才能を生かせない悩みを解決するヒントがこの本の中にある!
目次
はじめに ~本で人生がクリアに!~
人はその人生において年齢を重ねてもなかなかうまく解決できない悩みを抱えている、抱え続けていることもあります。
そして、一度悩みに取りつかれてしまうと解決の糸口さえ見つけることができず、頭の中で悩みがどんどん膨らんでいくものです。
しかし、素晴らしい書籍との出会いで長年の悩みが霧が晴れて、一気にあなたの才能が生かせるようになります。
そこで悩みを解消するヒントが散りばめられた名著4冊を紹介します。
これが悩みの処方箋!4冊!
①『天才を殺す凡人』 北野唯我
職場の人間関係で悩んでいる人にオススメ本です。
自分は能力があるのになぜ職場では評価されないのか?
自分は正しいことを言っているのに、なぜみんなわかってくれないのか?
そんなふうに悩んだ事はありませんか。
自分の才能を活かしたいと思った時に、この本を読むと自らに対する理解が深まると思います。
それと同時に人間理解が深まります。
自分に対する理解や、人間理解を深めると、人間力が身に付きます。
そして仕事に対する悩みや迷いもクリアになるでしょう。
著者の北野氏は、転職の支援やコンサルの経験から、才能が潰されていく若者を見てきており、それを救いたい使命感からブログや著書で発信しています。
特に大きな組織に属していると、個性や才能は、「出る杭」とみなされてしまいその他大勢によってかき消されてしまうことがあります。
それは私自身も仕事上経験をしております。
大きな組織は何か物事を進めるときに、多数決が重視されます。
つまりその他大勢の意見が重視されるのです。
しかし会社組織が、生き残りをかけてイノベーションを起こそうとするときに、絶対的に必要になってくるのは、
これまでになかった非常識な考え方です。
これまでも技術革新つまりイノベーションが起こるときは、常識をぶち破るような考え方が誕生し、
それがやがて多くの支持層に広まり、新たな常識になっていくプロセスをたどってきました。
しかし残念ながら、イノベーションを生み出す能力がありながら、ほとんどの場合潰されていくのが現状です。
それは多くの人の中に、「変化を拒む」という習性があるからだと思います。
だから大きな組織では多数決によってイノベーションを起こす力は死んでいき、天才は病んでいくのです。
では、天才の能力が潰されることなく、組織にイノベーションを起こすにはどのようにすれば良いのか?
それは、天才を生かすための秀才をどのように付き合うか?
またその他大勢、いわゆる凡人をどのように味方につけるのか?
それらが鍵になってきます。
秀才の性質を知ること、そして凡人の性質を知ることも大切です。
その性質さえ理解していれば、多少壁にぶち当たっても落ち着いて対応できるようになります。
また天才は、価値の再現性という意味で、秀才には絶対に勝てません。
天才は才能はあるが理論では圧倒的に秀才に劣ってしまうからです。
だから秀才と直接対決して、勝とうと躍起になってしまったら天才は潰れます。
天才は、味方につけるべき何か?
それを理解すれば、才能が生かされる可能性は一気に高くなります。
その答えがこの著書に書かれています。
自分の才能を活かしたいと思った時、
また転職を考えている時、もしくは才能を生かして独立開業を考えている時、この本は必ずあなたの役に立ちます。
書籍の元ブログ⇒凡人が、天才を殺すことがある理由。ーどう社会から「天才」を守るか?
②人間関係における悩みに目から鱗の「嫌われる勇気」
「嫌われる勇気」はアドラー心理学の名著で悩める青年がアドラー心理学に精通した哲学者のもとを訪れ、対話を通して自分自身の在り方を追求していくというストーリーです。
まず、アドラー心理学ではすべての結果には原因があるという考え方を否定します。
そして「今、起きていることは何かの原因によって引き起こされているのではなく、何かを目的としていると解釈します。
例えば人が誰かに対して怒る場合には何か怒りの原因があるというよりも最初からその人と縁を切りたいといったような目的があるということになります。
これはそれまでのフロイトによる心理学でみられる「トラウマ」を否定するもので、過去の出来事や感情に縛られず自分の行動次第で未来は自由に変えられるという発想に繋がります。
アドラー心理学ではすべての悩みは対人関係にあるとしこの世に自分ひとりなら悩みは存在しないとしています。
そして対人関係の悩みを解決するにはまず人との優劣を競うのではなく仕事、友人、家族を通して「周囲の人たちは競争相手ではなく仲間である」という認識を持つことや、
他者から称賛されるための承認欲求を満たすのではなく、
「自分には能力がある」という自己承認を持てるかどうかが悩みを解消するには大切と説いています。
そして最終的には、他者と自分を分離していかなる立場でもお互いの問題に介入すべきでないとします。
そして、たとえ親子であっても子供を上からの立場で褒めたり叱ったりすることすら否定し、
感謝や尊敬をベースに互いに平等な関係であることなどが大切とします。
これでは、まるで他人に興味を持たず自己中心的な生き方を推奨しているようにも見えますが、
十人十色である他者のものさしに振り回されることなく自分自身が周囲に貢献することに喜びを感じられれば悩みからも解放されるという考え方です。
このように「嫌われる勇気」では過去の原因や対人関係から自由になり、
「いま、この瞬間」を一生懸命に生きることが幸せへの道だということを教えてくれます。
③人間の潜在的な能力を引き出す名著「思考は現実化する」
自己啓発書の中でも最も有名な一冊といっていいのが、
ナポレオンヒルによって書かれた「思考は現実化する」です。
この書はその名の通り、
人は頭の中で常日頃から考えていることを現実化させる生き物なので、
普段から自分の願望にフォーカスし、
実際に願望を手に入れた自分を思い描くことが大切としています。
そして実際に願望を具現化させるための行動に移すための方法論、失敗や悲しみ、不安といった要素に打ち負かされずに、
情熱を持ち続け「成功」を手にするための方法などが18章にわたって書かれていて読み応えのある一冊です。
また、本書の中では成功に必要な理論を説明するだけでなく、カーネギーやフォードといったアメリカの歴史上でも屈指の成功者たちをはじめ、多くの成功者の実例が取り上げられているので非常に読みやすくなっているので、
自己啓発書でよくありがちな理論ばかりで途中で飽きてしまうといった心配も少ないと言えます。
また、本書の最後には「思考は現実化する」に書かれた内容を実践するために便利なアクションマニュアルや、日本語版には本書のキーワードとなる単語をまとめた索引が付属しています。
自己啓発書は読んで終わりというよりも、
その内容を実践してこそ初めて価値があるとも言えるものなので、こうしたアクションマニュアルや索引はより実用性が高いと言えるでしょう。
この「思考は現実化する」に書かれているのはコツやノウハウといった簡単なものではなく、「成功するための原則」とも言うべき根本的な内容になっています。
そのため、お手軽に読めるような著書ではありませんが、特にビジネスパーソンは時間をかけてでも読むべきおすすめの一冊です。
④感動の実話「人生の扉を開く最強のマジック」
「人生の扉を開く最強のマジック」はスタンフォード大学の脳外科医であるジェームズ・ドゥティによって書かれたマインドフルネスに関する自己啓発書です。
幼い頃のドゥティ少年はアルコール中毒の父親のもと貧しい家庭環境で育っていました。
そんなドゥティ少年の趣味はマジックである日、近所の手品用品が売っているお店に入るとルースという女性に出会います。
そしてこのルースがドゥティ少年に授けたマジックこそが、彼の人生を劇的に変えてしまった「マインドフルネス」でした。
マインドフルネスとは今この瞬間に集中することで過去の出来事や未来の不安など一切の悩みを手放すもので呼吸や瞑想を用います。
ドゥティ少年はこのマインドフルネスをマスターすることによって劣悪な家庭環境の中でも徐々に落ち着きを取り戻し、優秀な成績で脳外科医となります。
しかし、脳外科医となって成功するにつれてルースに教えてもらった素晴らしいマジックは過去のものとなり大きな失敗も経験します。
しかし、その失敗を救ったのもやはりルースに教えてもらったマジックでした。
ドゥティは大きな失敗を経験した際にふとルースのことを思い出し再び「マジック」を実践することで本当に豊かで成功した人生を手に入れていくのです。
この著書では、情報が溢れかえった常に頭の中で、様々なことを考え続けなければいけない現代人にとって「マインドフルネス」が心を落ち着かせるためにいかに有効かを教えてくれます。
しかし、なんといってもこの著書の魅力はその内容が実話というところです。
ドゥティ少年がひたむきに自分の夢を追い求める姿や大人になってからの挫折を乗り越える姿、自分の父親に対する葛藤など感動なしでは読むことのできない一冊です。
おわりに ~素敵な著書は人生を豊かにします~
足早に3冊の素晴らしい著書を紹介しましたがいかがでしょうか。
ここで紹介した4冊はどれも一度読んで満足するような書籍ではなく、
人生で悩んだ際には何度でも読み返したくなるような名著です。
興味がある方はぜひ、この3冊の本を手に取って読んでみてください。
きっとあなたの人生を豊かにしてくれるに違いありません。