体の疲れは、本を読んで解決しよう!
心が疲れたときに、読む本はいろんなサイトで紹介されています。
当サイトも心が疲れたときに読む本は、たくさん紹介しています。
しかし、この記事ではあえて体の疲れにフォーカスして、おすすめの本を3冊紹介していきます。
目次
はじめに
なぜ心の疲れではなく体の疲れなのか?
それは体の疲れを放っておくと、心のダメージを受けやすくなるからです。
意外と思われるかもしれませんが、本当です。
疲れを放っておくと自律神経が乱れます。
自律神経が乱れると、胃腸や脳など大切な臓器が十分に機能しなくなります。
そうなると便秘になったり、胃痛になったり、不眠になったり、
これらの症状を放っておくと、最悪の場合うつ病になり、会社や学校に行けなくなったり、死にたくなったりします。
体の疲れを侮ることなかれ、
ここに疲れの予防と、疲労しきった体をリカバーする方法を身につけるための、おすすめ本を3冊紹介します。
これが疲れ知らずに体になる3冊の本だ!
『スタンフォード式 疲れない体』 山田知生
スタンフォード大学スポーツ医局で、アスレチックトレーナーをしている山田知生氏の本です。
スタンフォード大学といえば、一流のアスリートをたくさん輩出している、いわゆるアメリカのスポーツ最高学位と言っても良いでしょう。
世界の一流アスリートともなると、根拠に基づいたトレーニングと、疲労回復法が採用されています。
この本を読むと、自分たちが今までいかに間違った疲労回復法を行っていたか?
と言うことがよくわかります。
私の経験からも、疲れた時に甘いものをどうしても食べたくなりますが、それがさらに疲れやすい体質を作っていくのでは?という疑問があります。
なんとなくそれはわかっていましたがこの本を読んでそれが確信に変わりました。
一流のアスリートは、3度の食事においても、間食においても甘いものはほとんど食べません。
甘いものやお菓子はパフォーマンスを落としてしまうばかりか、疲労回復を阻害してしまうからです。
お菓子やケーキ、アイスクリームといった嗜好品は、ビタミン、ミネラルといった疲労回復を後押しするものが含まれておらず、
糖質も脂質も多いので、それを知るスタンフォードのアスリートは滅多に口にしません。
さらに、お菓子を食べると、逆に体内のビタミンは消費される、という恐ろしい事態を招くので、アスリートの場合、「疲労食」として厳禁しています。
引用:『スタンフォード式 疲れない体』山田知生
また疲れたときの休日の過ごし方についても、詳しく書いています。
私の場合「疲れた日は家で寝て過ごすに限る」と思っていたので、体が疲れている休日は、外出することや運動する事はほとんどありませんでした。
でも疲れを早くリカバーしたい場合は、休日に寝て過ごすことはご法度だそうです。
動かずに疲れを取るという考え方よりも、積極的に体を動かして疲れを取るという方が、疲れを解消するために有効だと言われています。
「疲れないために、じっとしている」よりも、体を軽く動かしたほうが、
血液の流れが促進されて脳と筋肉にたくさんの酸素を送ることができ、
疲労物質の滞留を防ぐことができるのです。
引用:『スタンフォード式 疲れない体』山田知生
この本には、正しい疲労予防(主に呼吸法など)と溜まった疲れのリカバー方法(主に動的リカバー方法)が、
具体的にわかりやすく紹介されているので、最近常に持ち歩くようにしています。
また疲れに関して、栄養面やマインド面など多角的なアドバイスも載っています。
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『まんがでわかる自律神経の整え方』 小林弘幸 一色美穂 漫画
体の疲れを感じている時、セットで考えてほしいのが、自律神経の乱れです。
もし疲れを感じているあなたが、以前より容易に疲れを感じやすくなっていたり、
休養や睡眠をとってもなかなか疲れを解消することができないと感じていれば、それは自律神経が乱れている可能性が高いです。
自律神経が乱れていると、夜の寝付きが悪くなったり、寝ていても眠りが浅かったり、朝になっても疲れが取れないことがあります。
また内臓や、心臓のコントロールが以前より上手に働かなくなっているので、少しの運動で疲れやすくなったり、おいしいものを食べてもすぐに胃もたれしたりします。
そして自律神経のバランスが乱れると、免疫力が下がり、自然治癒力も低下します。
という事は風邪をひきやすくなったり、ひいた風邪がなかなか治りにくくなります。
この記事を読んでいる人で、これらに当てはまる人はいますか?
眠れない、疲れやすい、胃がもたれる、風邪引きやすい、
これらは自律神経が乱れている症状であり、かつそれは肉体的な疲労を放置した結果起こることでもあります。
だから自律神経が整うような生活をしていれば、疲労は溜まりにくく、かつ溜まった疲労を解消しやすいライフスタイルになるでしょう。
体の疲れを感じている人は、早い段階でこのような本で、自律神経の整え方を学びましょう。
この本では、自律神経を整えるために必要な生活習慣を、食事や、お風呂の入り方、朝起きたら一番にすること、などを通してまとめてくれています。
特に自律神経や健康に関する事を今まで考えたことない人が「体調を整えるためのバイブル」として持つのがおすすめです。
私はある程度自律神経について勉強した後に、この本を買いましたが、さらなる気づきもたくさん得られましたけどね。
この本で紹介されている、自律神経を整えるための朝食として、
「はちみつ大根おろしヨーグルト」
が紹介されていました。
まさにこれは、乳酸菌と乳酸菌の餌となるオリゴ糖と食物繊維が一気に摂れるスーパーフードならぬスーパー朝食です。
便秘解消にも役立つし、腸内環境が良くなるので筋肉や内臓の機能を高めたり、脳の機能まで高められることが期待できます。
当然体の疲れも解消しやすいメニューと言えるでしょう。
最初は大根おろしにヨーグルトとハチミツと聞いて「ありえない」と思いましたが、
食べてみると意外や意外、とっても相性がいいのです。大根の辛味などもほとんど気になりませんでした。
他にも、自律神経の整え方についてさまざまな視点から紹介されています。
どれもきっと体の疲れを解消するためのヒントになるでしょう。
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『うつは「体」から治せる!』 鈴木直人
うつなど、メンタルに関する疾患を専門とした治療家である鈴木直人先生の2冊目の本です。
ちなみに1冊目の『うつ病自律神経失調症治る人治らない人』も合わせて超おすすめです。
疲れを感じると、筋肉が硬くなったり、骨格が歪んだり体に対しての何らかの症状が現れます。
疲れを放っておくと、硬くなった筋肉がさらに硬くなり、骨格を歪めていってしまいます。
さらに放って置くと腰痛や肩こり、猫背といった慢性的な辛い症状になっていくでしょう。
だから心と体というのは、切っても切り離せないものなのです。
体の疲れをとるという事は、このことからもストレスマネジメントとして非常に重要だといえます。
この本にも冒頭に、うつになる体の3つの特徴として、①筋肉の緊張と、②頭蓋骨の歪みと、③背骨と骨盤の歪みが挙げられています。
この①筋肉の緊張の原因として、感情を抑えこむこと、そして自律神経の緊張により筋肉が硬くなることが挙げられています。
筋肉の緊張には2つの原因があります。
1つ目の原因は感情を抑えることによる緊張です。
例えば、怒りがこみ上げてきた時にそれをグッとこらえた時を思い出してください。
その時あなたは、知らず知らずのうちにどこかの筋肉を緊張させていたのです。
2つ目の原因は、自律神経的な緊張です。
ストレスを感じていると自律神経が無意識に筋肉を緊張させます。
なぜなら、自律神経は「ストレス=生命の危機」と感じるようにできているため、目の前に野生の虎やライオンがいるのと同じような反応します。
つまり、いつ襲われるか分からないという恐れに対して筋肉を緊張させて何とか対応しようとしているのです。
これらの筋肉の緊張が続くことでうつになりやすくなるのです。
引用:『うつは「体」から治せる!』鈴木直人
つまり、激しい運動や、重労働をしなくても精神的なストレスを抱え込むだけで筋肉は硬くなるのです。
そのパターンが継続して起こると、精神的なストレスを感じただけで、体の疲れと言うの如実に感じるようになるでしょう。
そうなるとさらに頭蓋骨や、骨盤背骨が歪んでいき、身も心も疲れやすい体になっていく事は容易に想像できます。
本書にも書かれているようにうつ病になりやすい体になっていくでしょう。
さらにこの本の面白いところは、体のコンディショニング方法をユニークなやり方で紹介しているところです。
呼吸法はもちろんのことですが、エネルギーの流れを改善させる脳脊髄液へのアプローチ方法や、横隔膜を弛緩させる運動法、溜まった感情の吐き出し方など、疲れに対して多角的なアプローチ方法が載っているのです。
自律神経の特性を、ふんだんに利用したこれらの対策法は、慢性的な心と体の疲れにじわじわと効いていくでしょう。
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おわりに
いかがだったでしょうか?
体の疲れを放っておくと、取り返しのつかないことになるかもしれません。
この記事ではあえて心の疲れではなく体の疲れにフォーカスしていきました。
体の疲れというのは、ある意味心地よいものですが、
それが適切なものなのか?
行き過ぎたものなのか?
本人にはなかなか判断できないものです。
過剰な疲れを感じることによって、ある種の快感を覚えることだってあります。
また、人生がうまくいっている時ほど案外疲れ溜め込んでしまっているものです。
「体は疲れているけど心が元気だから、少々無理しても大丈夫!」
そんなふうに私も思ってしまっていましたが、ちゃんと後でツケが回ってきます。
人生がうまくいっている時ほど、ついつい調子に乗ってしまったり、無理をしてしまったりするものです。
だから、
そこで一度立ち止まって冷静になり、
しっかりと体のケアをしていきましょう。
アントニオ猪木曰く
「元気があれば何でもできる!」
疲れをためない方法、溜まった疲れを解消する方法を知っていれば、
いつかきっと、とんでもない見返りが待っているかもしれません。
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