辛い出来事には意味がある!
このブログは人生のどん底を読書で克服した私、読書セラピストTOMOの体験記や有用な情報を発信していきます。
あなたも自分の人生に奇跡を起こす一冊に出会えることを、あきらめないでください。
目次
はじめに
この記事”辛い出来事の意味”について、考えていきます。
生きる気力、やる気がわかないとき、
また、もっと積極的に生きたいと思うあなた、是非読んでください。
辛い出来事こそ意味がある!
私の悲惨な過去
皆さんにとって辛い出来事、忌まわしい出来事はありますか?
私にとって忌まわしい出来事は、たくさんあります。
・親の病気と妻の妊娠中の病気が重なったこと。
・病気により妻のお腹の中の赤ちゃんをおろさなきゃいけなかったこと。
・大事な仕事に向かう途中、飛行機が飛ばず、何年もの努力が無駄になったこと。
・それらが重なって、深い落ちこみから立ち直れずうつになり、仕事を長期間休職したこと。
・親を恨んだこと。
本当に今でも思い出すのが辛いくらいの出来事です。
「あれさえ無ければ、今頃俺の人生は順風満帆だった・・・。」
なんて思いたくなる時があります。
因果論的立場で人生を考えると、心は奴隷状態になる
ただこれは、人生の因果論的立場に立った見方で、必ずしも”事実ではない”と今では考えています。
因果論的立場とは、
”○○だから△△になった”
というように、因果の物語に囚われた価値観のあり方です。
うつを脱出して、明るい人生を送りたい人は、この考え方を少しずつでも手放していくことをお勧めします。
過去に起こった辛い出来事や人間関係に囚われていると、この先の未来も何かあるたびに過去のせいにして、結局何も成長できないままに終わります。
過去のせいにするだけならまだしも、自分の挫折を”他人のせい”にする癖がついてしまいます。
確かに他人の影響で物事がうまくいかないときはあります。
世の中、そんなに思うようには運ばないのもです。
>>人間力が身に付く本3選! 〜人間力を高めれば、うつは勝手に消えていく〜
>>アランの幸福論でうつを撃退!~幸せになる”名言”と”哲学”がここに~
見かたを180°変えてみよう
ただ物事のとらえ方は、自由です。自由だからこそ”人のせいにしない”という選択肢を選ぶこともできます。
失敗した時に自分を責めてうつになる人は、いつの間にか他人の人生を生きているのです。
だから深層心理で”他人のせい”にしているのです。実際私自身も耳が痛い話ですが、、。
ただこれを口にせずに黙って耐える人が多いようです。
うつになる人はむやみに他人を攻撃する人は少ないですし。
これが仮に自己決定の行動に基づいた挫折であれば、それほど苦しむこともなく、すっきりした気分で次の行動に移せるでしょう。
※うつの人全員が他人の失敗を他人のせいにする人たちと言っているわけではありません。論点は自己決定に基づく行動が意外とできていないというところです。
辛い出来事、変えられない過去や他人に囚われない人生は、心が平安で自由な発想ができる人生です。
あなたを苦しめる心のブロックが取り払われるでしょう。
因果論的立場の逆の”目的論的立場”ではこう考えます。
”自分の人生で起こったこと、すべてに意味がある”
たとえそれが、一見辛く苦しいだけの出来事でも、とてつもない意味がある。
そして、辛く苦しい出来事も、実は自分が選んだ道。
一見極端な考えに聞こえるかもしれませんが、
私が過去に経験した辛いことや、うつになったこと自体も、
最終的には私が選んだ道であり、今の私や今後成長していく私にとって意味がある出来事だった。
すべての出来事は、必要があるから起こったこと。
そう考えられるようになると、とても肩の荷が下ります。
軽い心で人生の荒波を泳いでいけます。
>>なぜ誰かのために生きる?”人のため”に生きてはいけないたった1つの理由
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『君たちはどう生きるか』に学ぶ辛い出来事の意味づけ
人生の悲惨な出来事ほど、忌まわしい出来事ほど、その人にとって暗に、
「ある方向へ」「必要な方向へ」「ある道へ」と導いている。
その道は、その人が”人生で果たすべき使命”につながっている。
きっと、”その人の生きる意味”につながっている道なのです。
ベストセラー「君たちはどう生きるか」に出てくるコペル少年のおじさんが、
苦悩している主人公のコペル少年に伝えた手紙の言葉があります。
人間が、こういう不幸を感じたり、こういう苦痛を覚えたりするということは、人間がもともと、憎みあったり敵対しあったりすべきものではないからだ。
また元来、持って生まれた才能を自由に伸ばして行けなくてはウソだからだ。
およそ人間が自分を惨めだと思い、それを辛く感じると言う事は、
人間が本来そんな惨めなものであってはならないからなんだ。
引用:『漫画 君たちはどう生きるか』 作 吉野源三郎 漫画 羽賀翔一
これはあくまで一部抜粋の言葉ですが、死にたいほど悩んでいる主人公コペル君(中学生)が立ち直る時にもらったおじさんからの手紙の言葉です。
苦痛や苦悩は、人間が苦痛や苦悩を感じるべき存在では無いということを、表すために存在する(ややこしい!)。
矛盾しているかもしれませんが、
私たちは辛さを感じることで人間の本来のあり方を再確認することができます。
その確認作業の中で、今までの自分の生き方を変えていかなければいけない事があるかもしれません。
中にはそれが自己否定に感じて、辛い時間を過ごす人もいるかもしれませんが、
長期的に考えればその作業は人間が成長する上で必ず必要な時間なのです。
もしあなたが長い間、みじめに感じて辛い人生を送っているのであれば、
そして出口が見えないように感じているのであれば、
それはあなたの体が、あなたの人生が、
あなたに、
「これ以上辛い思いをするのはいけない」
と、教えてくれているのです。
そしてそればかりでなく、あなたの人生を良くするためのサインでもあります。
精神的に成長を遂げたコペル君が、どのような行動をこの先とったか??
気になる人は本を読んでください。
おわりに
悲惨な経験が大きければ大きいほど、とんでもない見返りが待っているかもしれませんよ。
あなたを待っている誰か、あなたの果たすべき何かがきっとあります。
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