このブログはうつを読書で克服した私、読書セラピストTOMOの体験記や有用な情報を綴っていきます。
うつを読書で克服するにはコツがあります。
そのヒントをこのブログで発信していきます。
皆さんも奇跡の一冊を手に入れましょう。
目次
はじめに
皆さんは人間関係において、相手に言われたことについ落ち込んでしまう、
ついカッっとなってしまうことはありませんか?
それって本当に苦しいですよね。
そんな苦しみの積み重ねでうつになる心のパターンが出来上がってしまいます。
今日は禅の考えにならって、そんな苦しみ半分にする方法を紹介します。
禅の基本と言われる方法です。
禅を学んで”苦しみ”から解放されよう!
苦しみから解放されるには?
相手に嫌なことを言われて、つい感情に流されて落ち込んだり、イライラしたりと心が反応してしまう。
そんな心の反応をしてしまわないためには、 心を前と後ろに分けて考えること。
これが単純なようで効果てきめんなのです。
まず目を閉じて前の部分に向く心と、後ろに部分に向く心をイメージする。
前の部分に向く心は相手の心を見てそのまま理解する。
後ろを向く心(自分の内側)は、自分をそのまま観察する。
例えば相手に何か言われたとき、前を向く心は相手の行ってる内容をそのまま理解する。 物事の良し悪しを判断せずに理解するのが重要。
日本語がわかるのであれば、言葉として理解できますよね。
わかりたくもない相手もいます、もしかしたらあなたが理解することを拒んでいることもあります。
それは、おそらくあなたが”自分が正しい”と、すでに自分の心に知らず知らずのうちに判断を下しているのかもしれません。
そのような余分な判断は、結局自分を苦しめてしまいます。
「言ってることはわかります」
「で何を求めているのですか」
と言ったようなクールな立場に立って、客観的に相手を理解するスタンスでいきましょう。
そしてもう一つ、後ろを向く心、ここでは自分の内側の反応を見ます。
ここがまた重要なのです。
自分の心の内側の観察がカギ
相手に何か嫌なことを言われたとき、前の心では相手の言葉そのまま理解します。
そしてこのとき、後ろ側の心では自分の内側の心の反応を観察します。
嫌なことを言われたら、怒り、不安、ショック、イライラ、過去の恨み、相手への妄想が湧いてきます。
その思いが湧いてくること自体は、普通の事です。
ただここで、それらの感情に流されるのではなく、しっかりそれらの心の状態を観察することが大事です。
反応せずにただ観察し、ムカついたなら、「あっ、いま”怒り”を感じたんだ」とラベリングする。
ラベリングとは、心の中で名前を付けること。この場合の名前は「怒り」です。
心の中で「怒り」とつぶやけばいいです。
これができれば感情の波に流されることはありません。
一度反応してしまって流されると、その嫌な感情はどんどん大きくなり、さらに余分な反応をしてしまいます。
しかしラベリングを繰り返していると、不思議と怒りの感情は小さくなっていきます。
最初はわずかに心が軽くなったかな?と感じる程度、
1000分の1程度軽くなったなと思える程度ですが、
これが徐々にわかりやすく心が軽くなり、10分の1、
そして2分の1くらいに軽くなっていく感覚が実感できるようになります。
それはなぜかというと、
怒りの感情を抱いたときに、「あ、いま怒った」と心でラベリングすることにより、自分に起こった出来事が他人事のように思えてきます。。
苦しみの原因は自分に対するこだわり、執着が強いことと仏教では教えられています。
つまり、ラベリングして「今怒った」「怒り」などと心で唱えることにより、自分への執着を手放すことになるのです。
これは怒りの感情に限らず、
喜びの感情を抱いたときにも同じように「今喜んだ」「喜び」などとラベリングすることも大事です。
なぜならそれは喜びの感情自体もそれに執着することでいずれ苦しみに変わるからです。
普段からラベリングをする習慣を身に付けることにより、苦しみの元である執着を手放す習慣が身に付きます。
これは現代医療のマインドフルネス心理療法にも取り入れられている行為です。
不動心を養う
禅の心には”不動心”と言うものがあります。
これは自分の心の状態を観察し理解し、ラベリングして客観的な立場からみる、
見張る努力をすることで初めて可能なります。
自分の心の動きをよく見て、気づき、それ以上の反応を応しない。
それが不動心。
逆に言えば、少しでも後ろの心がぐらついてしまうと、相手への反応に一気に流されてしまいます。
そうなると怒り、緊張、怯え、悲しみ、といった煩悩の波にのまれてしまいます。
そのパターンに心が慣れてしまうと、暴力的になったり、泣き叫んだり、引きこもったり、うつになったり と決して良くない方向に人生が傾きます。
だから、心を前と後ろに分けて考える。
そうすることで苦しみが半分になり、やがて全く無くなってしまうのです。
おわりに
皆さんも自分は苦しみから抜け出せない運命なんだとあきらめずに、
いい人生を手に入れる習慣を身につけましょう。
今日も読んでいただきありがとうございました。 ではでは。