孤独を知るとうつにならず最強メンタルに!
このサイトは読書に出会うことで人生の谷底から復活を遂げた私TOMOの体験記、
日々思うことを自由気ままに綴っていきます。 また有用な情報も随時発信していきます。
目次
はじめに
孤独になることはみじめですか?怖いですか?
でも孤独の期間はあなたを幸せに成長させる、素晴らしい時間、最強のツールなのです。
仲間との絆も大切ですが、それにしがみつくことで心が病んでいくことがあります。
うつになって休職や退職を経験したこと、その時自分が味わった孤独ですら今はいとおしく感じます。
そして今でも私は、時にあえて孤独を選びます。
孤独のすばらしさをこの記事で改めて語っていきます。
孤独を知る人とは
”絆”が重んじられている風潮
最近では幸せになるには、また出世するには、
「人と人とのつながりが大事。」
「コミュニケーションが大事だ」
とよく言われます。
特に東日本断震災以降は「絆」という合言葉が、日本中あちこちで聞かれ、
その年の代表する漢字にも選ばれました。
人と人とのつながりを感じることで精神が豊かになる。一人ではないことを感じることでどこか心が温まり安心感を感じる。
きっと、そのように考えている人たちは多いことでしょう。
>>「仕事行きたくない!」と思ったときのおすすめ本!中越裕史の天職心理学を学ぼう!
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表面的なつながりに幸福はあるのか?
しかし私はそのような世の中の雰囲気に、とても違和感を感じます。
人と人とのつながりから幸福を求めると、どこかで必ず限界が来るのではないか?と思えて仕方ないのです。
いくら表面的な友達がたくさんできた所で、所詮は寂しいままで空虚感を感じます。
facebookやTwitterの友達の人数が異様に多い人なんかがいい例です。
表面的なつながりを持つことで寂しさを紛らわそうとした時、
私たちは”言いようのないむなしさ”に襲われて、
心の深い部分で満たされることはありません。
真の人間関係とは?
では、私たちに本当に必要なものは何か?
この話の流れだと、やはり心の深い部分でつながっているつながりです。
それが真の関係です。
そしてそれは、やはり嫌というほど孤独を味わった人、孤独をしる者同士のみが築ける関係。
私にとって学生時代からの付き合いで、同じくうつを経験した友人のように。
自分が孤独であることを知らないものが、いくら理解し合おう、仲よくしようと思って努力したとしても、
やはりきっと、表面的な関係しか築けません。
真の関係は築けないのです。
孤独は”真の絆”の前提条件
今孤独を感じている人へ、
孤独は心の深い部分でつながり合える人間関係を作る前提条件なのです。
言い切ってしまいましたが、
これは私が経験した紛れもない事実です。
孤独が真の深い絆の前提条件とは、どういうことでしょうか?
>>人間力が身に付く本を厳選! 〜人間力を高めれば、落ち込みや不安は勝手に消えていく〜
>>アランの幸福論でうつを克服!~幸せになる”名言”と”哲学”がここに~
孤独になったら人生終わり?いやいやむしろそこからが本当の人生だ!
過剰に孤独を恐れることは?
人間にとっての最も強い苦痛というのは、孤独であると言われております。
人々は生涯孤独になるのを恐れ、人間関係を築くよう努力し、消耗してしまうもの。そんな経験を私自身繰り返しました。
私もうつで休職したときは、突然社会から阻害された感じになり、仲間も理解者も家族もいなくなったような、とてつもない孤独を味わいました。
これは妄想も含んでいるのかもしれませんが、私にとってとても深刻で、生きているのが辛くなるほど大変な問題でした。
うつになってから孤独感に苦しみ、そこからなかなか孤独感は消えませんでしたが、
ある時期を境に孤独を味わい尽くす大切さを知りました。
孤独という言葉を、ネガティブに捉えるかポジティブに捉えるかの違いで、その人の幸福度は全く変わってくると思います。
つまるところ人間は生まれる時も孤独、死ぬ時も孤独です。
また生きている途中で、病気になっても孤独と言うものを味わい尽くし、そして苦しみます。
理解者がいない状況になると、だれでも孤独に苦しみます。
生きている限り孤独になるリスクとは切っても切り離せません。
だからこそ過剰に孤独を恐れるという事は、幸せに生きる上でナンセンスな考え方なのです。
確かに仲間がいることの幸福感は、誰にでも分かりやすく素晴らしいことに思います。
実際に素晴らしいことなのでしょう。
ただあまりに一体感や、連帯感を期待し、それがないと耐えられないような心になってしまうと、その人は生涯苦しむことになると思います。
というのは人間は必ずいつか死にます。
永遠に続く良い人間関係や、永遠に続く健康など存在しません。
いつかそのことを嫌でも受け入れなければいけない時期が来ます。
そんな時に過剰に孤独を恐れていては、今現在を楽しめない思考になってしまいます。
また人間というのは諸行無常であり、世の中の社会の仕組みも諸行無常です。
あなたの今いる仲間がいつまでもあなたと同じ考えを持っていて、理解してくれるとは限りません。
あなたの期待通りの行動とってくれるとも限りませんし、あなたの期待通りの言葉を発してくれるとも限りません。
つまるところ孤独を味わい尽くせる心と体を身に付けるという事は、
苦しみのない人生を送ることにもつながります。
そして自由な人生、自分自身の核となるような本質的な生き方ができるようになるでしょう。
孤独を知るもの同士の関係は?
深い孤独を経験した者同士が、強烈にひかれあうというのは、
おそらくお互いが本質的な生き方ができているからではないでしょうか?
もしくはそのような本質的な幸せを、目指して生きている者同士が出会って一緒にいるからこそ、深いつながりを感じれるものだと思います。
ただそのような出会いというのも、一生のうちでなかなかないものであり、
生きてるうちに1人でもそのような人に出会ったら、とても運が良いことなのでしょう。
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孤独になることのメリットは?
うつになって休職し、又は退職してしまい社会から外れてしまって孤独を感じること。
本当にそれは悪いことなのでしょうか?
一流の起業家や、一流のアスリート、文豪と言われる人は、多くの人が深い孤独を経験しております。またその深い孤独を味わい尽くしていることでしょう。
「そのような人たちとうつを一緒にするな!」
と言われてしまいそうですが、
孤独を味わい尽くして、その後の人生に活かすというならば、私はどうしても同じことに思えて仕方がありません。
だから、うつ病になって孤独を経験するという事は、
この先の未来の幸せの種をまくことにもなるのです。
ここで言う「幸せ」と言うのは、自由な生き方、本質的な生き方、苦しみから解放された生き方を指します。
「人とのつながりがないと幸せにはなれない」
とこの先も信じ続ける人には、今回の私の文章はお役に立てないでしょう。
明治大学教授の齋藤孝先生は著書の中で、孤独についてこのように述べてます。
人と仲良くやりたいと考えれば、ある程度つき合いも大事だろう。
しかし無理してまで周囲のあらゆる人たちとつき合う必要はあるのか、立ち止まってみることをすすめたい。
そもそも現代人は人間づき合いと恋愛が人の頭を占めすぎていると、私は思っている。
自分の中の地下水を組み上げる事は技である。
それが自在にできるようになると、他の人から見たときにも魅力になる。何より、「いざとなったら1人でもいいのだ」と思える潔さは、安心感につながる。
引用:『孤独のチカラ』齋藤孝
本当の孤独を知る人は孤独の価値を知った人。
そんな人はいつでもどこでも精神が落ち着いており、他人から見てもとても魅力的な人間に見えるものです。
著書の中では、自分自身をよく知り、己をグッと深めた人は、ゆるぎない自信を持ちながら生きていける。
また受動的な孤独を超えて、自らポジティブな意味で孤独の人生を選んだ人と言うのは、社会で輝いていけると強く訴えております。
また深い孤独を知る者同士の関係についても、
つるんでいるのではなく単独者であることを認め合うことが大事なのだ。
名パートナーの存在は、確かに単独の中でできるだけ深くまでいこうという気力の支えになる。
引用:『孤独のチカラ』 齋藤孝
つまり孤独を知らずに人と出会うことより、孤独を知ってから人と出会う事の方が、深いつながりを築くことができ、お互いを成長させるチャンスにつながりやすいと言うことです。
どちらかがどちらかに依存しないとつぶれてしまうような関係であれば、遅かれ早かれその関係は消えていくことでしょう。
ここまで読んでいただいたらもうお分かりかと思いますが、孤独になると言う事は、悪いことでは無いのです。
むしろ使いようによっては、自分や周りを成長させ、人生を豊かにするための素晴らしいツールとも言えるのです。
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おわりに
このブログの読者とは、心の深い部分でつながり合えるかもしれないですね。
あなたが味わった孤独は、人生の汚点なんかじゃないです。
むしろ素晴らしいキャリアなのです。
【この記事の参考書籍】