うつで復職するのが怖い!の解決策3つ

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うつで復職するのが怖い!、、を解決しませんか?

うつで休職したはいいけれど、復職のタイミングがわからない。復職が怖いという人はたくさんいると思います。会社を何ヶ月も休んでしまうと、復職というのはとても勇気が要るものです。

この記事では、うつ病休職からの復職について、私の経験から役に立つ心構えを紹介いたします。

この考えを知っておけば、復職が少し気楽になりますよ。

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目次

はじめに、なぜうつ病で復職が怖いのか?

復職は緊張します、怖いです。しかし、なぜ復職は怖いのでしょうか?その辺を整理すれば、解決の糸口が見えてくるかもしれません。

私の経験や他の人の経験より、復職が怖い理由を以下のようにまとめてみました。

うつ病で復職が怖い理由①職場に戻って、好奇の目にさらされるtと思うから

私が復職を控えた時、このことがかなり不安でした。私はうつ病になる前には、職場ではどちらかと言えば明るいキャラでした。

そして、私自身恥ずかしながらメンタルヘルスの疾患にかかる人に対して、偏見を持っていました。つまり「うつ病になる人は心が弱い人だ」と思っていました。

そんな私がうつ病になってしまって、職場を休職してしまったのだから、元に戻るときにどんな面を下げて戻ればいいのか正直不安でした。

うつ病になる前に、まさか自分もなってしまう可能性があるだなんて、本気で思っている人は案外少ないものです。

多くの場合、「自分は絶対にうつ病にはならない」という根拠のない自信を人が持っていると思います。

だからうつ病になってしまったことに対する羞恥心は、職場復帰に対して恐怖を抱く大きな要因になりえます。

うつ病で復職が怖い理由②うつ状態で、しっかり働けず周りの人間に迷惑をかけないか不安

そして職場に復帰するのであるならば、「しっかりと職場の戦力として働かなければ」と考えてしまいます。

どれだけ周りの人が「無理しないでね」「適当でいいよ」「ゆっくり元に戻ればいいからね」と言ってくれたところで、しっかり働かなければ罪悪感が襲ってきます。またそのような同僚の優しい言葉も、実は傷ついたりします。

うつ病休職明けは、仕事をこなすことに対する不安はとても大きいです。

実際に以前より仕事がこなせないものです。

私自身、仕事の会議中にほとんど頭が回らず、クライアントと接している時も全く話が出来ませんでした。頭がしっかり働いておらず、まだうつ状態なので雑談力は極めて低下しております。

そのことでクライアントからクレームが来たりしたこともありました。

仕事中に他のスタッフから「元気がないね」と言われ、ひどく惨めな思いもしました。

相手は悪気など全くなく、ただ気遣って言ってくれているにもかかわらず、うつ状態で仕事復帰した時は、そのような言葉も本当に嫌でした。

だからどうしろというわけではありませんが、このことを理解するだけでも意味のあることだと思います。

うつ病で復職が怖い理由③体力がもつか不安

3ヶ月休職したら、さすがに体力が落ちます。休職中は朝起きても、布団から出ないで横になっていたり、昼前に起きてきてもソファーで横になりながらテレビを見たりネットサーフィンしたりする毎日です。

仕事復帰の前に、体を奮い立たせて図書館や、スーパー銭湯などに行きましたが、帰ってきたらもうクタクタです。

そんな状態で、「体力が戻った」というはっきりと自信が無いまま復帰したので、9時から6時近くまで動き続ける事は、なかなかの重労働です。

職場で階段を上り下りするのも、本当にひと苦労でした。仕事復帰の前に、散歩したりして動く機会を作っておくのは大事だと感じております。

うつ病で復職が怖い理由④再発して再休職にならないか不安やはり1番怖いのは再発ですね。

うつ病発症前と同じ環境に戻るのだから、同じストレスに襲われて、うつ病スイッチが入ることだってあります。

私自身職場復帰して6ヶ月目くらいにかなり酷いうつ状態に襲われました。実際これは再発だったのでしょう。

でも再度休職するほどまでには至らず、なんとか乗り越えることができました。心療内科で、漢方や睡眠薬をもらっていたので、取り返しがつかない状態まで疲れをためる事はなかったです。

でも「もし再発になったら、今度こそ戻る場所がなくなる。生活の基盤がなくなる」と考えると、再発だけは絶対にできないと強く考えてしまいます。それがまた、かなりのプレッシャーですね。いろいろ考えすぎてしまうから、復職が余計恐怖に感じてしまいます。

うつ病で復職の怖さを半減させる3つ心構え

①仕事中、上手にサボる手段を身に付けておく

復職直後は、仕事が辛くて耐えられなくなる瞬間があります。

私の場合、動悸がしたり、呼吸が浅くなったりすることがありました。心療内科の先生に相談しても、「パニック障害」だと病名が増えるだけなので、特に先生に何も相談する事はありませんでした。

どうせ薬を増やされるだけなら、何も言わないほうがいいと言うスタンスでした。話がズレましたが、仕事中に上手に人の目を盗んで、サボる手段を身に付けておく事はとても大切です。

私の場合空いた時間に、ロッカーに閉じこもったり、鍵のかかるトイレに閉じこもって深呼吸を何度か繰り返したりして、なんとか辛さをしのぎました。

トイレの便座に座って、ぼーっとしたり、スマホいじりをしたりして、現実逃避にふけった時もありました。

サボっている間も給料は発生しているわけですが、私にとって再び休職に追い込まれないようにするために、最善の手段だったと今でも思っております。

何もずっとこの先毎日、サボりながら仕事することが続くわけではありません。辛い瞬間が多い時だけ、意識的にサボることを身に付けることが大事と言うことです。

人間は仕事のことを忘れて、小休止を適度に取るだけで、かなり脳はリセットされます。(スマホいじりはあまりオススメできませんが)サボることを知れば復職は怖くなくなります。

仕事中に、トイレにこもって3分間だけ呼吸法をしたりするだけでも、かなり体力は戻ってきますし、脳の疲労は回復します。ドラゴンクエストのホイミという魔法のようなものです。

「サボり」と聞くと聞こえは悪いですが、さぼりながら仕事をすることによって、作業効率を上がることにつながるのです。

②毎日出勤できた自分に、ご褒美を与える

職場復帰した直後は、本当に1日1日が地獄のようでした。毎日9時から5時まで出勤するだけでヘトヘトです。身も心もヘトヘトなので、仕事が終わったら取りあえずホッとします。

私自身、そんな自分に、毎日出勤できたことに対するご褒美を与えることにしていました。ご褒美の内容は、コンビニの饅頭だったり、クッキーだったり、体に悪いと分かっているのですが甘い缶コーヒーだったり、とにかく今日1日出勤することで終わった後に何かが待っているという状態を作るのです。

さすがに毎日毎日長い期間体に悪いものを取り続けるのは、うつ病にとってお勧めできませんが、一定期間そのようなご褒美を作ってモチベーションを高める事は必要悪だと感じております。

私にとっては主にスイーツがご褒美でしたが、例えば出勤できたら好きな映画のDVDを1つ見るとか、大好きな趣味の小物を1つ買うとか、気の向くもの、考えるだけでワクワクするものを1つ自分にご褒美するのです。ご褒美を与えれば自信がついて、復職が怖くなくなります。

このご褒美の習慣は、今現在の私にも続いており、さすがに毎日ご褒美は与えていないのですが、金曜日の夜、その週一週間働けた自分に対して、牛肉のステーキをプレゼントすることにしています。

安物ですけど、高めのスパイスをつけて焼けばかなり本格的な味になります。普段晩御飯を食べない自分にとっては、格別なご褒美です。

③「とりあえず3か月、、」のつもりで復職してみる

復職したら、「この先もずっとこの職場で働くのか…」という少しネガティブな気持ちに襲われます。

まだうつ病が治りかけの状態にとって、元の職場に戻ったり、転職して別の会社のサラリーマンになった時に、その職場で定年まで働くだなんてことを考えると、気が遠くなって当然です。

復職するときに、その職場で最後まで頑張るだなんて事は考えないことです。最後まで頑張るかどうかは、復職してしばらく働いてから決めればいいことです。

頑張りぬく決断をやめれば復職は怖くなくなります。だから「とりあえず3ヶ月頑張ってみる」くらいの気持ちで働けばいいと思います。復職したての人にとって「1年がんばってみる」は少し長く感じるものです。

だからといって「とりあえず1週間がんばってみる」は逆に短すぎます。簡単に達成してしまいますね。オススメなのが1つの季節の区切りとなる3ヶ月をスパンに考えることです。

3ヶ月頑張れば、ある程度のことが見えてきます。3ヶ月耐えたことに対しての自己肯定感も生まれることもありますし、逆に気持ちよく諦めることだってできます。

そしてもっと大切なのが、お金を稼ぐ手段、もしくは自分の承認欲を満たす手段が、今のその会社でしか達成できないだなんてことは思わないことです。それ自体、非現実的な思い込みです。またサラリーマンだけが、お金を稼いだり承認欲を満たす手段では無いのです。

「ストレスに弱い人」「うつ病になりやすい人」と一般的に言われている人は、逆に言えば「感受性が高い人」「完璧に物事をこなせる人」という言い方もできます。

そのような人に向いている職業と言えば、芸術家や作家、個人事業主などいわゆるサラリーマン以外の職業です。

(→繊細な人こそ、いざという時強い!~”繊細な心”はあなたの武器だった~ )これは一般的に言われていることであり、すべてがそうであるとは限りませんが、、。

感受性が高かったり、芸術的センスがある人は、組織の一員であることがそもそも苦痛なのかもしれません。まぁとにかく、「とりあえず3ヶ月だけやってみよう」という軽めな気持ちで復帰することをお勧めします。

おわりに ~うつ病からの復職の怖さに多くの”仲間”が苦しんでいる!~

うつ病で復職の怖さに苦しんでいる仲間はたくさんいる!もちろん私もその一人。

今回の記事は書いている途中で、「この記事は本当に、いろんな人に役に立つのか?」と自分で疑いをかけてしまいました。

全てが私の経験に基づいているので、アドバイス内容がかなり私の独断と偏見だからです。しかし、「少しでも思いが伝わればいいのかな」と思って最後まで書きました。

復職が怖い人、復職しようか迷っている人、本当に辛いですよね、不安ですよね、私も本当に辛くて不安でした。

どうか無理はしないでください。

そして「世の中には同じような悩みを持っている人がたくさんいる」ということを知ってください。

手を開いて前に差し出して、、同じような悩みを持っている仲間、同志の存在を感じてください。心が少しだけ楽になります。

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