強迫性障害を克服するためのおすすめ本5つ!~これを読んで実行して苦しみから抜けろ!~

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強迫性障害を読書で克服しよう!

”強迫性障害を克服するには、強迫行為を行わないこと”

私は作業療法士として医療の現場で働いてきましたが、このことは専門職として常識です。

でも、でもですよ!

私は患者にもなりましたが、これがなかなかできません!

たぶん、人一倍意思が弱いので、なかなか出来なかったんだとおもいます。

できない理由としては、強迫性障害のことを本質的にしっかりと理解していなかったからです。

強迫行為をしたその先に何があるのか?

そして不安に襲われている中、それに耐えて強迫行為を行わないと、どのようになるのか?

それを賢者の知恵を借りて理解すると、強迫性障害を克服するための行動を起こすモチベーションが急激に上がります。

ここに強迫性障害をケアするために必要な行動、食事、生活習慣、言葉、などさまざまなテーマごとに理解するためのおすすめ書籍を紹介します。

意外なことで、あなたの強迫性障害を克服するきっかけが得られるかもしれません。

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目次

これが強迫性障害を克服するためのおすすめ本5つだ!

『反応しない練習』草薙龍瞬

強迫性障害の人は、何でも「完璧に仕上げよう」という完璧主義な人が多いです。

「失敗してはいけない」「人に迷惑をかけてはいけない」という強い自制心が度を過ぎて暴走すると強迫観念にかわります。

その強迫観念の背景にあるのは、間違いなく誇り高い心であり、また人一倍強い承認欲があると思います。

人から認められたい、社会全体から認められたい、有意義な存在でありたい、という強い向上心があるからこそ強迫観念を抱いてしまうのです。

そのような心を持って生きる事は、世の中のために有意義であり、とても素晴らしいことなのですが、それが強すぎるといわゆる”執着気質”となってしまい人生が苦しいものになります。

執着気質は世の中のあらゆるものに過剰に反応してしまい、心を消耗します。

あらゆる苦しみは他者から言われた攻撃的な言葉ではなく、それに対する自らの心の反応から生まれます。

他人はあなたを「気分の良い状態」から引き離す力を持っていません。

その力を持っているのは自らの中にある心の反応だけです。

その反応を沈める方法を覚えれば、あらゆる苦しみから解放されます。

原子仏教の知恵を借りて、心の反応を消す方法、正しいモチベーションで世の中を生きていく方法を学んでみませんか?

『実体験に基づく強迫性障害克服の鉄則35』田村浩二

強迫性障害に長年苦しみ、現在は専門のカウンセリング機関を運営している田村浩二さんの著書です。

この著書の分かりやすさが凄いんです。

思わず「そうそう!」

と共感してしまいます。

いわゆる「強迫性障害あるある」を35項目まとめて、一つ一つそれに対しての対処法や心得をわかりやすくまとめてあります。

字も大き目で次々と読み進めていけるような優しい本です。

この本を読むと、得体の知れない強迫観念の正体が何なのか?

またそれを完全に克服する手順はどうやるのか?

ということがはっきりとマニュアル的に理解できます。

確かに強迫観念が強いうちは、この本に書いている内容を全て実行するのは難しい人もいるかもしれません。

しかし長期的に考えればこの本を読むことで強迫性障害の性質がはっきりとわかってくるので「いつかは克服できる」、そんな確信が得られると思います。

『成功する人は缶コーヒーを飲まない』姫野友美

強迫性障害から栄養面からケアしたい人は、この本がオススメです。

というのは題名がとてもわかりやすいからです。

強迫性障害の人、もしくはパニック障害の人にコーヒーはおすすめできません。

コーヒーに入っている濃度の高いカフェインと、大量の糖質があなたの心を乱してしまいます。

また缶コーヒーを飲まないと、仕事でパフォーマンスができないから必ず飲んでしまう、と言う人はその考え自体が強迫観念に基づいた考えなのかもしれません。
仕事なんて7割程度の力でやったほうがいいんです。完璧を求めるから体を酷使してしまいます。

確かに缶コーヒーを飲むことで、一時的に頭がすっきりして思考の回転も良くなるような気がしますが、それらは全て錯覚です。

ある程度時間が経った頃に、強い倦怠感や動悸、また強い不安感に襲われることがあります。

これらはノルアドレナリンなどの体や脳を興奮させるホルモンが過剰に働くことによって起きます。

缶コーヒーを飲むとなぜいけないのか?

概ねお分かりいただけたと思いますが、この本にはさらなる影響や、オススメの食事習慣などが書かれており、読んでいてなんともガッテンというか、痛快な気分になりました。

また強迫性障害を克服して、パワフルに生きるための食事習慣がこの本から得られるかもしれません。

私たちが何気なく行っている意外なことが、精神状態に影響を及ぼしているんだなぁ…と理解することができました。

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『まんがでわかる自律神経の整え方』小林弘幸  一色美穂

こちらも強迫性障害を食事でケアしたい人にオススメなのですが、

活字が苦手で頭の中のイメージで理解したい人にはこの漫画形式がお勧めです。

この本自体は強迫性障害をテーマにしたものではありませんが、強迫性障害の背景にある自律神経の乱れに対処するために必要な知識がとても簡単に楽しみながら得ることができます。

自律神経の乱れが自分でケアできれば、強迫性障害を根本的に克服できると個人的には考えております。

「強迫性障害を根本的に治すには、強迫行為をしないことだ!」

そのように考えている本はとても多いですし、それは間違いのないことだと思います。

しかしそもそも自律神経が整っていて、体がリラックスしていれば心も余裕がある状態が作れます。強迫行為なんてそもそもしたくなくなります。

あくまでこれは私の経験からですが、多くの人に当てはまるのではないかと思います。

この本の内容は、
自律神経を整えるための、食事の取り方や、言葉遣い、夜寝る前の過ごし方お、風呂の入り方(温度管理)などなど興味深い内容ばかりでした。

また腸内環境を整えるためのヨーグルトの食べ方、として大根おろしとヨーグルトを一緒に食べることなのですが、私も現在実行していて、これがかなり凄いんです。

自律神経を整えて、強迫行為が根本的に思い浮かばない体を目指しましょう。

『嫌われても折れない〈自分〉をつくる101の名言』諸富祥彦

強迫性障害で、自分がどう見られているのか?気になってしかたない人には、この本に書いている言葉で癒されることをお勧めします。

明治大学の教授で、主にビクトール・フランクルの研究を行っている心理学者の諸富義彦先生の名言集です。

フランクルの言葉だけではなく、ロジャーズやアドラーなどの心理学の巨匠、それにフリードリッヒ・ニーチェなどの有名哲学者の考えをもとに多角的方向から心を奮い立たせる名言がまとめられています。

人から嫌われるのが怖くなった時、

それは世間の行き過ぎた常識的価値観にマインドコントロールされているだけなんだ。

そう思えるようになりました。

また「孤独」に対してポジティブな印象が持てるようになるのもこの本の恩恵です。

ここで一部紹介します↓

・人から嫌われて、あなたに心に共鳴してくれる人と出会うことができる。

・みんなから理解されなくて良い。
理解してくれる人だけ理解してくれれば、それでよし。

・人は真の自分自身になっていくと、他者や世間の目が気にならなくなっていく。

引用:『嫌われても折れない〈自分〉をつくる101の名言』 諸富祥彦

ここを読んだだけでも、少し人生を切り開いていけるような気がしませんでしたか?

この一つ一つの名言に、丁寧な解説がついており、その人自身が苦痛なく生きていくための物事の捉え方が身につき、

またその人自身の核となる部分への理解が出来るようになると思います。

おわりに

強迫性障害のあなたは、心も体も疲労しきっています。

だから強迫性障害をケアするためには積極的に心も体も休ませることも大切です。

実は読書をするだけで脳のストレスが68%解消できると言う研究結果が世の中には存在しますし、

またカリスマ精神科医のゆうきゆう先生も、積極的に休息をするためには読書がオススメと著書(『人生を好転させるシンプルな習慣術』)の中でおっしゃっています。

本を読むこと自体も、その行為が強迫性障害をケアしていることになる事は間違いないと思います。

ここでおすすめしている本に限らず、興味のある本があれば読書をしてみてはいかがでしょうか?

【この記事もおすすめ】

>>【実録】強迫性障害でも人生を楽しむ6つの心得

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