スピリチュアルな精神を子供に持たせよう!
最近は毎日のように、子供のいじめや自殺のニュースをテレビやインターネットで目にします。
私自身も息子が2人いるので、目を覆いたくなるような現実です。
子供の心のよりどころに大人がなるべきなのですが、現実的に限界な部分もあると個人的には感じてます。
私や妻も、子供の言葉には敏感に注意を向けていますが、実際に子供がどんな悩みを学校で抱えているか?
全て把握しきれているかは自信はありません。
そんな時に、「心のよりどころになってくれる何か」があれば親としては安心です。
この記事では、子供の心にスピリチュアルな精神を育む2冊の本を紹介します。
どんな人の心にも高い精神性、
いわば”神のような心”が存在するという神秘を、
一人一人の子供が悟り、気づきを得ることによって、その子の人生は変わります。
目次
子供にもスピリチュアルを!おすすめ本はこれだ!!
『かみさまのおはなし』藤田ミツ
私はこれまでたくさんの成功者の本を読み、その言葉を人生に取り入れてきました。
そこで気づいたのですが、幸せな人は感謝と祈る心を大切にしています。
よく大企業の社長さんなど成功者と言われている人は神社を参拝することを生活の一部にしているというのを耳にします。
それほど、神社仏閣には科学では説明できないパワーが宿っているのでしょうね。
つらい時にも神に感謝したり、少しくらい幸せでも神に祈ったりする。
そんな習慣を持つことで運気が高まることを、彼らは本能的に悟っているような気がします。
だからスピリチュアルな精神を子供のうちから育んでいけば、力強い人生を歩むことができます。
そこでおすすめなのが『かみさまのおはなし』という本。
この本は「令和」の幕開けにおすすめの一冊といっても良いでしょう。
日本の国をつくった神様、その成り立ちがわかりやすく書かれている本です。
つまり『古事記』 を超訳した本がこの『かみさまのおはなし』です。
現在の天皇陛下である浩宮さまが、幼少期に母である美智子さまから読み聞かせられた本として有名です。
『古事記』と聞くと、なんだか難しそうなイメージですが、
この『かみさまのおはなし』は全くその心配はありません。
子供でも読めるよう、おとぎ話のように描かれています。
神社を参拝する時、そこに宿られている神様がどのような人柄なのか?
それらを想像できたらこれまでの祈りとは違った味わいを得られるのではないでしょうか?
また「桃太郎」や「浦島太郎」、「因幡の白兎」などの日本人に古くから親しまれている有名な話も、
この『古事記』にまつわるストーリーだったのです。
主要な登場人物は、日本で古くから祀られている神様なのですが、
その神様がとても人間らしく親しみやすいキャラクターとして描かれているからユニークです。
伊勢神宮や出雲大社等のご神体としてのかみさま、その姿もひとりの人として表現されているので、
この本を読んでからお参りに行くと、
具体的な神さまのお人柄やお姿も想像しながら感謝や祈りの心が持てます。
子供の精神性を高めたり、よりどころを心に作る一冊です。
『子どもブッダのことば』 監修 齋藤孝
スピリチュアルな心を成長させるのであれば、やはりきれいな心、道徳的な精神を持つことが必須です。
将来、子供が困難にぶつかったときに、乗り越えられるかどうかは心の成長に左右されます。
心が清らかな心に成長していれば、人生のあらゆる局面で迷うことなく突き進むことができるでしょう。
そのひとつの指針として、『ブッダの言葉』はおすすめです。
大人になると、こういった言葉をよく耳にします。
「真面目な人ほど、損をする」
「ズルいことしてる人たちが、成功するのが現実」
もっともらしい言葉ですが、実際そんな事は真実ではありません。
そのような言葉に流されている限り、スピリチュアルな精神は成長しないでしょう。
2600年前、お釈迦様もこのようなことを言っています。
この世の中で信じて疑ってはいけないもの、
それは、「仏」と「法」と「僧」。
「仏」は天の教え、
「法」は真理の教え、
「僧」は正しい人々の集い。
つまり、どんなつらい局面にあった時でも、たとえ自分が損をしてでも、人の役に立つ行動をとること。
結局は世の中に対して、あらゆる他人に対して慈しみの心を持ち、役に立とうとする心が、スピリチュアルな心を育て運気を高めていくのです。
“しあわせは
みんなで
わけあおう。
いくらわけあっても
へらないよ。”
(34ページ)
“たいせつなのは、
どこに生まれたか
ではなく、
この瞬間を
どう生きるかだよ。”
(64ページ)
引用:『子どもブッダのことば』齋藤孝
子供のうちから、スピリチュアルな精神を育んでいけば、「何があっても大丈夫」と思えるような自分になっていけるでしょう。
おわりに
いかがでしたか。
神社など、パワースポットに行きたくなりましたか?
私も、息子が赤ちゃんの時から「のんのんさんだよ」と言いながら一緒に手を合わせに行ったものです。
お子様に読ませたり、お子様に読み聞かせたりするための2冊として紹介しましたが、
大人が読んでも、自然と心が洗われる本でもあります。