ハーブティーは自律神経を良くする!
女子のお守りにもハーブティーがおすすめ!!
ハーブティーは飲みますか?
私は療法士として医療の現場で働く中で、統合医療について深く勉強した時期がありました。
そのことで担当している患者さんが、これまでと違った対策を行うことで元気になったことを経験しています(もちろん専門的見地から医学的根拠に基づいたものしか取り入れていません)。
気分が優れない患者さんにハーブティーの良さを伝えることで、とても喜ばれた記憶があります。
私自身も精神のバランスを崩してから、ハーブティーを飲む習慣をみにつけてました。
今でもよく飲むのですが、ハーブティーを飲むとリラックスできたり、また頭が冴えて集中力を高まるのを実感しています。
目次
はじめに
私の経験からも、ハーブティーが自律神経を整える役割を担っている事は明らかです。
しかしハーブティーといっても、種類によって香りが違ったり味が違ったり、
また期待できる効能がそれぞれ異なります。
何となくリラックスしたいからとりあえずハーブティーというのも結構ですが、
せっかくなら症状に合ったハーブを選びたいものですよね。
例えば、リラックスしたいのに頭が冴えるハーブティーをわざわざ選ぶ必要はありません。
この記事では、自律神経を整えたり、女性の悩みに役立つハーブを中心に、実践的なハーブティーの選び方ついて述べていきます。
自律神経を整えたい人、健康なメンタルを維持したい人、うつなどの気分の落ち込みを克服したい人も必見です。
自律神経のバランスってそんなに大事?!
自律神経を整えるとはよく言いますが、そもそも自律神経整えるメリットって何なのでしょう?
自律神経には交感神経と副交感神経があります。
交感神経は例えるなら自動車のアクセルのようなもの。
そして副交感神経はブレーキのようなものです。
このバランスが整って、初めて心と体の健康が得られます。
例えばこの忙しい社会において、生真面目な人や、ノーと言えない性格の人は自律神経を乱しやすくなります。
また何か物事に取り掛かると、徹底的にやらないと気が済まないような、完璧主義の人も要注意です。
忙しかったり、物事に集中したりすると、交感神経が働きます。
交感神経が働くのは良いのですが、夜更かしなど不規則な生活で休むべき時に交感神経がしっかり休まらないと、体は疲れやすくなります。
パニック障害や、不安障害、不眠、イライラ、すぐに怒ってしまうなどの症状は交感神経が過剰に働きすぎている状態といえます。
諸説ありますが交感神経がはたらきすぎると、免疫力の低下につながります。
アクセル(興奮)ばかりで、ブレーキ(リラックス)を踏まずに暴走して病的な状態に突っ込んでしまう。
これがいわゆる自律神経失調症ですね。
では交感神経は悪者なのか?
とんでもありません!
人類は交感神経がないと、ここまで生き延びることができませんでした。
たしかに交感神経が働きすぎると、様々な症状が出ます。
だからといって副交感神経が正義でもないし、健康の代名詞と言うわけではありません。
例えば原始時代に、凶暴なライオンがあなたに襲いかかってきたらどうしますか?
リラックスしたままその場に寝転んで、食べられてしまいますか?
違いますね、ふつうは武器で戦うか逃げるかしますよね。
危険が迫った時に、恐怖心を覚えたり、戦ったり逃げたりするために体を興奮さへて手足の筋肉を使う。これは交感神経の重要な役割です。
でないと、そもそも人類は生き延びることができません。
大切な事は、交感神経と副交感神経をバランスよく働かせることです。
つまり日が昇ったら交感神経を働かせて、日が落ちて暗くなってきたら副交感神経を働かせること。
このアクセルとブレーキの正しい使い分けが、生きていく上でとても大切なことになります。
ハーブティーはこのようにして人を元気にする!
ハーブティーは、そのハーブの種類の違いによって、様々な芳醇な香りを私たちの脳や体に届けてくれます。
ハーブティーの匂いをかぐことによって、エンドルフィン、セロトニン、アドレナリンなどの脳内ホルモンの分泌が高まると言われます。
この香りは脳内の大脳辺縁系という脳の原始的に近い部位を刺激して気分障害や、睡眠障害の改善、また自律神経系や内分泌系の働きをコントロールする作用があります。
また体に対する働きとして、免疫系を強化してウィルスや細菌と戦う力を高める作用があり、
血液の流れやリンパの流れを促すことによって、腎臓や肝臓、胃腸などの各臓器を刺激して解毒、消化吸収、排泄を助ける効果があります。
また筋肉の緊張を和らげる作用があるので、痛み刺激を軽減するという効果も期待できます。
そして実は、
ハーブ自体にも興奮(アクセル)させるはたらきと、リラックス(ブレーキ)させる働きとがあり、これらを柔軟に使い分けていく必要があります。
女子の悩みにおすすめハーブティーはこれだ!
【女子の悩み①】冷え、便秘、アレルギーにおすすめハーブ
①ルイボス
南アフリカ特産のハーブとして有名。
特に現地では不老長寿のお茶として日常的に飲まれています。
女子のお守り効果としては、活性酸素を取り除くことからアンチエイジング作用、
冷え性や便秘、アレルギーの諸症状にもオススメです。
②ローズヒップ
ビタミンCが豊富に含まれており、ほど良い酸味とほんのりとした甘みが特徴のハーブ。
肌を酸化から守り、メラニン色素を抑えシミを防いでくれる女子に嬉しい効果が期待できます。
③レモングラス
タイ料理などに使われることで有名です。
干し草とレモンの香りが、女子の心を落ち着かせる効果があります。
また胃腸の調子を整えて、ガスや便秘を調整する作用もあります。
何より女子にとっては腸内環境を整える事は、肌の調子を整えたり、メンタルを癒すことにもつながります。
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【女子の悩み②】イライラ、うつ、頭痛におすすめハーブ
①ペパーミント
シソ科の植物で、日本ではコショウハッカなどの別名もあります。
効能としては、
女性ホルモンに作用して心、身体、精神に活力を与えます。そして滋養強壮や頭をクリアにするなどの作用があります。
また体に対しては消化器系の臓器の活性化につながります。
特に朝は脳の活性化に加えてお通じを高める必要があるので、胃腸の働きを良くすることが必須です。
②カモミール
カモミールはキク科の一年草で、日本名はカミツレと呼ばれるリラックス系のハーブです。
作用としては、中枢神経を鎮静する働きが強く、外からの悪い刺激を受ける感覚をシャットアウト、つまり麻痺させるような効果があります(イメージです)。
女子特有の気持ちの落ち込みや突然のショックや悲しみ、ダメージが大きい時には特にオススメです。
牛乳と一緒に煎じることによって、リラックス効果が高まるとのことで実践していました(専門店の人に勧められました)。
③バタフライピー
バタフライピーは、ハーブ界の新星です。
抗酸化物質アントシアニンが豊富に含まれており、目の疲れに効果が期待できます。
目は「露出した脳」といわれており、目が疲れること、すなわちそれは脳を疲れさせることになります。
逆に言えば、目の疲れを癒すことにより脳を元気にすることにつながります。
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【女子の悩み③】おりもの、むくみ、肌荒れにおすすめハーブ
①ザクロ
世界各地で、子孫繁栄の果実、女性のための果実として食されているザクロは、まさに「スーパーフード」といわれています。
女性ホルモン作用があるとされる研究結果もあるようですが、それ以上に抗酸化作用の恩恵が大きいです。
具体的には、ザクロに含まれるビタミンB 2や、ビタミンC、ナイアシンは悪玉コレステロールを減少させる作用があり、高血圧や動脈硬化を予防します。
またアントシアニンなどのポリフェノールが豊富に含まれており、
その抗酸化作用から肌荒れ予防、記憶力の向上の効果が期待できると言われています。
②ジンジャー
ジンジャー、つまり生姜は日本でも風邪のひきはじめに飲まれています。
だから体を温める効果を期待できることから、冷え性や、血行不全にも重宝されています。
むくみや、肌荒れなど肌の新陳代謝の不調は、血の滞りが関与していることから、ジンジャーで血行を良くして体を温める事が大切です。
また乗り物酔いや、化学療法による吐き気を抑える働きもあります。
③ハイビスカス
東京オリンピックのメダリストも愛用していたことから、一躍有名になりました。
力の元となったのは豊富に含まれるクエン酸。
新陳代謝を高める作用があるので、スポーツによる肉体疲労を回復させることが期待できます。
また、利尿作用が高いことでも知られているので、むくみが気になる人もおすすめです。
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おわりに
ハーブティーで自律神経が整うこと女性の悩みを助けてくれることが、おわかりいただけましたか?
今現在、体の調子が悪い人、心の調子が悪い人、その正体はおおよそ自律神経が乱れていることが原因です。
自律神経を正しく理解することは、病気を理解すること。また自分を理解することにもつながります。
私も数年もの間、強迫性障害や、うつに苦しめられました。
でも人間の心と体に対する正しい知識があれば、いわれのない恐怖心に襲われる事はほとんどありません。
哲学者のラルフ・エマーソンは次のように言っています。
「恐怖はいつも無知から生じる」
まさに私とって耳が痛くなる言葉でしたが、同時に救われる言葉でもありました。
正しい知識で心と体を理解すれば、病は自然と良い方向に進みますし、必ずしも怖いものではなくなります。
自律神経を正しく理解して、自律神経にとって良いことをたくさんしましょう。
良質なハーブティーは、きっとあなたの自律神経を整えてくれます。
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