【ドラえもん】45年後ののび太の名言が人間力を高める!

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ドラえもん、45年後のび太の名言が神レベル!!

私には小学生の息子がおり、よくドラえもんを見ています。

そんな息子が好きなドラえもんのストーリーから、落ち込みからの脱出にとても役に立つ話を紹介します。

ドラえもんの名作「45年後…」って知ってますか?

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目次

45年後ののび太の名言が大人の心に染みる『ドラえもん』

私自身小学生まではドラえもんをよく見ていましたが、さすがに大人になっても見るとは夢にも思いませんでした。

すべてのドラえもんのストーリーを見ているというわけでは無いのですが、

2014年の『STAND BY ME ドラえもん』というドラえもんの映画をたまたま見てから、再びドラえもんのファンになってしまいました。

子供の頃に見ていたドラえもんというのは、

のび太がスネ夫とジャイアンにいじめられて、ドラえもんに頼って道具の力でいじめっ子2人にやり返す。

調子に乗ったのび太が最後にまた痛い目を見る。

という毎回お馴染みのストーリー展開。

そして映画の時だけのび太が勇敢になり、ジャイアンが優しくなる。

そんなイメージしかありませんでした。

しかし大人目線で見たドラえもんは、

世代間を超えたのび太の成長ストーリーであることがよくわかります。

それは映画『STAND BY ME ドラえもん』を見ればよくわかると思います。

ダメ人間の主人公が、自分の能力のなさを克服して将来立派な大人になっている。

そんな一人の人間の成長ストーリーが、多くの共感と感動を呼んでいるのではないでしょうか。

45年後ののび太が、ヤバイくらいに悟っている!

息子がDVDかYouTubeか覚えていませんがドラえもんを見ているときに、ふと横目で見て、とても印象的な作品がありました。

まさにドラえもんの”神回”です。

それが45年後ののび太が、小学生ののび太を励ますストーリー『45年後…』でした。

このドラえもんのストーリーが、心が沈んでどん底を味わっている人にオススメなのです。

大まかに内容を紹介すると、ある日突然タイムマシーンで45年後ののび太が、現代にやってきました。

ちょうどその頃、現代の小学生ののび太は、先生にこっぴどく説教されて自分に自信をなくして落ち込んでいる時でした。

45年後ののび太が、現代に来た目的というのは、

自分の息子(のび助)が結婚して月にハネムーンに行って一段落した頃に、

ふと「あの素晴らしかった子供時代をまた味わいたくなった」という意味深なもの。

そこで45年後ののび太は現代に戻ってきて、ドラえもんの道具で子供の頃ののび太と体を入れ替わり、再び子供時代の自分をエンジョイしたのです。

先生に怒られることも経験して、スネ夫とジャイアンに殴られることも経験して、

お父さんの背中を洗うことも経験し、

何十年ぶりに自分の母親の料理を味わうことも経験しました。

それら全てに対して感謝の思いがこみ上げて涙を流していました。

そう、ママに怒られたり、ジャイアンたちに殴られることに対しても、

全てに対して深く感謝していたのです。

特に母親の料理を食べている時なんかは、いっそう深く感動し涙が止まらなかったのです。

とても印象的です。

45年後ののび太にとっては、ご両親は今は亡き人になっているのかもしれません。

そんなことが推測されるワンシーンでした。

過去の自分をエンジョイして、小学生ののび太と体を入れ替わり、いざ未来に帰ろうとした時に、小学生ののび太が言いました。

「このまま大人になって、いいことあるのかな?…」

小学生のび太は将来を不安がっていたのです。

勉強もできないし、運動音痴だし、毎日学校では先生に怒られてばかり。

周りの大人に「君の将来が不安だ」だなんて言われたら、誰だって生きていくのを不安に感じます。

そこで45年後ののび太が、小学生ののび太を励ました言葉が、

ひとりの人間の人生を変えてしまうほど、すごい言葉だったのです。

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「君はこれから何度もつまずく!」45年後ののび太の言葉全文はこれだ!

(子供のび太)

このまま大人になって、いいことなんてあるのかな…。

僕ちゃんとやっていける自信もないし…。

(45年後ののび太)

どうかなぁ…それは君自身がこれから大人になって確かめるしかないと思うんだ。

生きる事は、そう悪いことではないよ。

ときには人と比べて、自分が劣っていると感じてうつむく時もあるだろう。

お金はある方が良いし、偉い人になるのは素晴らしいことだろう。

でもそうあることだけが、良い人生の答えじゃないと思うんだ。

生き方に優劣や勝敗なんてないはず。

良い人生、つまり”生きる素晴らしさ”とはどういうことなのか?

いや、僕にもまだわからないんだけど、

ささやかでも精一杯生きて、その時その時の自分を自分で受け入れていく。

そういう事の中にヒントがあると、僕は思えるんだ。

ちょっと難しかったかな…。

<子供のび太、ここで首を横に振る>

よしひとつだけ教えておこう!

君はこれから何度もつまずく。

ときにはもう起き上がれないほど、苦しい時もあるだろう。

しかしだ、そのたびに君は起き上がる!

何度も何度も起き上がるんだ。

つまずいても、そのたびに立ち直る強さを、君は持っているんだよ。

前よりもっともっと強くなろうとする力をね。

そして強くなって、もっともっと生きていくんだよ。

(子供のび太)

わぁ、うん!

引用:ドラえもん「45年後…」

参照動画:45年後ののび太が現在ののび太に発したメッセージ 

     ※YouTube等で検索してみてください

「その時その時の自分を受け入れていく」その先にしか良い人生はない

45年の間に、のび太の身に何が起きたのでしょう。

おそらくドラえもんが未来に帰った後に”とても辛いこと”が何度かあったということが推測されます。

偉くなりたいと思って、努力したこと。

お金が欲しいと思って頑張って働いたこと。

それらに対して挫折したこと。

また人生の節目に、とても悲しいことがあり、しばらく立ち直れなかったこと。

それらを経験しないと、あのような言葉は出てきません。

45年はとても長い年月、まるで人間が変わるくらいの人格的な成長があります。

いつだって辛い出来事や、逆境を乗り越える時、

やれる範囲で精一杯やって、その時その時の自分をそのまま受け入れていくことが乗り切るカギだったりします。

結果に対して何も評価を加えずに、受け入れていくということが大事。

これはヴィクトール・フランクルのロゴセラピーやヴィパッサナー瞑想の「生きる技」の哲学に通じるところがあります。

本当に精一杯やって、その時その時の自分を受け入れていく、これが良い人生を送るために必要な作業なのだと思います。

挫折から立ち直れない人というのは、その時ではなく過去や未来に対していつまでも執着してしまい、ありのままの自分を否定し続けてしまうのでしょう。

しかし、”なりたい自分”になるためには、まずは今現在の自分を受け入れなければ何も始まりません。

能力がない自分、無様な自分、みんなに笑われてしまう自分、お金を稼げない自分。

まずは、そのことについてそのまま受け入れて、できることからやらないと人生は何も始まりません。

私にとって休職してしまった事は、とても受け入れがたい事実でした。

「社会人として失格だ」

「男として恥ずかしい」

「過去の努力が全部無駄になった」

「病気で稼げない自分なんて、将来生きてても迷惑な存在だ」

そんなことを暗い部屋の布団の中で、ずっと考えていました。

でも、そんな自分でも時間が経てば徐々に自分を受け入れられるようになっていきました。

まずは1日寝て過ごした日があったとしても、自殺しなかった自分を褒める。

職場復帰した後も、何とか仕事に行って帰ってきたこと、そして自殺しなかったことをまた褒める。

とにかく、どんな出来事も徹底的に受容すること。

後輩に給料や立場を抜かされてしまったこともありますが、そこも客観的に見て何も評価を加えず受容します。徹底受容のスタンスで。

なかなか受け入れ難い事実でしたが、無理矢理そうするのです。

私の場合1年以上は時間がかかりましたが、そのことの繰り返しで人並みに働けるようになりました。

人生、生きていれば何度でも取り返しがつきます。

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人は「何度も起き上がって、もっともっと強くなる」

状態が落ち着いて職場復帰しましたが、ふとした出来事に何度も落ち込み、人生を辞めたくなることはたくさんありました。

しかし、死なずに生きていれば不思議とそんな落ち込むような出来事の刺激にも慣れていくものです。

人間には「刺激鈍麻の法則」と言うものが働くみたいですが、これはどんな怖い刺激、辛い刺激だっていつかは慣れると言う意味です。

辛い出来事でも、生きてさえいればいつかは同じような問題が起こっても、

冷静に適切に対処できるようになる人間力が身に付きます。

この人間力はのび太だけが持っている強さではなく、人間全員が持っている強さです。

たとえドラえもんがいなくても、人間にはそんな強さが必ず備わっています。

どんな時にその強さが働くかと言うと、私の経験からすると前向きに生きようとするときです。

ここで言う前向きとは「とにかくポジティブに!」という意味ではなく、

「人を傷つけることなく、自分も死なずに生きていく」程度に考えていれば良いと思います。

私自身その程度の気持ちで、乗り切ることができたし、辛い出来事が起きても以前よりは冷静に対処できるようになったと感じております。

辛い思いをして、今この文章を読んでいる方は、少なくても自分の人生を良くしようと思ってくれていると思います。

つまり「前よりももっともっと強くなろうとする力」、のび太が持っているその力を必ず持っています。

そしてもっともっと生きていくのです。

もっと健康に元気になって、もっと幸せになって、もっと周りを幸せにして生きていくのです。

必ずです。

いつかそんな人間力が備わって、真の安らぎを手にした時、同じような境遇の人に対して手を差し伸べている自分を想像してみてください。

おわりに ~つまづいたら45年後ののび太の名言に触れよう~

人間力が高まり成熟した人は、

自分も他人も受け入れる、

どんなことがあっても平静な心でいられる、

どんな時にも感謝の気持ちを忘れない。

などが身に付いていますが、

常に自分の感覚を大切にするということも重要な要素です。

精神的にもっともっと強くなる過程で、

他人の目を気にする自分から卒業したり、

世間の常識に従うばかりの自分から卒業したり、

そんな試練の克服が心の中で起きると思います。

成熟した将来の自分から、「君は何度も起き上がる」と言われた小学生ののび太は、

どれだけ勇気づけられたことでしょう。

そんなのび太少年は自分の感覚に自信を持って、その後の人生を精一杯生きたことでしょう。

今辛い人へ、45年経てば自分も周りも変わっています。

では今回の記事の最後に、いちばん言いたいことをお伝えします、、。

君は何度も何度も起き上がる!

つまずいても、そのたびに立ち直る強さを君は持っているんだよ!

前よりもっともっと強くなろうとする力をね。

ではでは、、。

>>羽生結弦の人生を変えた”絶望する能力” 〜がんばり方を変えれば絶望を乗り切れる〜

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