ヴィパッサナー瞑想で得た、たった1つの真実。

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このブログは人生のどん底を読書で克服した私、読書セラピストTOMOの体験記、挫折克服に役立つ情報を余すことなく綴っていきます。


皆さんこんにちは、今回もブログを閲覧していただきありがとうございます。

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目次

はじめに

毎日普通に働けるようになって、充実感と幸福を感じていると、

数年前体験した10日間の瞑想合宿を思い出されます。

ヴィパッサナー瞑想を体験したからこそ、本当に家族と一緒に過ごせることが幸せに感じます。

瞑想の修行が辛い思い出と言うわけではありません。

とても貴重な体験で、ありがたいものでした。

もちろん現在も継続しとります。

ヴィパッサナー瞑想で得た、たった一つの真実

合宿中の生活内容

合宿は京都の山奥で行われます。自然豊かで感動的な環境です。

家族と離れて誰とも会話もせず、テレビやネットを断って10日間過ごす。

それだけで不思議な体験をできます。

朝は4時に起きて、夜9時に寝る。

瞑想を10時間毎日行う。

合宿中は1日2食。正午以降は果物以外は口にできません。

肉や卵など動物性の食品は、一切口にできません。

また、他の合宿参加者ともお話はできず、目も合わすことも禁じられています。

とことん自分の心と向き合う10日間を体験できます。

浄化が始まる


瞑想初日の夜は、正直言って辛くて辛くて仕方なかったです。


今まで不摂生な生活をしていた分、体と心から毒が出ていく感じがしました。

読書に出会い心はかなり浄化されたつもりでしたが、瞑想によりさらに本格的に浄化されたという感じです。

浄化されている最中、つまり瞑想開始3日目くらいまでが辛かったです。


眠れなくなり、体がしびれ、そわそわし、無性に家族に会いたくなるというホームシックにも襲われました。

体の感覚が研ぎ澄まされる

ところが3日目くらいから、それらの症状がなくなり、逆に体の感覚が研ぎ澄まされてきます。


瞑想開始3日間はヴィパッサナー瞑想ではなくアーナーパーナ瞑想という瞑想で、

これはヴィパッサナー瞑想を開始する前の準備段階として行う瞑想で、

主に精神を集中させて心を浄化させることが目的のものです。

余分な情報を断って、完全に菜食に徹する、そしてあらゆる殺生を行わず他人と一切会話しない。そして9時に床に就く。

この生活が、体の感覚を鋭くしていきます。

合宿じゃないと、なかなかこの体験はできません。


今まで自宅で瞑想していましたが、自宅での瞑想も一定程度は効果がありましたが、

やはり合宿で体験した境地に至ることはありません。

諸行無常を体で体験できる

合宿で正しいやり方の指導を受けて行うことにより、瞑想中の体の感覚が本当に研ぎ澄まされていきます。

そして心の乱れ(嫌悪、渇望)が体の感覚として現れるのを体験できます。

その体の感覚は、現れては消えて現れては消えてを繰り返します。

つまり、心の乱れである渇望や嫌悪、悩みや苦しみも現れては消える、また現れては消える。

そんな性質があることを実感できます。


それを諸行無常(アニッチャー)と言います。

それを体験するには、呼吸や体の感覚をじっくりと観察する必要があります。

7日目くらいから、気持ちがだいぶ落ち着いてくる。”人が変わる”そんな感じ


悪いことや良いことが頭をよぎっても。平静な心で観察すること。

ソワソワしている気持ちは、どんな人でも少なからずあります。

なことが思い浮かんでも、すぐに冷静になり、消せることが出来る。

この体験ができるようになる。それが6~7日目くらいからでした。

あくまで私の表現ですが、”人が変わっていく”そんな感じです。

合宿から帰宅した時に、家族から「人が変わったみたいだね」って言われました。)

一日10時間瞑想していると、6日目か7日目くらいでそれを体験できました。

マインドフルネス瞑想をさらに深めたい方は、ヴィパッサナー瞑想へ

私は病気休職での職場復帰から3か月後くらいに、マインドフルネス心理療法を実践しました。


このマインドフルネス心理療法を実施し、1年くらいかけて症状は改善し、かなり前向きに人生を送ることが出来るようになりました。

ある程度良くなって、薬なしでも日常生活を過ごせるようになったら、さらに読書に励み、

心理学や原始仏教を勉強しました。

そんな中でマインドフルネスのルーツである、ヴィパッサナー瞑想の存在を知りました。


マインドフルネスを実践しさらに瞑想を深めて、瞑想の本質を知りたい方には、

ヴィパッサナー瞑想をお勧めします。

ちなみにヴィパッサナー瞑想は、病気の治癒を目的に実施するのはご法度とされています(病気の治癒が執着が一種の心の濁りになるからです)。

そんな次元を超えた、苦しみの無い、濁りのない平静な心で本質的な”生き方”をするための修行です。

イライラや落ち込み、抑うつが強く出ている時には、少々辛い修行内容なのでお勧めできません。

ある程度症状が治癒して、自信がついたら少しずつ実践していくべきだと思います。

瞑想で得られた1つの真実


人間にとって一番大切なことは、

どれだけたくさんお金を稼げるか、でもなく。

どれだけ偉くなれるか、でもなく。

どれだけ人に認められるようになるかでもない。


人間にとって一番大切なのは”生き方”です。


京セラ創業者の稲森和夫氏も言っています。

「善きことを思い、善きことを行うことによって、運命の流れを善き方向に変えることが出来る。

人間は運命に支配される一方で、自らの前思善行によって、運命を変えていける存在でもある」

この考えは、ヴィクトール・フランクルが提唱する「態度価値」、

そしてヴィパッサナー瞑想修行者が目指すところの考えに通じるものがあります。


もっと自分らしい幸福、見返りを求めない他者貢献、自己犠牲感を伴わない奉仕の精神、

運命に左右されない本質的な生き方をするために、ヴィパッサナーの修行が役に立つと思います。

人間にとって大切なのは、生き方です。

>>日本ヴィパッサナー協会

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