高学歴の努力家でも不幸な人は不幸!
目次
はじめに ~こういう人は何やっても不幸~
良い大学出ていて、努力家、実直な人っていますよね。
しかしその人が、必ずしもお金を稼げているとは限りません。
高学歴で努力家なのに、幸せではなく、お金も稼げない。
そして人望も薄い。それはなぜなのか?
そこに、人間力を高めるヒントが隠れています。
夢を実現するために、知っておきたい事実をここに紹介します。
これが不幸になる5つの考え方だ!
①ネガティブ
いくら能力が高くて、情熱があっても、考え方がネガティブであれば、幸せにはなれません。
そのような人は、どこか後ろ向きで否定的。
何か新しいことを始めようと思ったり、仲間と一緒に問題解決について話し合っていても、聞きもしないで否定してしまいます。
その割に、代わりの案を出さないめんどくさいタイプの人間です。
おもしろいもので、生まれつきの能力が高いか低いかというのは、
長丁場の人生における成功にはほとんど関係がありません。
能力がさほどなくても、嘆かず、恨まず、腐らず、妬まず、愚痴をこぼさず、
誰にも負けない努力を重ねれば、
すばらしい人生を送ることができるのです。
引用:『考え方』稲盛和夫
ネガティブな人の口癖は、
「どうせ何やったって…」と言うものが多いです。
ネガティブで、他人の意見にも否定的だから、誰かに協力するという事はまずあり得ません。
他人の意見に否定的なだけならまだ良いのですが、
そのような人は、実は自分の意見にも否定的です。
いってみれば自分の意見がなくなってしまいます。
そのような人が幸せになれるかどうかなんて、容易に想像がつきます。
②悪意に満ちている
いくら高学歴の努力家でも、根っこの部分が意地悪だったら、誰もついていきません。
世の中の人から相手にされないから、当然お金も稼げません。
たまに、気まぐれで親切振った行動はするけど、
心から他人に喜んで欲しいという思いがなければ、
そんな偽善の行為はすぐに見破られてしまいます。
心の中に少しでも、他人を陥れようとする思いがあれば、そんな人は何をやってもうまくいかないでしょう。
たった一回しかない人生を、生きがいに満ちた、すばらしい人生だったと言えるものにしていこうと願うなら、
自らの「考え方」を美しく気高いものに磨き上げる事に努めていかなければなりません。
つまり、全人格的に優れていると言う意味での「全き人(まつたきひと)」を目指す努力をしなければなりません。
私が理想とする「全き人」とは、善き思いに根ざし、人間として正しいことを貫く姿勢を持つ人であり、
誰もが「ああ、あの人は素晴らしい人だ」と惚れ惚れするような人柄の人物です。
引用:『考え方』稲盛和夫
意地悪な人は、どれだけ地位が高くて、お金持ちでも幸せになれないという事は歴史が語ってくれています。
霞ヶ関の役人でも、道を踏み外して逮捕されている人たちはたくさんいます。
③傲慢
いくら高学歴で努力家で才能に溢れる人でも、
心が傲慢であれば、みんなから嫌われてしまいます。
そして傲慢な人はみんなから相手にされません。
なぜなら傲慢の人は、不真面目で、嘘つきで、
実は努力家に見せて本当は怠け者だからです。
高学歴なのは「将来ラクをしよう」
と思って、中学高校時代にたくさん勉強をしたのでしょう。
最終ゴールが「ラクをして稼ごう」という思いで行った努力は、何の価値もありません。
そのような考えでは、努力すればするほど最終的に不幸になるでしょう。
才能を使うのは「心」だと言われるように、
「考え方」が自分の能力を動かしていかなければなりません。
心を失い、能力だけがあるという人は、
「才に溺れる」と言われるように、必ず失敗します。
人間として正しい、つまりプラスの「考え方」を持って「心を高める」ことに努めるのが大変大事なのです。
引用:『考え方』稲盛和夫
傲慢な人は、能力も情熱も高くないほうがいいのです。
傲慢な人が能力が高かったり、努力家だったりすると、
その分たくさん不幸になるからです。
④利己的
利己的で欲が強い人は、どれだけ学歴があったり努力家であっても、
幸福にはなれませんし、お金も稼げません。
利己的で欲が強い人は、不平不満が多いし周りに迷惑です。
人も羨むほどの幸運に恵まれ、有頂天になり、それが当たり前だと思ってしまう。
そして、欲望をさらに肥大化させ、謙虚さを忘れて傲岸不遜になってしまう。
周囲にいる人たちに大変な迷惑をかけているにもかかわらず、そのことに気づきもせずに、
利己的な行動を重ねていく。
その結果、せっかくの幸運に恵まれていながら、没落していく様を見聞します。
引用:『考え方』稲盛和夫
持たなくても良い高いプライドを掲げているから、
その理想を達成できないことが多いので不平不満が多くなります。
不平不満ばかり口にしている人と一緒にいると、疲れますよね。
私も、自分勝手に不満ばかり口にしている人と一緒にいると、
心が疲れてしまうので、そのような人とは一緒に仕事しないようにしています。
口を開いたら悪口と言う人は絶対に友達にはなりたくありません。
おそらくそんな人の周りには、人が集まってこないでしょうし、お金が回ってくる事はありません。
そんな人がいくら勉強して能力を高めたところで、所詮無駄な努力になります。
利己的で自己中で不満ばかりの人は最低です。
⑤人のせいにする
いくら高学歴の努力家でも、何でも人のせいにする性格であったら、
幸せにはなれないし、お金も稼げません。
人間誰しも失敗はあります。どんな成功者でも失敗を積み重ねて、最終的に成功に至っています。
成功の数より失敗の数の方が断然多いのです。
しかしその失敗するたびに、自分の非を棚に上げて人のことを恨んだり、
人のことをねたんでいたりしていたら、キリがありません。
うまくいかない理由を転嫁して、言い訳と不平不満ばかり言う。
人を妬み、世を妬み、まともな生き方を否定する。
そのような「考え方」を持つなら、結果はマイナスとなってしまいます。
「能力」があればあるだけ、「熱意」が強ければ強いだけ、大きな負の結果を人生に残してしまうのです。
引用:『考え方』稲盛和夫
自分の人生の不遇を、人のせいにする人とは、絶対に付き合いたくありません。
要するに、何かあったら人のせいにする人と言うのは、自分では何も決められない人です。
そんな心を持ちながら、人生を良くしようだなんて決して思わないことです。
自分の人生の失敗を、自分で引き受けることができない人は、
先のことばかり考えて、今に集中できずに、何もチャレンジできない人でしょう。
そんな人に幸せな未来は絶対にありません。
結論:”人間力”が高くないと才能も努力も人生に不幸をもたらしてしまう
この記事では、京セラの稲盛会長の考え方を、参考にさせていただきました。
この本を読んだときに、耳に痛い部分はたくさんあったのですが、すーっと納得できる部分がありました。
人より才能に満ちていて、努力をできる自分、でもなぜか幸せを感じない。
結局は、考え方がまずいと才能や努力は負に働いてしまうのです。
そしてこの考え方を良い方向にもっていくには、人間力を磨いていかないといけません。
人間力があれば、
ポジティブで、
善意に満ちていて、
常に謙虚で、
人の幸せを願い、
何があっても不幸を人のせいにする事はありません。
夢があったり、何かやりたいことがある場合、そのことに対する専門的な教育を受けることが必要かもしれません。
しかしそれと並行して、
人間力を磨くことを怠らなければ、どんな逆境も乗り越えられるので、
いやでも成功に導くことができます。
そのことを知っていれば、高学歴だろうと、低学歴だろうと、関係なく幸せになれるでしょう。
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