コミュニケーション能力なんて高めなくてもいい3つ理由

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コミュニケーションスキルがないと生き辛くなる?!

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目次

はじめに

出世するために、幸せになるためには、コミニュケーション能力を身に付けないといけない、

という風潮が世の中にあります。

確かにコミニケーション能力を身に付けておいた方が、いろんな人と話せるし、

飲み会でも楽しめるでしょう。

人脈が増えて、自分の味方も増えていきます。

生きていくためには味方が多い方が良いので、

コミュニケーション能力を身に付けておいた方が断然有利です。

困ったときに誰かから協力も得られやすいでしょう。

しかしコミュニケーション能力を高めるのは、そう簡単なことではありません。

人の目を見て話をすること、意見の違う人の考えを一定程度理解して、

うまく会話を交わすことは、誰にでもできることではないからです。

また私自身、コミュニケーション能力が高い人と話すことが少し苦手です。

本当にコミュニケーション能力を高めることが、人にとって特になるのでしょうか?

その能力を高めることで、必ずしも幸せになれるでしょうか?

私は職業柄、友人にコミュニケーション能力を高めるセミナーに出た人が何人かいます。

努力的にコミュニケーション能力を高めようとして、その人たちがどうなったか?

全員成功できたか?と言えば、

どちらかと言うと、

悩みやすい生活を、いまだに送っているような印象です。

そう思うとコミュニケーション能力なんて無理に高める必要はありません。

そんな能力を高めなくても十分に人は幸せになれます。

私が思うにコミュニケーション能力なんて、無理に高めなくてもいい決定的な理由が3つあります。

それをこの記事で語っていきます。

コミュニケーション能力は高めなくていい!これが3つの理由!

①そもそも「コミュニケーション能力が高くないといけない」という思い込みから、人との接触を避けてしまう

仕事関係の飲み会や、異業種交流会に出ると、

どうしても高いコミュニケーション能力の人たちの集まりだと思って、構えてしまいます。

確かに、お酒が好きな人たちはたくさんお話しします。

タチが悪い人は、おせっかいな説教までしてきますね。

そんな人たちに囲まれていると、疎外感を感じてしまって、

「自分はここに居てもいいのか?」

と自分を責めてしまいます。

そもそも、「人と上手に話せないといけない」という思い込みから、

人とのコミュニケーションを避けてしまうようになってしまえば本末転倒です。

なにも、気の利いた話を常に提供しなくてもいいのです。

話の途中で沈黙になってしまっても、

それは自分の責任ではありません。

沈黙だって必要だし、お互いに沈黙になっても居心地の良い関係こそが、

真の人間関係ではないでしょうか?

また、

”うまく話せないといけない”

”沈黙を作ってはいけない”

という焦りから、とっさに発してしまう言葉が、

実は不用意な一言となってトラブルの原因になると言われています。

そう考えると、コミュニケーションの場において最も大切な事は、

いかに焦らないで、いかにリラックスできて過ごせるか?ということになります。

だから

「コミュニケーション能力が高くないといけない!」

だなんて決して思わないことです。

楽しくなければ、コミュニケーションを磨くなんて無理です。

話が下手でも、堂々とその場に構えていればいいのです。

②人脈を増やしたら”しがらみ”もできる

よく起業して成功したいと言う人は、

「人脈を増やさないといけないと」

と思いがちです。

それは起業して困ったときに、相談できる相手がいたほうが有利だからと言う考えからでしょう。

また会社で出世する上でも、

根回しが上手な人の方が、

早く出世すると言われています。

根回しをしっかりして、困った時に相談する相手がいると、

確かに出世するときに有利でしょう。

精神的な支えにもなります。

しかしそんなことも、誰もができるわけではありません。

当然向き不向きがあります。

コミュニケーションスキルを高めて、人脈が増えるという事は、その分付き合う相手も増えます。

当然、人とのしがらみもできます。

努力して作った人間関係で、利害関係が生じれば、

“しがらみ”というあなたの自由を奪う”見えない鎖”ができてしまいます。

「そういうものだ」

という考えで割り切れる人は良いのですが、

そもそも幸せになるためにコミュニケーション能力を高めたいのに、

しがらみを作って、自由を制限してまでその能力を高める事は考えものです。

人生で大切な事は、自分の意思で決定して好きな生き方をすることです。

③一人の時間を増やしておいた方が、自分の成長につながる

コミュニケーション能力を高めたいという人は、

一人で居ることに対しての恐怖心が人一倍強い人でしょう。

それに加えて自分はコミュニケーション能力が低いという、

自らを低くみるセルフイメージがあり、余計に先行き不安に思いがちです。

だからついつい、誰かと群れてつながっていることで安心感を得ようとします。

人とのつながりで、安心感を得るのは良いのですが、

どうしても人間には「評論家」という側面が出てきてしまいます。

自分のことを棚に上げて人のことを、ああでもないこうでもないと、

勝手な判断を下しているのです。

自分にそのつもりがなくても、周りにそういう人がいると、

雰囲気に流されてしまい自分自身も他人のことを評価してしまいます。

例えば、

「あの人はどんな人にも可愛がられるけど、あそこまで媚を売って生きていくやり方ってどうなんだろう」

とか

「あの人は着ているものがおしゃれで、新しいものも敏感に取り入れているけど、どこか精神的に子供っぽいんだよね」

などなど、他人のことを勝手に判断を下し、それで自分が満足してしまいます。

あたかも自分の方が人生経験があるかのように、人を判断してしまいます。

人を判断することは、対人関係の苦しみのタネになると仏教では教えられています。

例えば、周りから

「あの人は人を見る目がある」と言われているような人から、

「あなたはもっとうまくコミュニケーションをとらないと、この先絶対生き辛くなるよ」

だなんて、

もっともらしいアドバイスをされてしまうと、

「あ、そうなんだ。しっかりしなきゃ」

と思ってしまいますよね。

その時点で焦ってしまい、自分のペースを乱されてしまいます。

その焦りも全て、

「あの人はこういう人だ」

というよつな判断から生まれるものでしょう。

人を見る目がある人から、

「コミュニケーション能力を上げないと、この先生き辛い」と言われた。

実際にその人が、「人を見る目がある」というのも主観的な判断だし、妄想のようなものです。

その人が言っている内容である

「コミュニケーション能力を高めないと生き辛い」

ということも、その人個人の判断から出る言葉です。

そうなんです、

人と関わっていると少なからず流されてしまい、少なからず自分を見失うこともあります。

禅の言葉で「七走一坐」という言葉があります。

これは

「7回走ったら、1度は立ち止まって、

じっくり座って自分自身を

見つめ直しましょう」

という意味の言葉です。

つまり生きていく上で、自分自身を冷静に見つめ直す時間がないと、

自分自身のペースも乱されて

方向性も徐々にずれていくので、

一人で見つめ直す時間が必要と言うことです。

その時に軌道修正が行われます。

いちど立ち止まって、軌道修正をしないと正しい成長はできません。

一度止まると書いて、「正」の字になります。

正しい方向での人間的な成長は、大抵は孤独の時間に起きるものです。

ドイツの哲学者、

アルトゥエル・ショーペンハウアーの言葉にこんな言葉があります。

「人間は孤独でいる限り、

彼自身であり得るのだ。

だから孤独を愛さない人間は、

自由を愛さない人間に他ならない。

けだし孤独でいるときのみ、

人間は自由なのだから」

人間的な成長遂げる過程で、

自分を見失わないことは、とても大切です。

だからひとりでいる事は悪いことだなんて、決して思わないことです。

おわりに

コミュニケーション能力は、

自分が落ち込んでいる時、心にわだかまりがあるときは、

無理に高めようとすると、ちょっと苦しいのではないでしょうか?

幸せになる行為のためのコミュニケーションスキルの向上が、

それ自体が不幸な行為になってしまったら本末転倒です。

私は人生でどん底に落ち込んだ時に、

「自分はなんてコミュニケーションスキルが無い人間なんだ」

と思ってしまいました。

でも本当にコミュニケーション能力がないと感じている人は、

最初からコミュニケーション能力がなかったのでしょうか?

おそらくそれは違うと思います。

生まれた時からコミニケーション能力がない人は、あまりないと思います。

昨今発達障害が問題視されていますが、それが重度な人を除いて、

もともとはそれなりにコミュニケーション能力があり、

人との関わりの中で幸せを感じていたと思います。

今あなたがコミュニケーション能力がないと自分で感じているとしたら、

コミュニケーション能力が落ちてしまった原因を考えるべきなのです。

何か心に引っかかりを感じるような状況であれば、

その何かを解決するべきです。

また何か自分にとって不遇な環境にあるのであれば、

その環境からどうにか脱するべきです。

自分の人生の目的は何か?

自分の人生の生きがいは何か?

そのことを考える生き方をしていれば、

内側からイキイキとした感情が湧き出て、

コミュニケーション能力は自然と上がっていくはずです。

せめて自己肯定感を高めた上で、コミュニケーション能力を高める小技を学習すれば良いのではないでしょうか?

人の話を聞くときの相槌の仕方や、

目線の誘導方法、

自分と違う価値観の人との会話術等は、

ある程度自己肯定感が高ければ、

自然と身についていきます。

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