仕事を長く続けるための3つの心がけ

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仕事が長く続かない?!

それは、そもそも心がけの問題では?

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目次

はじめに ~何やっても続かない人必見!~

仕事が長く続かない人っていますよね?

はい私です。

正確には、私でした。

私は最初の職場を、3年しか勤めていません。

その3年間毎日、「仕事辞めたい」と思っていました。

高校も中退しているし、アルバイトは1年続けば良い方でした。

今ではそんな”渡り鳥気質”は落ち着いているのですが、

以前の職場で、再び働いて長く続けられるとは思っていません。

環境が戻れば、またすぐにやめてしまうでしょう。

仕事って、なにも効率的に稼げる職業だけが全てではないし、

サラリーマンのように安定した職業だけが仕事ではありません。

もちろんサラリーマンになる上でも、

仕事選びは慎重にかつ、とことんこだわるべきです。

仕事を長く続けられる人と、

そうでない人の違いは、

そもそもの”心がけ”です。

それは、その仕事に就く前からの心がけでもあったりします。

この記事で仕事を長く続ける上での、心がけを3つ紹介していきます。

この3つを頭に入れておけば、仕事は長く続けられる!!

①好きなことを仕事にする

・なぜ好きなことを仕事にすると良いのか?

有名スポーツ選手や、売れっ子アーティストは、なぜ一流になれたのか?

そして、なぜいつも、イキイキとした表情なのか?

多くの成功者は、

「なぜ成功できたのか?」

の質問に対し、

「ただ好きなことをやっただけ」

と答える人が多いそうです。

実は心理学では、

“内発的動機付け”といって、

それをやっていること自体が、

ただただ楽しいこと、好きだからやっているだけ、

そのような作業・仕事の方が、

高い集中力を発揮して、素晴らしい結果を引き出していく、

ということがわかっています。

また、優れた音楽家や、スポーツ選手が、

まさに素晴らしいパフォーマンスを発揮している時は、

フロー経験といって、時間を忘れて高度な集中力を発揮している時なのです。

多かれ少なかれ、私たちもそのようなことを経験したことがあるはずです。

私の場合、時間を忘れて料理やプラモデルに没頭したり、

ブログの文章を書いたりすることがあります。

これもちょっとしたフロー経験なのです。

心理学の研究から、

このフロー経験に入る条件として、

自己目的的であること、

つまり好きなことをやっているということが挙げられます。

最高のパフォーマンスが発揮できるからこそ、

仕事が長く続く、

いや単純に好きだから長く続く。

この2つの相乗効果で、一生涯仕事にできるものに出会えるはずです。

・好きなことを仕事にするには

では好きなことを仕事にするにはどうすれば良いのか?

まずは、自分が何が好きなのか?

これをはっきりさせることが大切です。

意外と自分が好きなことというのは、

自分でもわからないものです。

子供のときに「好きな事は?」

と聞かれたときには即答するはずです。

「ドッチボールが好き」

「絵を書くことが好き」

「楽器を弾くのが好き」

「漫画を読むのが好き」

これらは全て、大人の私たちから見ると、

“仕事にはつながらない行為”です。

実際に私たちは、中学や高校、

大学を出て社会人を経験すると、

「お金に直結しないことは無駄」

「お金を稼ぐためには、好きなことを我慢しなければならない」

「将来なりたいことというのは、現実的にお金を稼げる職業の中から選ばなければならない」

という思い込みが強く頭に刻まれています。

好きなことを見つけるには、まずはその考えを払拭した方が良いでしょう。

損得感情や、お金になるかならないか?

または世間体などは全て忘れて、

小さな頃から好きだったこと、

今現在やっていてワクワクすることを思い出してみてください。

その中から、マネタイズ(収益化)できるものを探していきましょう。

例えば、「漫画を読むことが好き」ということがわかれば、

漫画を読むことの素晴らしさを伝えるための、ホームページを作成したり、

それを収益化する事は、今の世の中、案外簡単にできることなのです。

②意味のあることを仕事にする

・なぜ意味のあることを仕事にすることが良いのか?

今の世の中、自分の仕事に意味を感じられないという人がたくさんいます。

大きい会社に入って、たくさんの給料を稼いでいる人でも、

「仕事を辞めたい」と思っている人は意外と多いのです。

それは会社組織が大きすぎて、自分が歯車の1つに過ぎないと感じているからかもしれません。

もしくは、利益至上主義の世の中なので、

「本当の人の役に立つ仕事」

よりも

「たくさん契約が取れるサービス」

というものが優先されます。

例えば食品業界なんかは、本当に体の良い自然食よりも、

長期保存ができて、かつ少し味が濃いめの方がおいしくて便利と感じられるので、

体に良くない添加物が入った加工食品、冷凍食品などが大量生産されます。

志を持って、食品業界に入った人は、

そんな現実を目の当たりにすると心が萎えてしまうかもしれません。

心理学の巨匠、アルフレッド・アドラーは、

人間には”共同体感覚”といって、

誰かの役に立ちたいという気持ちが、常に備わっており、

その気持ちは、「自分以外の誰か」

にとどまらず、

社会全体、人類全体、ひいては大自然や、地球、

宇宙全体にとって有益な存在でありたい、

という願望だと言われています。

どんな悪人でも、

「自分は役に立たない存在でありたい」とは思う人は一人もいないのです。

だから、

「自分の仕事に意味を感じられない」

と思い始めた瞬間から、

人の精神は病み始めて、「仕事を辞めたい」という思考に至ります。

また逆に、自分の仕事について意味を感じているという人は、

自己肯定感も強く、ほとんどあらゆる辛さに耐え得ることができるでしょう。

・意味のあることを仕事にするには

意味のあることといっても、

その人にとっては意味があったり、

また他の人にとっては全く意味がなかったり、捉え方は人それぞれです。

どんなに素晴らしい、仕事であってもあなた自身が意味のあることと思えなければ、

それこそ意味がありません。

それをはっきりさせるためには、

これまでの人生を振り返って、どのようなことに意味を感じたか?と考えること大切です。

ここでは「感謝」が1つの指標になるでしょう。

自分が今までの人生で感謝されたこと、

もしくはあなた自身が誰かに感謝したこと。

そのことを思い出すと、何か見えてくるはずです。

例えば、悩みを抱えている友人の話を長い時間かけて聞いてあげたとき、

その友人はあなたに感謝していませんでしたか?

また、小さい頃にゲームをクリアできずに悩んでいる友人に、

ゲームのコツを教えてあげたとき、あなたは感謝されませんでしたか?

また家庭菜園をやっているときに、わからないことがあって、

質問サイトに投稿して疑問が解決した時、

答えてくれた人に感謝はしませんでしたか?

そんな感謝の中に、

「世の中に役に立つこと」のヒントが意外と隠れているものです。

感謝ではわかりにくかったり、

当てはまらなかったりした場合、

「感動」という言葉に置き換えてもいいです。

あなたが感動したり感動させた時、

それは人の心を豊かにしたという

「役割」を十分に満たしたことになります。

「感謝」や「感動」をヒントに、

あなたにとっての、

“世の中の役に立つこと”

に徹底的にこだわっていきましょう。

③自分の意思で決定できることを仕事にする

・なぜ自分で意思決定できることを仕事にするといいのか?

仕事を長く続けるためには、

なんといっても「内発的動機付け」が大切。

つまり自ら進んでやりたいことを仕事にすることが重要なのです。

「ある程度お金を稼がないと、格好がつかないから」

とか

「家族がいるから、安定した職業につかないといけない」

とか

「親が公務員になれと言ったから」

というのは、内発的動機付とはかけ離れた考えであって、

心を満たす働き方をするのは難しいでしょう。

仕事を長く続ける上でも、

自己決定要因、

つまり”自分の意思で決定できること”

はとても大切です。

エドワード・L・デジという心理学者は、

「人間は他人から命令されたことをやるよりも、
自分自身で考えて、決定したことの方が、

より内発的動機付が高まる」

と提唱しました。

(参考:モチベーションを上げる3つの欲求、心理学者デシが明かした報酬と意欲の関係

また最近の報告では、

神戸大学社会システムイノベーションセンターの西村特命教授らによる国内2万人へのアンケート調査の結果で、

「学歴や給料の高さよりも、”自己決定”が幸福感に強く影響を与えている」

ということが判明したそうです。

(参考:所得や学歴より「自己決定」が幸福度を上げる 2万人を調査 神戸大学

いかに、好きな仕事、意味のある仕事であっても、

人から命令されてばかりの仕事では、

やはり心を満たすことができないでしょう。

当然長く続けることも難しくなります。

自分の頭で考えて、自分で決定するやり方、

これが幸せに長く仕事を続ける上で、とても大切な要因なのです。

・自分で意思決定できることを仕事にするには

「自己決定要因が大切だ」

と言われても、長年サラリーマンを経験した人にとっては、

「世の中自分で決められないことばかりだ」

と反論したくなるかもしれません。

ではどうすれば、自分の意思で決定できる仕事につけるのか?

それはまずは、普段から自分自身が、自分の頭で考えて決定する癖をつけることです。

何か悩んだときに、人の意見に流されたり、

インターネットやテレビの情報に振り回されていると、

「世の中は不自由である」という信念が植え付けられてしまいます。

人の言う通りに行動している事は、ある意味楽なことですが、

そのままではいつまでたっても心が満たされる事はありません。

実は、不自由な人生を選んでいることも、

自分自身が選択していることを知りましょう。

どんな小さな事でも、また逆に人生を変えるような大きな決断でも、

人の意見に流されず、批判を恐れず、

自分の意思で決定しましょう。

「人の話に耳をかさない能力」

を磨いていくことが、仕事に限らず人生の自己決定要因を高めていくのです。

結論、仕事を長く続けるには「心を満たすこと」が大事だ!

やはり幸せであれば、その幸せな環境に居続けたいものです。

それが人間ってものです。

何をもって幸せとするかは、その人それぞれです。

ただ1つ言える事は、

「自分が何をするためにいるのか?」

この答えが分かっている人は幸せです。

その時点で、自分が世の中の役に立っていると感じているでしょう。

心を満たして働くために、

自分の好きなこと、

自分にとって意味があること、

自分の意思で決定できること、

これらを完璧でなくても、少しでもそこに近づくような生き方をしていきましょう。

きっとあなたは、仕事を長く続けられるばかりでなく、

この宇宙にとって欠かせない存在になっていきます。

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