、

焦って無駄に過ごすか、読書をして人間力を高めながら脳を休めるか、

どちらが有意義な時間の使い方か考えてみましょう。

今回は寝付きが悪い時に、布団に入って読書をするときのオススメ本を3つ紹介します。

本を読んでいる最中も脳が休まってきますが、実は本を読んでいる途中に自然と眠気を誘ってきます。

寝付けない時に読む本の条件

条件① 読んでいて不安が軽くなる

→不眠の根源である不安要素の解消

条件② 読んだら充実感を感じる

→成長できた、賢くなったと安心感を得られる効果

条件③ 読んでいてほどよく疲れる

→心地よい疲れを脳が感じて、自然と瞼が重くなる効果

この3つが揃っていると、途中で眠りを誘う可能性も高まりますし、

仮に朝まで眠れなかったとしても、夜通し「有意義な時間を過ごせた」とは感じるでしょう。

とにかく

「無駄な時間を過ごしてしまった」

という絶望感を感じさせない本が、寝床の読書の絶対条件です。

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寝る前の読書をする時、部屋の灯りはオレンジのライトか常夜灯にしましょう

寝る前の読書といっても、LEDの明るい照明、特に白色の光では交感神経が働いてしまい、脳が興奮してしまいます。

本格的な勉強のために読書をしたいのであれば、この明るい光はオススメですが、寝る前の読書としてはあまりお勧めできません。

寝る前に読書をする時はリラックスした気分に持っていきたいものです。

さて、日が沈むときの太陽の色は、何色に見えますか?

そうですねオレンジ色ですね。

これは人が誕生する前から「もうそろそろ体を休める時間だよ」と自律神経が知らせているものです。

つまりオレンジ色の光は、自律神経のうちの副交感神経の働きを促して、精神をリラックスする作用があるのです。

個人的にはオレンジ色の光であり、かつ文字が読める程度で、なるべく暗い光のほうがオススメです。

ちなみに暗い部屋で読書をすると目が悪くなるという都市伝説は、医学的根拠はありません。

あなたの目と、本に書いてある文字が適切な距離を保てるようであれば、部屋はある程度暗くしても問題ありません。(※目と文字が近すぎるのはNG)

オレンジ色の光で、なるべく暗いほうが脳や体は自然とリラックスの方向に働きます。

これが眠れない時にオススメの本3つだ!

『孤独を生きる言葉』松浦弥太郎

夜寝付きが悪い人というのは、何か漠然とした将来に不安を感じたり、自分の生き方に迷っていたりします。

とにかく頭の中で何かと戦っている人も少なくないでしょう。

そんな時は孤独であり、将来にわたって自分が孤独な人生を送るのではないか?

という恐怖感もあります。

寝付きが悪くて夜中に1人で起きているというのも、それだけで孤独を感じるものです。

そんな孤独な生き方を、肯定的に捉えて、
眠れないあなたに寄り添ってくれる本が、この1冊『孤独を生きる言葉』です。

私たちは誰もが、たった一人で生きていく孤独な存在です。

しかしその事実を突きつけられた時、それを受け入れられずにひるんでしまう人思います。

寂しさや恐怖に打ちひしがれて逃げ出してしまう人もいるでしょう。

しかし、それでも人々は孤独であることには変わりません。

このウェブサイトでも「孤独力」を身に付けることを推奨していますが、孤独をしっかりと受け入れて、

孤独に生きる覚悟ができたとき、人は初めて他人と深いつながりができていくものだと思います。

孤独を知る者同士の、個人と個人の付き合いは想像絶するほど深い関係であり、固い絆で結ばれます。

それはお互いに依存心が無く、個人として自立しているから成り立つ関係です。

どんな状況にあっても、自分が孤独であるということを受け入れること。

また孤独になってでも自分の人生を生きるという覚悟を持つこと。

人はその先に進み続けて、初めて”究極の癒し”を得るものです。

将来はわからないから将来です。

「この先、どうなるのだろう?」とふと思うと、不安がこみ上げてきます。

ああしよう、こうしようと、考えるかもしれません。

「将来はこうしたい」と目標が固まりすぎていると焦りが湧き上がってきます。

〜中略〜

いつも今のことについて考えるという姿勢が、将来につながっていくのではないでしょうか。

引用:『孤独を生きる言葉』松浦弥太郎

究極の癒しを得るための、孤独力を身に付けるエクササイズ。

他にも、おすすめテーマを以下に紹介します。

・個としての自分で生きる。

・得意なことをひたすらする。

・「全戦全勝」はこわいことです。

・ミスは「成長のチャンス」。

・嘘も受け入れる。

・やりたいことがわからないなら、全部捨ててみる。

・成功の反対は失敗ではなく何もしないこと。

引用:『孤独を生きる言葉』松浦弥太郎

松浦先生は著書の中で、孤独を生きることは言葉を変えると、「自分の愛し方を学ぶこと」と述べておられます。

自分の愛し方を知らなければ、人を愛すこともできないということです。

自分を愛すということは、自分を癒すことも含まれますし、自分の心に余裕がない状態であれば人を愛すこと、つまりあらゆる社会貢献ができません。

まずは自分一人の力で、自分を愛し癒すこと、それが「孤独を生きること」の醍醐味ではないでしょうか。

そう考えると寝付きが悪くて眠れないあなたの時間は、本を読むことで有意義に使えるかもしれません。

【関連記事】

>>孤独力があれば無敵。孤独に強くなれるおすすめ本3選

>>孤独を知る人はうつを乗り切れる!

『アランの幸福論』 アラン    訳 齋藤慎子

眠れない時は、

「人にとって何が幸福なのか?」

という答えのないテーマについて学びましょう。

アランの幸福論は、ヒルティ、ラッセルと並び三大幸福論の一つと言われており、

幸せについて考えている人にとって、とても参考になる書籍だと思います。

アランの幸福論が推奨している考え方とは、

「幸せになりたければ、

“幸せ”そのものを求めよ!」

というものです。

お金や美貌、恋愛の成就や地位や健康があれば、それが無いよりも幸せになりやすいのは確かです。

しかし「それだけあれば必ず幸せになれるわけではない」というところが大切なところです。

幸せのための代用品を求めるのではなく、自分の「幸せ」そのものを積極的に追求することが大切です。

それを求めるためにこの本で紹介されている、

「感情に身をまかせない」という考え方、

「心配しすぎない」ための考え方、

「死ぬか、精一杯生きるか」

という考え方などが1ページに1テーマ、読みきれる文章で紹介されています。

また自分についてのこだわりを捨てるという考え方も、原始仏教の哲学に通ずるところもあります。

自分についてあれこれ考えても、何の役にも立たなければ、危ない綱渡りでしかない。

自身を問い詰めても、出てくる答えは決まって納得いかないものばかり。

退屈、悲しみ、心配、いらだちなどは、考えても堂々めぐりにしかならないというのに。

引用:『アランの幸福論』 アラン

またこの本を寝る前の読書としてオススメするもう一つの理由としては、若干内容が深くて、時々一回読むだけでは理解できない文章があること。

つまり少し考えないと、自分の頭の中で合点がいかないところです。

深すぎて意味がわからないもどかしさ、なんとなく自分なりの理解にたどり着く過程、

そんな時に頭をフル回転させることが、質の良い眠りにつながっていくことがあります。

【関連記事】

>>アランの幸福論で幸せになる!~”名言”と”哲学”がここに~

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『考えすぎない』 本多時生

著者の本多先生は、電気通信大学を卒業後ソフト開発の業務の傍ら、20代後半より「人の幸せに関する研究」を人生のテーマとして始めました。

1996年より「幸せのホームページ」を開設し現在まで運営しております。

まさに考えすぎてしまう人、それでストレスが溜まっている人は、寝付きの悪さにそのストレスが如実に現れてしまいます。

そんな時は本多先生の言葉から”幸せになるヒント”を学びましょう。

この本には考えすぎないためのヒントや、心のテクニックが多数紹介されていますが、

中でも私が共感してしまったのは、心身の健康をキープすることです。

私はうつ病発症後初期にこの本に出会いましたが、“心と体がつながっている”というのは、この本から学んだのかもしれません。

心身の調子が悪いと気分が悪くなり、否定的な考え方をしやすくなります。

それによって問題を大きくし、解決を遅らせることにもなってしまいます。

悩みを抱えている時にこそ、心身の健康を良い状態にキープすることが大切です。

そのためには、健康に悪いことをしないようにすることと、できれば健康に良いことをするように心がけることが大事です。

引用:『考えすぎない』本多時生

今では当たり前の考え方かもしれませんが、心の不健康は、実は体の不健康に起因することがあります。

眠れない夜を、考えすぎの悪循環から抜け出して、すっきりしたクリアな人生を送れるようにしましょう。

おわりに

いかがでしたか?

この記事に賛同していただいたならば、紹介した本でもいいし、もしくはあなたの気になる本でもいいので、今晩から試してみてください。

“6分間の読書をすることによって、ストレスが68%も解消される”

という研究結果があります。

そればかりでなく、集中力の向上、語彙力のアップ、コミュニケーション能力の向上、アルツハイマーなどの脳の不調の予防が期待できます。

これらはすべて不眠の解消、不安や落ち込み予防のためにも良いことです。

言い換えればあなたの人生を変える第一歩となります。

文字を読むのが苦手な人、1時間も2時間も読書しなくて結構です。

まずは6分から試してみませんか?

人生を成功させるのは「やるかやらないか」とよく言われてますね。

それは不眠症や病気を克服する時も同じです。

最初の一方踏み出すことが質の高い睡眠と、ワクワクする人生を手に入れるきっかけになります。