うつ病になる人は努力家が多いです。大きな志があったり、沢山の人の役に立ちたいという思いから無理に努力をした人が多いのではないでしょうか。
回復してもまた過剰に努力してしまう。
そんな悪循環から抜け出すために、サボることの大切さをこの記事で語っていきます。
サボったり逃げたりすることは、悪いことじゃないんですよ!
目次
たいていのモチベーションは続かない
何か大きな志があると、それを実現するためにモチベーションを維持しなければいけません。
それは、誰かから褒められて得られる表面的なものではなく、
自分の内なる心から湧き上がってくるモチベーションです。
そしてそのモチベーションは高く、長く維持させなければいけません。
じゃないと一流にはなれないし、世の中に価値を与えれらる人間にはなれません。
それどころか成就せずに食いっぱぐれることだってあります。
でも、この高いモチベーションを維持できない人が多いのが世の常です。
私もそうでした。
最初は張り切っていても、半年~一年と努力し続けていると、身も心も疲れ果てます。
そして、人から認められたり、褒められたりしないとやる気を失ってしまいます。
自分からやりたいと始めた努力なのにおかしな話ですよね。
はじめの志が高い人ほど、案外モチベーションが続かなかったり、疲れてうつ病になったりしてしまいます。
疲れを溜めていることに、意外と本人は自覚が無いのです。
自覚する頃には、悲しいことに何らかの症状が出たりしてます。
一流スポーツ選手から学ぶやる気の管理方法
こういった話をすると、じゃあ一流のスポーツ選手やオリンピックのメダリストはどうなんだ?なんて思うかもしれません。
確かに一流のスポーツ選手は、毎日プライベートを犠牲にして血豆が出来るまで努力しているイメージでしょう。
実際にオリンピックメダリストで精神を患う人もいます。
けど野球のイチローやサッカーのカズなどレジェンドと言われるような人は、どうやってモチベーションを維持して、結果を出し続けているのか?
体調を崩してしまう人との違いは何なのか?
その違いをものがったっているエピソードがあります。オリックス時代のイチロー選手のエピソード。
イチローがオリックス時代に、チームの打撃投手をしていた奥村幸治さんからの話です。
オリックスで打撃投手をしていたころ、不調に陥った選手に「投げましょうか?」と声をかけると、ほとんどの場合「頼む」と答えが返ってきた。
練習することによって少しでも不安を取り除きたいと思うのが人情というものだろう。
そんな中私の申し出に一人だけ首を振った選手がいた。
当時二十歳だったイチロー選手である。
試合後にその理由を尋ねたところ、
彼は「僕はこんな心境で試合に臨みたいんです」という。
「どんなに好きな野球でも、毎日続けていると、もう疲れた、今日は嫌だなと思うときってないですか?そうなっては自分の能力って絶対に発揮できないんですよ。
バッドが持ちたくて持ちたくてしょうがない。そういう心境で、僕は試合に臨みたいんです」
そして彼はこう後を続けた。
「初めてお父さんとキャッチボールをしたとき、どんな気持ちになりましたか?
またやりたいなと思ったでしょ?その気持ちなんですよ。
そういう気持ちが自分でしっかりつくれれば、絶対技術って向上していくと思いますよ」
引用:『致知』2010年6月号 「致知随想」より
「サボることは罪、サボる奴は根性なし」そんな声は無視して良し!
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