うつにおすすめのブッダの知恵をお伝えします。
このブログは読書でうつを克服した読書セラピストのTOMOのブログです。
今日も私の闘病経験、読書経験を生かして皆さんにメッセージを発信していきます。
皆さんも奇跡の一冊に出会えることをあきらめないでください。
目次
はじめに
今回は”悩み”から解放される方法について語っていきます。
皆さん悩みはありますか? 悩みがない人はほぼいないと言っていいでしょう。
私も悩みをなくしたいがために、いろんな本を買ったり立ち読みしたりしてとにかく読み漁りました。
気分が落ち込んでいるときにあまりにも前向き過ぎる本を読むと、かえって心が疲れてしまいます。
そんな時にお勧めしたいのが、原始仏教の教え。
ブッダもしくはお釈迦さまの名で知られていますよね。
その人が提唱したのが原始仏教の教えです。
ブッダの教え
万人が苦しみから解放される方法。それが”道”
この教えは仏教とうたっていますが内容は宗教ではありません。
あくまで万人が苦しみから解放される方法、それが”道”と呼ばれています。
今日はその教えで役立つと思われる部分をピックアップします。
悩みの正体は何か?
悩みの正体を知ることで、悩みと向き合える心が出来ます。
その心が持てたら後は正しい方向に向けて行動するのみです。
単純に言ってしまえばそれがお釈迦様の教える”道”なのです。
悩みの正体の一つは”判断しすぎる心”と言われています。 判断とは何か?
今日は悪い日だ。
この仕事には意味がない。
あの人は嫌いだ(もしくは好きだ)。
自分は不幸だ。
などと言った自分の心に生じた思い込み、決めつけの事です。
また、不安や自信の無さもこれに含まれます。 こうした判断が、不満、憂鬱、怒りなど慢性的な不幸感を作り出していきます。
もしも、このような無駄ともいえる判断をしなくなれば人生をスイスイ渡り歩くことが出来るようになると言われています。
うそのように心が軽くなるとも言われています。
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悩みから解放される、意外な第一歩
苦しみを生む”判断する心”、人間は判断が大好きです。
判断していると安心できるし、人から認められた気分にもなります。
判断をすることで自分の保身を保っている人も世の中には多いのではないでしょうか?
なので”判断=悩みの原因”と分かったところで私たちはなかなか判断することをやめられません。
というか、やめ方がわかりません。
そんな人に伝えたい判断のやめ方の第一歩。
それは判断に気づくこと。
そして心の中で判断に気づいたことに対する”気づきのこ言葉を入れる”こと。
たとえば、「仕事がつまらない」「あの人は信用できない」「自分はダメな人間だ」そんな思いが頭の中に浮かんだら・・
「あ、今判断した」
という感じで気づきの言葉を入れる。
誰かのことをいい人だの悪い人だのと品定めをしていると気づいたら「今判断した」と気づきを入れる。
いい人という肯定的な判断も、状況が変われば否定的な判断に変わることがよくあると言われています。
そして、普段の生活の中でイライラしたら「今私はイラっとした」と、
そして人に対して怖いと感じたら「私は今○○さんに恐怖を感じた」と気づきの言葉を入れる。
そんな気づきを心の中で言葉にして入れることにより、自分を冷静に、客観的に見ることが出来ます。
このような心のチェックをすることで、不満やストレスはじわじわと減っていきます。
ブッダの言葉
”人は自らの心をと問えず、あれこれ判断をして心を失っている。 あちこちに目をやっていったい何になるのだろう。 自己にこだわる意識を抑え、人の評価を追いかけず、自らの心の内をよく見るが良い。”
引用:『反応しない練習』 草薙龍瞬 より”
>>うつのためのコミュニケーション術 ~信頼を得る話し方編~
>>うつのためのコミュニケーション術 ~嫌いな相手から自分の心を守る技編~
気づきを入れたら、心をチェック、そしてある呪文を唱える
幸せに生きるコツとして、呪文を唱えながら生きるというのは、
あらゆる自己啓発本や宗教で聞かれる話です。
ここでもブッダの道に沿った実践的な呪文があります(基本的に仏教には10問と言う概念はありませんが)。
幸せな人生を目指そうとしても、原始的な脳は常に元気です。
原始的な脳とは、怒りや嫉妬、憎しみ、傲慢、見栄などあらゆる1,500もの煩悩を沸かせる脳のことです。
種類が多すぎて覚え切れないので仏教では「貪瞋痴(とんじんち)」の3つにまとめられております。
つまりこれは①欲と②怒りと③無知の3つにまとめられていると言うことです。
基本的にこれらの3つの悪しき感情をなくしていくことが、幸福の道につながるのです。
しかし、これらを頭から無理矢理かき消そうとすると、誰でも返り討ちにあります。
大体の場合が苦しみが大きくなってかえってくるのです。
だから先にも述べたように、怒ってしまったら「今私は怒った」、
また欲が湧いてきたら「今私は欲が湧いてきました」と気づきの言葉を入れるといいのです。
そうすることによってその怒りや欲は、自然と消えていきます。
そして次に日常使える呪文のような言葉があります。
それは、「今私は幸せですか?」とチェックを入れるのです。
怒りや欲望が、頭に浮かんできてもそれが良くないという事はなんとなくわかるのですが、
体で体得するには非常に難しいでしょう。
それを実感するために「今私は幸福ですか?」と自分に心の中で問うことにより、
自分の求めている本質的なものが見えてくるのです。
その時に深く考えずに直感的に
「今私は幸せではない」
「今私は楽しくない」
「今私は安らぎを感じるどころではない」
と言うふうな答えが湧いてきたら、
「今自分が幸福ではない」
と言うことがわかります。
人生に迷っている時や、誰か嫌な人に嫌な言葉をぶつけられた時、またそれで言い返したくなったときにもこの呪文は使えます。
相手に嫌なことを言い返してやろうと虎視眈々と狙っているときに
「今自分は幸せか?」
と呪文を唱えてみたら、そのことによって自分の幸せが奪われているということに気づきます。
そうするとあなたの行動も自然と変わっていくはずです。
つまり、この呪文を繰り返していく習慣をつけていくと。
不思議なことにそれだけで、あなたの人生が幸福になっていくのです。
それは悪い感情が自然に消えていくので、自分の心を褒めたくなり、讃えたくなり、
自分自身が胸を張って世の中を歩けるような気分になるからです。
心のチェックがなぜ必要なのかわからない方は、たくさんいると思います。
しっかり理解すると、
最終的に”幸福になるため”に行うということがよくわかると思います。
自分は幸福な人生を歩むんだ。
そのように決心してから心のチェックを行うと良いでしょう。
「私は幸福になる」と決め、それから、自分の心を観察するというチェック作業を始めましょう。
そのときから人は、幸福の道を歩んでいるのです。実践するたびに、充実感と幸福を感じるのです。
引用:『やめたいことは、やめられる』アルボムッレ・スマナサーラ
気づきを入れること、チェックを入れること、呪文を唱えること、この3つの観点から幸せになる道を述べてきました。
ちなみに私は仏教徒でも何でもなく、ただ精神修養を参考にさせていただいているだけの者です。
本来ブッダの修行の実践に、他宗教や他宗派は関係ないのです。
誰もが等しく実践できるべき、そうあるべきものなのです。
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おわりに
不快な心に気づいたら判断していないか、心の中を点検してみましょう。
そして判断に気づくことにより、きっと心は軽くなります。
ではでは。 読んでいただいて、ありがとうございました。