繊細な人が人間関係に振り回されないコツ

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繊細な人が人間関係に振り回されないためにはコツがある!
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目次

はじめに ~人と関わるのって疲れるよね…~

心が繊細な人にとって、人間関係は究極の課題です。

私自身、繊細な心を持っているがゆえに、

人間関係に悩むことが多々ありました。

「あの人さえいなければ」

と何度も心でつぶやいたものです。

しかし繊細な心を持ちながら人間関係を乗り切るには、コツがというか心得が必要です。

特に「配慮が足りない人」と出会ったときには、ドッと疲れが出ますよね。

そんな究極の課題とも言える人間関係のコツ、

“配慮が足りない人”に振り回されないコツを紹介します。

これが配慮が足りない人間に振り回されないコツだ!

①”繊細じゃない人=悪い人ではない”と知っておく

繊細な人にとって、配慮が足りないように見える人は、どうしても「悪い人」と思えてしまいます。

自分の周りに、悪い人がたくさんいると、

世の中が、地獄のように思えてきて、

生きづらさを感じるものです。

自分は不当に扱われている!

意地悪されている!

攻撃されている!

そんなふうに感じやすいものです。

しかしそれは、

“その人自身の感じ方によるものだ”

ということを知るだけで、幾分心が軽くなるものです。

例えば、

繊細な人と、繊細じゃない人が待ち合わせをしていたとします。

繊細じゃない人が2分待ち合わせに遅れてやってきました。

繊細な人にとって、2分の遅れは大きな問題では無いにしても、

一言「遅れてごめんね」とか

「待たせてごめんね」

の言葉があるべきだという考えに至ります。

しかし繊細じゃない人にとっては、

“2分の遅れは遅刻のうちに入らない”

と考える人もいるでしょう。

つまり、

「2分の遅れ=時間通りに来た」

という考えなので、何事もなかったかのように待ち合わせに登場する人もいます。

繊細な人にとっては、

この行為が「軽く見られている」と感じるかもしれません。

それで気分を害して、不機嫌になる人もいるでしょう。

しかし、

繊細じゃない人にとって2分の遅れは、

自分にとっても他人にとっても許せる行為である場合が多いのです。

だから、2分の遅れで怒っている人について、

「まさかこんな柄を理由で怒るだなんて考えられない」

と本気で考えて困惑してしまいます。

待ち合わせ時間に対して、おおらかに考えている人は、

全てにおいておおらかである場合が多いのです。

決してそれは「悪い人」ではありませんよね?

繊細な人にとって、配慮が足りない人、繊細じゃない人は「悪い人」と思えてしまうかもしれませんが、

決してそんなことはないのです。

ほとんどの場合は受け取り方の問題であり、

「いい人」であることが多いことを知っておきましょう。

きっと人間関係の悩みに振り回されずにすみます。

②「苦手な人を作ってはいけない」という考えを捨てる

日本人は和を重んじる傾向があります。

だからこそ、

「誰とでも仲良くしなくてはいけない」

という強迫観念が染み付いています。

皆さんも小さな頃に両親や先生からそのように教わったかもしれません。

確かに、人の悪いところには目をつぶって、

良いところだけを見るようにして、

誰とでも仲良くできたら、

きっとそれは素晴らしい人生でしょう。

あくまで…、

それができればの話ですが。

なかなかそれが簡単にできないから悩めるところです。

誰とでも仲良くしなければいけない、というのはある意味正しいことですが、

それと同時に、

“どちらかが一方的に我慢をするような人間関係などあってはいけない”

というのも事実だと思います。

“嫌いな人を作る”

という事は、繊細な人にとっては罪悪感を感じる事かもしれませんが、

決してそれは悪いことではありません。

正しくは、

その人自身を嫌いになるのではなく、

その人の悪い部分を嫌いになるということであれば全く問題ないとです。

苦手な人、嫌いな人を自分の中で定義する事は、

決してその人の存在を否定するものではありません。

もし苦手な人がいれば、

少しでも距離を置いて、自分の心を守る事は賢明なことです。

そんなことをしたら、孤独になるのではないか?

と孤独を恐れる人がいるかもしれませんが、

そんな事はありません。

孤独である期間は、自分を見つめ直したり、

自分の心を整理する時間になりえますので、

決して無駄な時間ではありません。

むしろ成長するためには必要な時間です。

あなたが、偽りの自分を演じている限り、

苦手な人がさらにあなたに近づいてくる可能性があります。

そうしたら、余計に心が疲れてしまい、

あなたの良い部分もかき消されてしまう可能性があります。

どうか、自分にとって苦手な人を作ることを禁止しないでください。

③断る練習をする

繊細な人は、「相手の希望に応えたい」という思いが強いです。

繊細な心を持っているからこそ、

「人を喜ばせたい」

「人の役に立ちたい」

それと同時に

「他人に迷惑をかけたくない」

との思いが人一倍強いものです。

だから頼まれごとを断るのは苦手なこと。

普通の人が簡単にできる”断る”という行為が、

繊細な人にとってはなかなかできない難易度の高いものなのです。

だからこそ、断るということは繊細な人にとって大切なスキルであり、

実は断った後も

“たいして人生に大きな影響がない”

ということを知っておく必要があります。

だから最初は簡単な「断り方」から練習していきましょう。

何か物事を頼まれて、嫌だなって思う時いきなり

「できません」ときっぱりと断る事は難しいでしょう。

しかしこれならどうでしょう、、

「ごめんなさい、

それはちょっとできません。

他の人に頼んで、

どうしてもダメだったら言ってください」

これぐらいなら、完全に断ったわけではありませんし、

冒頭にしっかり謝罪もしています。

相手の気分を害することはほとんどないでしょう。

大抵の場合、これでしつこくお願いされる事はないです。

しかし、これでもまた頼まれたとしたら、

はっきりと断ってしまいましょう。

「ごめんなさい、やっぱり私にはできません」

これぐらいはっきり断れば、相手もあきらめがつくはず。

大抵の場合、その後あなたには仕事が回ってこないことがあるかもしれませんが、

それは一時的であることが多いです。

そして、断った時、相手が怒ったり、不機嫌になることがあるかもしれませんが、

この先ずっとあなたが我慢し続けるよりかは、

一時的に相手を怒らせてしまった方が何倍もマシなのです。

そのことをしっかり頭の中で理解しておけば、

断ることなんて全然怖くありません。

最初はハードルが低いやり方で、断る練習をしておきましょう。

④共感できる人とつながっておく

苦手な人と距離を置く、

断る練習をする、

孤独を恐れない、

これらは確かに人間関係で振り回されれないためにも有効です。

孤独力をつける事は、ある意味人間力を高めることです。

しかし時に不安になることもあります。

「自分は、社会不適合人間ではないのか?」

「自分と仲良くしてくれる人なんているのか?」

「自分は特殊な人間ではないのか?」

孤独の感覚に慣れてしまうと平気なのですが、

やはり慣れないうちは不安になることだってあります。

しかしあなたの繊細な心は、決して特殊なものではなく、

”必ず世の中に分かち合える人がいる”ということを知っておいた方が良いです。

繊細な心を持ちながら、それをただ受け入れて、

イキイキとと前向きに生きている人はたくさんいます。

繊細さを生かした職業に就いたり、哲学的な生き方に邁進している人さえいます。

そして類は友を呼ぶという言葉があるように、

繊細な心の持ち主同士で集まって、人生を楽しんでいるコミュニティは世の中に案外あるものです。

孤独の不安や恐怖に押しつぶされないためにも、

そして何より自分を肯定するためにも、気の合う人とつながっておくことをおすすめします。

何もリアルな人間関係だけが、人とのつながりとは限りません。

まずは簡単にSNSで自分の思っていることをつぶやいてみるのも人とつながるきっかけになります。

また、

興味のあるセミナーや、イベントに参加してみるのも1つの手でしょう。

繊細な人が集まる会合やセミナーといえば、

心理学のセミナーやヨガ教室、絵画教室や、陶芸教室などなど。

SNSのジャンルで言えば、Twitterの趣味アカウント精神世界のアカウント等がお勧めです。

私の場合Twitterで趣味の模型作りに関することをつぶやいたり、

写真をアップしたりして同じような感覚を持つ仲間と交流しています。

また月に1回、瞑想会に参加して異業種の仲間と数時間一緒に座っています。

ただ座っているだけでその空間にいる者同士心が通い合えるものです。

“家族や職場だけが人とのつながりでは無い”

ということをありありと実感することができれば、

今まで短所だと思い込んでいた自分の持っている繊細な部分が、

いとおしく思えることでしょう。

おわりに ~繊細な自分に誇りを持とう!~

私自身、繊細な心の持ち主であるが故に、人間関係によく悩んでいました。

そもそも、「あなたは繊細ですね」と自分の繊細さを指摘されることが嫌で、言われるたびに傷ついていました。

相手にそのつもりがなくても、なんだか自分の短所を指摘されているような気がしてとても嫌な気分になるのです。

しかし多くの場合、自分の繊細な部分を受け入れることで解決できるのです。

そして繊細な心自体、実はそれが良いことであると言うことの気づきが、私の心を作ってくれました。

今では、「あなたは繊細ですね」と同じ言葉を言われても、

相手に全く悪気を感じないし、自分自身嫌な気分にもなりません。

むしろ、いろいろ気がついて、配慮ができる人間なのだと自分で自分を褒めてしまいたくなります。

そんな、褒めるべき繊細な心が人間関係なんかで潰されてしまうのはもったいないことです。

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