繊細な心で苦しんでいる人は”繊細さの良さ”がわかる本を読め!
目次
はじめに
繊細な心の持ち主が、少しでも世の中生きやすくなるような本をここに3つ紹介します。
デメリットのようにしか思えないような心の繊細さが、
明日からは心の武器にに変わります。
繊細な自分はこの先も苦労する!?だったらこの本を読んでみよう!
①『「気づきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さんの本」』武田友紀
いろんなことを気づいてしまって、心が疲れ果ててしまう繊細な人。
そんな繊細さんにおすすめの本です。
本書では繊細な人についての解説とともに、
・疲れる刺激からの予防対策
・リフレッシュのしかた
・繊細すぎてなかなか仕事が進まない人への対策
・繊細な人とそうでない人の対人関係対策
・繊細な人同士の対人関係対策
などなど繊細な人特有の
“繊細あるある”
に明確な答えを出してくれています。
この手のテーマは、答えがない分野だと思えますが、それでも明確に答えてくれている本はとてもありがたいと思います。
合ってる合ってないはそれぞれの主観です。
でもそれは別として、実際に世の中の事例をこのような形で発信してくれている事は、
多くの繊細さんが生きていくうえで参考になることは間違いありません。
著者自身が、繊細な性格なゆえに苦しんだ経験があり、
読み手の心を手に取るようにわかってくれているような気がします。
著者は、繊細な人が持っている共通のある能力について、指摘しています。
繊細さんには共通する強みが5つあります。
感じる力、考える力、味わう力、良心の力、直感の力です。
どの力が強いかは個人差があります。
引用:『「気づきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さんの本」』 武田友紀
少し紹介すると、感じる力に関しては、
人の話を丁寧に深く聞き取ることができ、
相手のニーズをしっかりと察知することができます。
また人の良いところに気づくことも繊細さんは得意なのです。
そして日常のちょっとしたこと、
いわゆる小さな幸せ見つけて喜ぶことができるのも普通の人よりかは長けています。
なんだか自信が湧いてきませんか?
この本を読むことで、繊細な心をマイナスとして捉えるのではなく、プラスの要素として捉えることができます。
②『「うつ」な気分を手放す方法』 中越裕史
いろんなことに気づきすぎて、疲れてうつっぽくなる…。
繊細な人の中には、こんな感覚の人が
たくさんいるのではないでしょうか。
気づいて、悩む事はあっても、なかなか人に言えない。
自分を押さえ込んでしまって、疲れ果てて頭が混乱する。
そんな時は、自分の感じたことについて書き出してみるのが意外と効果的。
ただ書き出すときには、少しコツが要ります。
どんなことについて書き出せば幸せに気付けるか?
どんなことについて書き出せばしつこい悩みを手放せるか?
今自分が気になっている事は、本当に気にすべきことなのか?
心理カウンセラーの中越先生のこの本の文章を読むと、
小さな微笑みについて見つけることで、繊細な自分に対する正しい理解がきっと深まります。
私が気に入っている気づきを、箇条書きでざっと紹介します↓
・くだらない趣味を見つけるだけで、1日1回位は微笑める。
→どれだけくだらないことでもいいから、何か趣味を始めよう。
何も思いつかなければ、スマホで顔の写真を撮ってみればいい。・多少、頭が悪くても恨みを忘れるくらいがちょうどいい。
→今日1日だけ、忘れたふりをして自分から歩み寄ってみよう。
・ゆっくりだからこそ、味わえるものがある。
→この本の次の1ページだけでかまいませんから、いつもよりゆっくり読んでみませんか?
引用:『「うつ」な気分を手放す方法』 中越裕史
自分にしか良さがわからないような、くだらない趣味を見つけたり、
恨みがあってもそれを忘れるふりをしたり、
ゆっくりじっくり生きることの、大切さに気付かされたりなど、
繊細な人にとって、自分を肯定できて心癒されるメソッドがたくさん詰まってるのです。
書くことで繊細な自分を客観的に理解できる。
そのことは意外なほど“生きる自信”につながるものです。
③『実体験に基づく強迫性障害克服の鉄則35』田村浩二
「わかっちゃいるけど気になって止められない…。」
繊細さんの中には、このような強迫性障害の方もいるのではないでしょうか?
なにも「強迫性障害」と診断されなくても
、
神経質で気になったら考えを止められない、
いわゆる強迫観念がある人は多くいると思います。
そんな時に、この本は大いに参考になります。
著者自身が強迫性障害で苦しんだ経験があり、
それを克服した経験から、あれこれ気になったときの対処法を、35の項目にまとめ挙げられています。
繊細な人にとって学術的な本よりも、
気持ちをわかりあえるという意味では、
実体験に基づく本のほうが頭にすっと入ってくるものです。
強迫観念に襲われているときは、
放っておけば、その強い衝動がいつまでも続くように思われるが、
それは錯覚である。
どんなに強い恐怖感や不安感でも必ず治まる。
引用: 『実体験に基づく強迫性障害克服の鉄則35』田村浩二
実際に克服した人が、体験に基づいてこのようなことを言ってくれていると、
繊細な心を持っていつまでも苦しむ事はないと確信できるような気がしませんか?
でも海外セレブとか成功者って、案外繊細さんとか強迫性障害の人が多いんですよ。
おわりに
自分の繊細さを、あらゆる視点から理解することで
“人間力の向上”
に、ぜひつなげてみてください。
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