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話すのが苦手な人のための会話術
このブログを読んでいる皆さんは、コミニケーション、話し方で悩んだことがある人が多いと思います。
初対面で何を話したらいいかわからない。
すぐに話が途切れて会話が気まずくなる
伝えたいことがあるのに、相手にどのように伝えたらいいのかわからない。
うまく話せず失敗した経験がある。
なぜだかわからないけど相手を怒らせてしまった
何を話せば話が盛り上がるのかわからない
思っていることを正直に言えない、
沈黙の時間が怖い
こんな悩みを抱えている人は少なくありません
そんな人たちのためにこの記事では、様々な本から誰でも簡単に話上手になり、
人に好かれて人生を変えていくスキルをお教えします。
もっと話し方が得意になれば人生うまくいくのにそう思った事はありませんか?
実は多くの人が話し方にコンプレックスを抱えているんです。
悩んでいるのはあなた1人ではありません。
まず最初に、簡単な結論を伝えておきます。
それは、苦手な人との会話を避け、大好きな人と話す時間を増やす。
たったこれだけを心がけることで、あなたの会話に対する苦手意識はほとんど解決します。
そして会話上手になあなたは、人から好かれるようになります。
そして人に好かれて人が集まってくると、当然ですがお金も集まります。
お金が集まればあなたの人生は豊かになります。
逆に言えば、少しの話し方の違いで人間関係が悪くなり、お金も手元から離れて経済的にも悪くなって行きます。
ささいな一言や、些細な仕草で周りを怒らせたり、身近な人を敵に回している人はいませんか?
一言足りないことで、相手に嫌な思いをさせていませんか?
あなた自身は損していませんか?
会話で損する人、会話で得する人、その分岐点は日常のささいなことなのです。
その些細な事を改善するには、日常の根本的なものを変えていく必要があります。
その根本的なものと言われると難しいと感じる方がいるかもしれませんが、実はものすごく単純なこことなのです。
最近では「話し方」を学ぶセミナーや書籍がたくさん売れていますが、
言葉のテクニックを磨いてもそれらの問題はほとんど解決しません。
実は多くの人はあなたの言葉の内容より、
あなたの雰囲気や仕草、言葉以外の態度など総合的なもので人を判断しているからです。
だからこそコミュニケーションについては、それら根幹から変えていく必要があるのです。
【この記事の参考書籍】
会話を学ぶ上で2つの大切なこと
一つは否定のない空間を作り否定しない空間に身を置くこと、
そして予習をして会話に臨むこと。
大切なこと① 否定のない空間
まず1つ目の否定のない空間とはどういうことでしょうか?
幼少期から、大学生にかけてはたくさん人と話すことが好きだったのに、大人になるにつれて会話が苦手と思う人は多いのではないでしょうか?
なぜ大人になるにつれて、会話が苦手なもの、怖いものと感じてしまうのでしょうか?
それは、よくも悪くも人生経験です。
人前で話したときに、緊張して言葉が浮かばなくなってしまった。
普通に話したつもりなのに「あなた何言ってるのかわからない」と一蹴されてしまった。
「聞こえないよ」と言われてどうしていいかわからず萎縮してしまった。
このような自信をなくす辛い経験が元になって「自分は話すことが苦手」と思うようになってしまいます。
これはコミュニケーションにおける自己肯定感が低下してしまった状態といえます。
自己肯定感と言う言葉は、最近テレビや雑誌でよく取り上げられている言葉ですが、
あまりご存じない人のために説明します。
自己肯定感とは、ざっくりと言ってしまえば、
「他の人がなんと言おうと自分は価値のある人間だ」
と思える感覚です。
「自分に自信がない」「自分は能力が低いから価値のない人間だ」と感じている人は自己肯定感が低いといえます。
では日本人は自己肯定感が諸外国と比べて高いのでしょうか?それとも低いのでしょうか?
実は先進7カ国を対象にした高校生の自己肯定感の研究によると、日本人の自己肯定感はその7カ国でも最下位でした。
これは、
日本全体が自己肯定感が低い人たちの集まりとも言えるでしょう。
その背景には、今の日本は昔の高度経済成長期とは違い、頑張れば頑張った分、社会が豊かになり収入が増えるという時代ではなくなっています。
しかし現在では、どれだけ高学歴でも、どれだけ会社に就くしても必ずしも報われるとは限りません。
努力に努力を重ねて超エリート街道をひた走っていた人が、会社が倒産して急に食べれなくなると言う話も珍しくありません。
そんな世の中で生きていると、世のため人のためという心を持つことができなくなり、自分のことで精一杯になります。
人は他人のために尽くすことができないと、自分の存在価値を感じられなくなり自己肯定感が下がっていきます。
自己肯定感が低い状態で、人と会話をしてもうまくいかないのは明らかです。
コミュニケーション上手になるための根本的な問題として、自己肯定感を高めることが大切なのです。
自己肯定感が高い状態であれば、堂々と話せるし、言葉数も増えていきます。
そしてさらに自己肯定感が高まっていきます。
本来は、少しの失敗で会話に対する苦手意識など持つ必要はありません。
でも今の人は心ない誰かの指摘によって、会話に自信を失い苦手意識を植え付けているのです。
会話によって失った自己肯定感は、会話によって取り戻すことが最適です。
ここでキーワードになってくるのが全肯定です。
つまり、指定のない空間を作ることです。
そのために何をすれば良いのでしょうか?
相手が自分を否定しなくなると言うことが、こちらがコントロール不可能なものと思われがちです。
しかしそれは、大きな誤解です。
相手が自分を否定しなくなるテクニックがあるのです。
それは、
まずあなた自身が相手の話を絶対に否定しないということ。
ここから始めれば、自然と相手もあなたのことを否定しなくなります。
人は自分を肯定してくれる人を、肯定するようにできています。
その経験を繰り返すことで、これまでに下がった自己肯定感の低さが回復していき、徐々に自己肯定感が高まっていきます。
もともとあなた自身が会話に苦手意識があり、かつ自己肯定感が低かった原因は、
会話することで自分自身が「あー、うまく話せなかった」と苦手意識を持つことと、
自分以外の誰か他人に
「あなたの言ってる事は間違っている」
などと言葉の内容や、考え方、ひどい場合だと人格に関することを否定されたことに起因します。
だからこそ会話が苦手な人は、自分自身が否定のない空間に身をおくことが大切です。
またあなた自身が、否定のない空間を積極的に作る努力をすれば、人間関係も楽しく良好なものになっていき、人生は充実し始めます。
話し方をうまくするコツとして、まず第一に会話のテクニックを学ぶのではなく、会話できるようなメンタルの状態にもっていくことが大切です。
そのために、相手を否定しないという方法で自己肯定感を高めていくことが大切です。
しかし、あなた自身がどれだけ努力して否定のない空間を作ろうとしても、
周りの人が否定的な言葉を使う人が多かったら、なかなか否定のない空間を作れません。
否定のない空間の作り方3つのポイント
では否定のない空間を作るには、どうしたら良いのでしょうか?
そのためには、
①否定しない
②うなずく
③ プラストーク
①否定しない
私たちは昔から学校教育で、すべての物事に正解と不正解があると教えられてきました。
それが大人になっても影響していて、他人の考えにも正しい事と間違えていることがあると判断しがちです。
世の中では、学校で教わった価値観が通用しないこともたくさんあります。
それに社会は学校で行われているような○×テストの場ではありません。
例えば会議の場で「それは違うでしょ」「総和いっても…」と言うような空気が流れると、
会議の参加者のパフォーマンスが下がっていきます。
会議の場は正しいこと、決まりきったことを言う話ではありません。それぞれの意見、価値観を知るためにたくさん発言することが大切です。
正しいことを確認しあうだけであれば、長い会議等必要ありません。
また否定ばかりする人の前で、自分の意見を言う人はいないものです。
家族の会話でも似たようなことが起きます。
親に否定されるとわかっていて、わざわざ自分の意見を言いたがる子供はいないですよね。
子供の意見を否定するような親からは、自己肯定感が高い人間は育ちません。
相手の意見には、相手なりの価値観、考え方があります。
相手の意見を絶対に否定してはいけません。
②うなずく
うなずくという事は、首を縦に振るだけなのですが、このうなずく習慣が相手の心を開かせ、相手に安心感を与えます。
安心感に満たされた人は、自然と相手に心を開きたくさん話してくれます。
人前で話す事は、非常に緊張することです。
しかしその中に何を言ってもうなずいてくれる人がいたら、緊張が解けて自然と言葉が出るようになります。
そしてうなずくことにより得られた安心感は、話す力を更に増大させていきます。
自分の言葉を何でもうなずいてくれる人がいたら、気分が乗って来ますよね。
会話のパフォーマンスは、力んでいる時よりもリラックスしているときの方が圧倒的に高まっていきます。
また相手に頷かれると、話している方は自己肯定感が高まっていきます。
相手が話しているときは、できれば笑顔も添えてうなずくこと。うなずく回数を増やすことを意識してみてください。
そうすれば会話が盛り上がり、否定のない空間が自然と出来上がっていきます。
③プラストーク
前向きな話は人を元気にし、勇気づけます。
逆にマイナストーク、つまりネガティブな話は人からエネルギーを奪い、生きる気力を低下させます。
だから人を褒めること、
感動した話をすること、
人生を良くしようとすること、
最近あった良いことを話すこと、
これらは全てプラストークです。
明るい言葉は、明るい雰囲気を作っていきます。
しかし、私たちの周りにはネガティブな言葉が溢れています。
上司の愚痴、友達の愚痴を言いやっている場所、
また「めんどくさい」「疲れた、やる気が出ない」とぼやいているような人たちを変える事は難しいです。
まずはそのような環境に近づかないこと、そのような場所になってしまったらその場から離れることが大切です。
マイナスな言葉が出てきたら、その場からいなくなってもいいんです。
そのことを頭に置いておくことが重要です。
大切なこと② 予習して会話に臨む
①話を盛り上げるキーワードをストックしておく
人間の心理の3大原則として、
①人は誰もが自分のことが1番大切である
②本来誰もが自分のことを認めてほしいし、わかってほしいと願っている。
③人は自分のことをわかってくれる人のことを好きになる
会話がうまく人間関係が良好な人はこの3つをしっかりと理解しています。
しかし、この3つは読書の習慣がある人であれば、案外知っている人も多いかもしれません。
しかしそれを実践できている人は、ほんの一握りです。
いざ会話の場になってしまうと、
「どうやって会話を盛り上げよう」
「この人を満足させるにはどうすれば良いの?」と考えてしまい、
ついつい自分の意見や自分に関する話をたくさんしてしまいます。
だからこそ、会話するために予習することが大切なんです。
こんなときにはどうすれば良いのか?
どのような言葉を発したら、相手は喜ぶのか?
これを会話の時ではなく、会話する前からしっかりとストックしておくことが大切です。
これをすることにより、会話中に相手の話を聞くことに集中ができ、
かつ、結果的に相手を喜ばせることができます。
つまり、相手を喜ばせるキーワード、リアクション、また話を広げていくキーワードをリスト化してに使い分けることが大切です。
↓予習すべき相手を喜ばせるキーワード↓
そのキーワードの一例です、
そうだよね、わかるよ
大変だったね、
そうなんだ、よくがんばったね
へー、それはすごい!
やっぱり、
さすがだね、
うんなるほどなるほど、
へー、それでどうなったの?
大丈夫、絶対うまくいくよ
私はあなたの味方だからね
一緒に考えよう、
あなたのおかげです
助かったよ
これからもよろしくね
これらをしっかり頭に入れておき、場面ごとに使い分けることで自然と相手の話を聞くことに集中ができ、相手の心を満たすことができます。
またあなたの人間関係も良好になっていきます。
ただこれらは、覚えるのが大変です。
そのためには、これらの言葉を紙に書いて部屋の壁に貼ったり、トイレやお風呂に入って、常にその上を見る環境に身をおくことも大切な工夫です。
そうすることで、無意識に口をついて出るような状態にまで持っていけます。
特に「ありがとう」などの感謝の言葉は、無意識に口をついて出るようなレベルにしておくと、運が良くなっていくと言われています。
②相手に9割しゃべらせる「拡張和法」
話の上手い人が、自然に使えているテクニックがあります。
それは「拡張話法」です。
何度も言いますが、人間が持っている心理として、
①人は誰もが自分のことが1番大切であること。
②本来誰もが自分のことを認めてほしいし、自分のことをわかってほしいと願っている
③人は自分のことをわかってくれる人を好きになる
話が上手い人は、これらをしっかり心得ており、相手に9割喋らせて、人とコミュニケーションをとっていきます。
相手に9割喋らせて結果的に、「またこの人と会いたい」と交換を持たせる方法が「拡張話法」です。
相手に喋ってもらうことって、実は意外と難しいことです。それは相手が心を開いていないと、相手はあなたに話をしてくれません。
話すどころか、沈黙さえ生まれます。
しかし、拡張話法を使えば、あなたが頭で考えて話を作り出さなくても、相手が勝手にしゃべってくれます。
拡張魔法は、
感嘆、反復、共感、賞賛、質問、の5つで構成されています。
拡張話法① 感嘆
感嘆とは相手の話を聞いたときに出る、驚きのリアクション。
「ほー!」「えー!」「そうなんですか!」
このように、会話の上手い人は感嘆詞を相手の話に合わせてうまく使い分けています。
ポイントは普段の10倍くらい感情を込めるとうまくいきます。
もう一つのポイントは「ー」をつけること。
「そうなんですか」より「そうなんですかー」と伸ばす方が、そこに感情が乗って行きます。
拡張話法② 反復
次に反復、
相手の言葉を繰り返すことです。
例えば、
相手が「最近マラソンを始めたんだよね」と言った時に、「そうなんですね」と返してしまうと、そこで会話が途切れます。
でも「マラソンですか」と返すと、
相手は「そうなんだよちょっと体力つけたくてね」
と次の言葉に持っていきやすくなります。
相手は、もっとその話を掘り下げて欲しいのです。
そして次の話につなげて、喋らせてほしいという強い欲求があります。
拡張話法③ 共感
そして次に共感です。
共感とは、相手の話に同意するだけではなく、相手の立場になって、相手の話に感情を込めて理解の言葉を向けることです。
「わかるよ」
「それは大変でしたね」
「それはよかったですね」
「辛かったね」
「ほんとによくがんばったよね」
相手の感情に寄り添う表現を心を込めて行うことです。
また相手と同じ気持ちになったつもりで、相手と同じ表情をしながら時に強く、時に弱く声をかけていくことです。
拡張話法④ 賞賛
そして次に賞賛です。
「すごい!」
「素敵!」
「さすがだね!」
と言うように、これまでより10倍感情の乗せた状態で相手に伝えると良いです。
拡張話法⑤ 質問
そして「質問」です。
質問をするという事は、相手の話に興味を示しているアピールにもなり、相手の話を中心に会話を展開させていくためにも重要なテクニックです。
「えー、その後どうなったの?」
「そこをもう少し詳しく聞かせて」
「今はもう大丈夫?辛くない?」
などなど、良いタイミングで質問が入ると、相手の話にどんどん勢いが増していき、相手は話すことがどんどん楽しくなります。
そして無理なく自然に話を展開することができるのです。
以上の5つが「拡張話法」のテクニックです。
これを使うことで相手の話がどんどん広がっていき、相手は自然と喋りやすくなっていきます。
またこれを使うことで、相手がたくさん喋っているようで実は話の主導権は、「拡張話法」使っている側が握っていることになります。
こちらが主導権を握りながら相手は、
「気分良くたくさん話せたなぁ」
と感じるようになり、気分良くたくさん話させてくれたあなたに対して
「また会いたいな」
と思うようになります。
最後に、、リアクションのキーワードをたくさんストックすべし!
感嘆や共感、賞賛などのリアクションのキーワードはたくさんあればあるほど良いです。
「マジっすか」
など毎回同じようなリアクションをしていれば、相手はわざとらしさを感じてしまい、「この人私の話ちゃんと聞いてる?」となってしまいます。
様々なリアクションをストックしておくことで、相手の自己肯定感を高め、「また会いたい人」にあなたがなっていきます。
そうすると、あなたの自己肯定感も高まり、さらに楽しくなっていきます。
ぜひお試しください。