他人が理解できなくて悩んでいる人へ。人を理解しようなんて思わなくていい理由と対策

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このブログではうつを読書で克服した私、

読書セラピストTOMOの体験記や有用な情報を余すことなく発信していきます。

皆さんも読書で人生を変えて、豊かな生活が送れるようになります。

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目次

他人が理解できなくて悩んでいる人へ。人を理解しようなんて思わなくていい理由

うつになりやすい人は、無理に他人を理解しようとする

うつになる人は、”他人”に悩んだ経験がある人が多いと思います。

・相手の態度が理解できない。

・発言が信じられない。

・誠実な人だと思っていたのに、ひどい一面を見た。

・信じていたのに裏切られた。

というような感じて悩み。この状態が続くと心を消耗して自律神経を壊します。

下手すればうつ病に発展します。

特に人が理解できないで悩むことは、30代後半から40代にかけて深刻に悩む機会が増えるようです。

大抵この年代の男性は、職場において管理職を任されたり、

そうでなくても多くの部下や後輩を抱えており、会社からマネジメント能力が求められます。

理解不能な部下の行動に手を焼いて、思うようにマネジメントが出来ずに悩みます。

女性であれば、子供が思春期を迎え徐々に親の思うような行動をとってくれなくなる時期です。

多くの場合、親が思うような進路を選んでくれることはないでしょう。

「部下が理解できない」「息子が何考えているのかわからない」

そんな風に悩んでいる人は多いのですが、このような悩みを抱える人は、

ある間違った大前提があります。

その間違った大前提とは、

自分は他人を完璧に理解できる

と思っていること。

理解しなくていい理由:人のことなど理解できないのは当たり前

お釈迦様の時代、つまり2600年前から変わらない大前提として、

”人が他人を完璧に理解するなんてことは不可能”です。

「相手が理解できない」なんてことは当たり前です。

心理テスト、心理検査なんかで一定程度、人の性格の傾向は鑑定できますが、

人の人格、人となりの部分まで細かく特定できる優れたものはありません。

心理検査などは、参考にはなりますが、絶対的なものではありません。

そもそも人間の人格は、その都度変わるものです。

「A君は誠実な人だ」

という人もいれば、

「A君は信用できない」

という人もいる。

どちらの言い分が正しいとか間違ているということではないのでしょう。

どちらも人の評価として、そのような事実があるということです。

つまり、「A君には誠実な部分もあれば、信用に欠ける部分もある」ということ。

これが事実です。

自分に当てはめてください。

あなたはどんな人間ですか?

どんな人も必ず多面的な要素は存在します。

そう考えると、

自分すらどんな人間か、わからなくなる人がほとんどだと思います。

そのくらい、自分を含め人の性格、人格というのは変わるもの、そして多面的。

自分も他人も”無常である”ということ。

だから他人を理解しようだなんて、当然不可能です。

とんでもない話です。

「それは親子関係にも言えるのですか?」

と、おもわず聞きたくなる人もいると思います。

はい、親子でも例外なく理解し合えないように出来ています。

安心してください。

理解し合えない親子関係は異常ではありません。

それが普通です。

人を理解しようとすると苦しむんですよ!

他人を理解しようとする態度など、やめることが重要です。

人はなぜ他人を理解しようとするのかといえば、その答えは一つ、

相手を”管理する”ためです。

つまり、上司であれば、部下を理解して部下を管理しようとしているのです。

母親であれば、子供のことを理解して子供を管理しようとしているのです。

どちらも管理して、自分の思い通りにコントロールしようとする傲慢な態度があるのです。

でもそれは絶対に”うまくいかない”ように出来ています。

なぜなら、人は”管理されることが嫌い”だからです。

元来、人は誰かに管理されていると感じた瞬間、とても嫌な気分になります。

例えば、

「あなたが普段仕事で何を考えているか知りたいので、定期的に話し合いをしましょう。ざっくばらんに思っていることをなんでも言ってくださいね。」

なんて上司から言われたらどうですか?

不快に感じませんか?

イラっとしませんか?

「なんであなたにすべてを話さなきゃいけないの?放っといてよ!」

って思いますよね?

そう、相手を「理解しよう」「管理しよう」なんていう姿勢はとても失礼な話なのです。

対策:じゃあ人を理解しようとせず、人に対してどう関わればいいの?

むしろ、理解すべきは、

上司は部下を、親は子供を、”理解できない”ということを理解すること。

このような謙虚な姿勢に立って、慈しみの心を相手に向けることが大事です。

慈しみの心で、

「気持ちよく仕事をできているか?」

「何か困っていることはないか?」

と静かに相手を思いやる心が大事です。

その心さえ持っていれば、相手のことを理解することに頭を悩ます必要はありません。

おわりに

たとえ裏切られても、恨まれても、自分が相手を理解できなかったことを責める必要はありません。

そもそも理解などできないし、そんな努力は1ミリもしなくていいのですから。

どんな人にも慈しみの心を向けてあげてください。

それがあなた自身を救う、究極の手段です。

今日も読んでいただき、ありがとうございました。

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