満たされた生き方をするために、坂本龍馬に学ぶべき7つのこと

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坂本龍馬の生き方!

もっともっと、人生を充実させたい時、

またまた、

うつな気分になって、

自分を変えたい時、

誰かの生き方をモデルにして、

自分を変えていくという方法はオススメです。

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目次

はじめに

私も、落ち込みやすい自分、

すぐにイライラしてしまう自分、

人の悪口を言ってしまう自分、

何をするにもビクビクしてなかなか行動できない自分、

そんな自分を変えたい時にたくさんの本や映画、ドラマなどをみました。

中でも、NHKの大河ドラマ「龍馬伝」はおすすめです。

坂本龍馬は、土佐の下士(土佐における階級の低い武士)の家に生まれ、

外国から日本を守るため思想(攘夷)のもと、

故郷を脱藩し仲間とともに、大政奉還(戦をせずに幕府に政権を放棄させること)を果たします。

つまり、とっても身分の低い武士が江戸幕府を倒してしまったのです。

そして日本に革命を起こした張本人です。

もともと坂本龍馬が能力に優れていたわけではありません。

どちらかと言うと坂本龍馬は気が弱くて、いじめられっ子だったと言われています。

小さな頃のあだ名は「ハナタレ龍馬」だそうです。

そんな気が小さくて繊細な龍馬が、日本のシステムを根幹から覆す偉業を成し遂げました。

しかしながら、

龍馬は、私たちと同じように迷い悩み葛藤しやすい性格でした。

土佐に居場所がないから脱藩し、そして師匠を見つけるために江戸に向かい、

その師匠とも考えが違ったり、時の流れの影響下で師匠の力がなくなってしまったり、

龍馬も生きる希望を何度も、見失うことがありました。

そんな人生のどん底を何度も味わいながらも、最後には幕府に勝ったのです。

非常識な人生は、人の心に響きます!

坂本龍馬から学びましょう。

坂本龍馬を生き方モデルに!これが7つの学び!

本当は強いのに、その強さを見せない

坂本龍馬の剣術は、土佐の中でトップクラス。

同郷の岡田以蔵や、武市半平太、平井収二郎よりも強く、誰も龍馬にかないません。

しかし龍馬は他の人たちと違って、その強さをひけらしかたりはしません。

本当に強いから、強さを見せる事は必要ないし、

強さを自慢することは、人として超格好悪いことだ

ということをよく知っていたのでしょう。

強いからって、強さをみせびらかす事は、

人間としての価値を落とすこと。

弱くて、魅力的じゃない人間のすること。

本当の強さは、いざと言う時に発揮すればいいのです。

もし強さを身につけても、

決して人を傷つけてやろうだなんて思わないことです。

人を傷つけずに強さを保てば、きっと幸せになれます。

龍馬の教え①

強さを見せたがるのは、弱さのあらわれぜよ!

どれだけひどい目にあっても、人を恨まない

坂本龍馬は、土佐の中で階級の低い武士の家に生まれました。

いわゆる下士と言う身分です。

土佐の中で下士は、階級の高いである上士から言わせると、

犬猫同然の存在だそうです。

龍馬は幼少期に、この上士に対して粗相をして殺されかけました。

その時に病弱な母親が殿様の前で土下座をして、なんとか龍馬の命だけは許してもらいました。

その心労からか、龍馬の母親は直後に亡くなってしまいました。

いわば上士に殺されたようなものです。

しかし龍馬は、上士に対して一切恨み言いません。

大人になって幼なじみの節から

「おまんの母親は上士に殺されたようなもんだがぜよ」

と言われたときに、

「母上は病気で死んだがじゃ」

と言いました。

龍馬は、上士にどんなひどい扱いを受けても、そのことを恨んだり、

その強い剣術を持って切りに行こうとはしません。

当然何とも思ってなかったと言うわけではありません。

そのフツフツと湧き上がる悔しさを、

「この国をなんとかしよう」

というエネルギーに変えていたのでしょう。

龍馬の教え②

恨まれても、恨んじゃいかんぜよ!

他人を傷つけることはしない

坂本龍馬は、決して人を傷つけることをしません。

どれだけ悪口を言われても、攻撃を受けても、やり返すという発想はないです。

土佐勤王党(武市半平太が作った下士の集団で尊王攘夷を目的としている)においても、

誰かがミスをしたりして仲間割れしかけた時、当事者を絶対に責めるような事はしません。

周りに流されて人の悪口を言う事は一切ありません。

相手にも事情がある。

ということをよくわかっています。

それは海軍操練所で、同じ土佐出身である望月亀弥太が脱走して、

仲間たちを裏切った時にも、その人間力を発揮しました。

みんなが亀弥太のことを、

「あんなやつ放っておけばいい」

「志が違う人はいなくていい」

と言っていたとき、

「いなくて良い人間なんて1人もおらんぜよ」と言って亀弥太を探しに行きました。

その後望月亀八田は、池田屋事件で新選組に殺されてしまいます。

龍馬の教え③

たとえおまんが裏切っても、わしは裏切らんぜよ!

誰にでも優しい

龍馬は、本当に誰にでも優しいです。

土佐勤王党の筆頭である武市半平太は、

徐々に出世して上り詰めていくうちに、

岡田以蔵を使って、気に食わない人間を切るように命じました。

いわゆる、「人斬り以蔵」を作り上げてしまったのです。

当然坂本龍馬は、岡田以蔵や武市半平太に

「そんな事は間違っとるがぜよ!」

と反対をするのですが、武市半平太の耳には何も届きません。

いよいよ武市半平太の夢である尊王攘夷が叶わなかった時、

徐々に武市半平太、そして土佐勤王党の人たちの立場が危うくなります。

土佐の大殿様、山内容堂公は武市半平太ら勤王党を弾圧しようとします。

坂本龍馬は武市半平太に、今まで散々冷たくされたのですが、

いざ追い詰められて武市半平太が牢屋に入れられるとなった時、

「武市さん、土佐へ帰ったらあかん」

「武市さん、殺されたらあかん、武市さんは行きなあかんがぜよ!」

「武市さんは素晴らしいお人だぜよ。みんながしたっちゅう」

土佐に帰って、投獄されて殺されようとしている、武市半平太に向かってそんな優しい言葉をかけるのです。

誰かが自分に悪口を言われた、否定された、

そんな時、悪口を言った相手にそこまで優しくできるでしょうか?

それはもう自我を捨てて、全ての人を慈しむ心を持っていない限り無理です。

私利私欲のために動いているうちは、優しくもなれませんし、幸せにはなれません。

坂本龍馬は武市半平太に

「おまんはそれでも侍か!」

と言われたことなんかより、

幼馴染で昔から頼りがいのある、武市半平太という男のことだけを見ていたのです。

決して人の”悪い部分”には注目しないのです。

龍馬の教え④

自分の悪口を言われても、その人にやさしくできる奴こそ最強ぜよ!

常に新しいことを取り入れる姿勢がある

坂本龍馬は、とにかく新しいものを取り入れる謙虚な姿勢がすごいのです。

当時の日本で、異国の文化を取り入れる事は、プライドが許さなくてできない人ばかりだったでしょう。

黒船を見ても、刀で対抗するという発想は、多くの日本人(尊王攘夷派)の考える事でした。

それは、悪く言うとプライドが許さなくて人の言うことを取り入れることができない愚かな人たちです。

坂本龍馬の場合、「良いものは良い」と言うスタンスで、仮にそれが外国人のアイデアだとしても、

下手なプライドは持たずに積極的に取り入れます。

それは、何かに媚びるということではなく、

本当の意味で、この国全体を良くしたいという思いがあったからです。

自分のことしか考えられない人は、他人のアイデアなど受け入れることはできないでしょう。

特に会社に自分より優秀な後輩が入ってきたら、そんな後輩からの助言やアドバイスを受けることなんてもってのほかです。

私もそんな、大人気無い先輩でした。

今も改まっているか、怪しいものです。

しかし、自分と違う考えを受け入れない心が、時に自分を苦しめることもあります。

もっと大枠で考えて、

「良いものは良い」というスタンスで生きることができたら、

人間的にもっと成長するのではないでしょうか?

龍馬の教え⑤

たとえ初対面の年下の言葉だとしても、学ぶべきぜよ!

命を惜しまず、自分の信念を通す

坂本龍馬は、命を惜しまず自分の信念を通します。

その代表的なエピソードが、土佐脱藩です。

当時の脱藩と言えば死刑に値する罪ですが、

自分がこの土佐に居場所がないと、悟った瞬間にすぐ行動に移しました。

それは、自分の周りや自分に関係する友達だけが幸せなら良いというわけではない。

「日本という国全体を良くしなきゃいけない」、

だからこそ、そう思ったのでしょう。

命を惜しまないというエピソードは、脱藩だけに限らず、

岡田以蔵など昔の仲間を新選組から守るために、体を張って守ったこともあります。

新選組と言えば、幕府の命令で尊王攘夷派を撃退する集団。

つまり新選組と戦うという事は、

当時の幕府に逆らうということ。

今で言うと日本政府の命令を受けた警察組織に逆らうということになります。

そんなリスクを犯してでも、仲間を守る龍馬の姿は、とても魅力的でした。

今は、会社を辞めても、仮に政府の方針と違うことをやっても死刑になる事はありません。

しかし、生きることに執着しすぎて、

この世に生きること自体が辛くなることもあります。

「本当の安らぎとは、全てはかないということを知ること。つまり自分の命ははかないと言うことを知ること」

そのようにある原始仏教の有名な僧侶が言っておりました。

持たなくていいプライドや執着は捨てて、自分の信念を通す生き方ができた方が、

よっぽど心は満たされるのではないでしょうか?

龍馬の教え⑥

今死んでも後悔せんように、おのれの道を行くぜよ!

とにかく行動する

坂本龍馬は、とにかく行動します。

悩む時間も長いけど、最終的には行動を起こします。

この行動を起こすという事は、本当の意味で幸せな人生を送るためにとても大切なことです。

剣術修行で、北辰一刀流の達人になれた事も、

黒船を見て勝海舟の弟子になれたことも、

仲間を集めて海援隊を作ったこと、

そして薩長同盟を結ばせたこと、

そして大政奉還ができたことも、

全て龍馬の行動の結果にあります。

当然いろいろ考えて、迷ったり悩んだりすることもありましたが、

ほとんどの場合、考えながら行動していました。

考えて考えて悩んだ時も、最終的には行動することで解決しています。

私の経験上、

行動を起こせない人は、できない理由をたくさん思いつくことの天才です。

おそらく行動しなかった後も、行動して結果を出した人に対して、嫉妬や愚痴の言葉を吐いている事でしょう。

いろいろ考えすぎて、憂鬱になってしまう人は思い切って行動起こして、

恐怖の真っ最中に身を置くと良いのかもしれません。

そのことで、恐怖と思っていたことが全然恐怖じゃなかったことに気づくことだってあります。

龍馬の教え⑦

じーっとしてたらいかんぜよ!体を動かすがじゃ!

終わりに

坂本龍馬は、とにかく強くて優しくて人間力がある人です。

でも最初からそうだったわけではありません。

私たちと同じように最初は弱くてちっぽけな存在でした。

自分が弱くてちっぽけな存在。

つまり自分に余裕がない存在。

それなのに自分以外のことを考えて行動すること。

それが自然にできたから、龍馬の心が常に満たされていたのではと思います。

アドラー心理学では、人生の目的とは貢献感を満たすこと。

当然、見返りを期待しない貢献感です。

そしてヴィクトール・フランクルは、

「生きる意味を自分から問うのではなく、

常に人生から問われていること、

それに気づくことが大事」

だと言っています。

人に貢献して自分の心を満たすこと、

そして常に自分は、瞬間瞬間に人生から問われている存在だ、

ということを認識し悩み葛藤しながら前に進むこと。

その刹那的な生き様の連続が、

坂本龍馬だったのではないかと思います。

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