うつで読書をしたら疲れる、、。(たしかに)
そんなとき私は、この3つを守るように注意した!
目次
うつの時の読書は確かに疲れる。でも対策はある!
このサイトは人生の谷底を読書で克服する方法や、管理人が実際に読んだオススメ書籍を紹介しています。
私は今でも時々、病で落ち込んだ入りして、うつっぽい人に読書を勧めます。
しかし、ただ闇雲に本を読めばいいというわけではないということを感じています。
読書の仕方によっては、効果が無かったり、それどころかストレスになり、かえって読書によりうつが悪化するなど逆効果になってしまうこともあります。
この記事では、そんな困ったことにならないように、うつで読書するときに疲れないための注意点を3つにまとめて紹介します。
これが3つの注意点だ!
①過度にポジティブなタイトルの本は読まない
例:「すぐ行動する人が、幸せになれる」「朝型人間は成功する」みたいな感じのタイトルです。
ポジティブな本は、あなたに “生きていくにはポジティブでなければいけない” という、偏った価値観を植え付けます。
例えば、「どんな時にも感謝しなければいけない」 とか、 「周りが暗くても、自分だけは明るくいなければいけない」 とか、 「どんな人とでも仲良く付き合っていかなければいけない」 とか、 こういう考えをもっている人とは、正直一緒にいて疲れます。
特にうつ状態の時には、ただでさえ少ないエネルギーが、根こそぎ消耗されていくでしょう。
そんな“ただただポジティブな価値観”を押し付けてくる人には、反論するのも面倒くさいです。
例え本といえども同じです。 そんなポジティブな言葉がひたす書いてある本は、読んでいても疲れます。 一字一句読むごとにエネルギーが消耗していくのを感じるでしょう。
ネガティブな部分があって当然。
等身大の自分をさらけ出してくれる著者のほうが、自然と共感をもって読み進めることが出来るでしょう。
②「買ったからには全ページ読まなければ」と思わない
魅力的なタイトルに惹かれて買ったのはいいけど、思ったより読むのが大変。
「文字数も多いし、300ページ以上あるから、全部読んで理解するのに2週間以上かかりそうだ・・・。」 そんな人は意外と多いと思います。
私は、10日以上かけて一冊を読むことをお勧めしません。
例えば10日かけて一冊を読み切ったとしても、10日前に読んだ文章の内容を覚えていることはほとんどないでしょう。
人間の忘却機能は思ったよりすごいです。 実際に10日前の昼食のメニューを思い出して言える人は、100人中1人か2人いればいいところですよね。
私がオススメする読み方は、斜め読み。
最初からすべてを理解しようなんて思わないでください。
読書をするときに大事なのは、 “筆者がその一冊の中で何を一番述べたかったのか?” がわかることです。
そこに筆者の魂がこもっているからです。
まずは、序文をサラッと読んで、目次の部分にしっかり目を通します。
その中で、タイトルの真相がわかるような章を最初にしっかり読む。
そして疑問に思った部分がある場合は、その前後の章を読んで答えを見つける。
自分の求めている考えにピタリと、一致した時だけすべて読み進める。 結局すべてのページを一字一句読めたということは、結果論です。
“面白かったから結果的にすべて読んでしまった。” という読み方がベストでしょう。
“すべて読んだけど、なんだかいまいちな本だった” なんてことが無いように。
あなたの人生の大切な時間を、つまらない本で消耗しないでください。 読んだら少しでもアウトプットしてみることが大事です。
つまり、本に書いてある知識や生き方を生活の中で生かすことです。
少しでも行動を起こすこと。内容を誰かに簡単に説明してあげるのも良いでしょう。
Amazonレビューを書くのも立派なアウトプットです。 この“アウトプットできるかどうか”が、読む価値があるかどうか基準です。
だから、どんな本に対しても「買ったからには全て読まねば」という自分の中での縛りは捨てることです。
③医師が書いた本を読む場合、一つの考え方の本に傾倒しない
私も症状が強いときは、お薬に助けられました。 だから、うつを克服するうえで、お薬は必要だと思いますし、今でも私に薬を処方してくれた精神科医の先生には感謝しています。
しかし、残念ながらほとんどお医者さんは、薬を処方すること以外で人生のアドバイスなど事細かく手ほどきしてくれません。
実際そんな時間はないお使者さんが多いでしょう。
臨床心理士を雇っているところが一部ありますが、まだ十分に行き届いている状態ではないのが現実です。
だから、一般的なうつの原因や薬の知識が書かれた本も大切ですが、それ以外の”療養中の生活習慣”や”ものごとの考え方”など書かれた本も読めたらよいでしょう。
(※医師の本と限らず、思想家やカウンセリングの専門家でもよいでしょう)もちろん、一般向けに書かれているお医者さんの本を読んで、知識を身に付けるのは、ある程度役には立ちます。
ただ、心が疲れている状態の時に、医学の本を読むと、やはり少し理解するのに時間がかかったり、余計にエネルギーを消耗したりしてしまうこともあります。
私がそうでした。人の性格は十人十色であるように、お医者さんの考え方も十人十色で、本に書かれている内容や、文章の分かり易さも十人十色と言えるでしょう。
長年、精神の専門領域で活躍している先生もいれば、医師である自分自身が実際にうつになった経験をもとに執筆している先生もいます。
知識も大切ですが、実際に挫折を克服した体験談から書かれた本も非常に実践的で役に立つ知恵になります。
自分の人生、うつになっても希望を切り開いていきませんか?
おわりに ~うつで読書するときの私なりの鉄則~
読書は人生を変えます。 それは良くも悪くもです。 読書によりうつを克服して、さらに読書でより人生を充実させるには、 読書すること自体にストレスを感じないような読み方です。
「読書しなきゃうつが治らない」 「つらくても頑張って読まなきゃ」 なんて決して思わないこと。
これはうつで読書をするときの鉄則です。
一日5分、頭に入ってきやすいところだけ、全部読まなくてもいいんです。
リハビリは辛いと続きません。楽しいリハビリを続けましょう。