辛いときに人を励ます小説の名言3選

読書で得た知恵

小説の言葉に励まされてみませんか??

 

今回は小説好きのライターさんに、素敵な言葉を紹介いただきました。

目次

はじめに ~小説の言葉でコンプレックスを癒す~

私は外見に大きなコンプレックスを抱えています。

 

そのため昔から人と会うことが苦痛でした。

 

そんな私にとって、これまでの学生生活や恋愛、社会人生活は楽しいものではありませんでした。

 

そんな過去に後悔することが多々あります。

 

小説内の言葉はその度に私を励ましてくれました。

 

 

小説に励まされたい??じゃあこの3つの言葉だ!

①「自分に同情するのは下劣な人間のやることだ」

これは村上春樹さんによる「ノルウェイの森」という小説に出てくる言葉です。

 

同情とは他者から自分、または自分から他者に向けられるものだと考えていました。

 

しかし、この言葉に出会って以降は同情とは自分から自分に向けられるものでもあるのだと理解しました。

 

むしろ今では自分から自分に向けられることが特に多いものであると実感しています。

 

それまでの私はコンプレックスを抱えている自身に対してまさに同情していました。

 

ただし、当時はその状況をうまく言語化できなかったため、適切にその状況を捉えられていませんでした。

 

そんなある日この言葉に出会いました。

 

私は衝撃を受けました。

 

自分と自身のコンプレックスの関係を適切に言語化できるようになったおかげで、今ではそれを改善しようという考えを持つことができました。

 

 

 

②「人間はただその一生のうち、自分に最も適していて最もやりたいと思うことに、可能な限りの時間を充てさえすればそれでいい筈だ」

これは筒井康隆さんによる「旅のラゴス」という小説に出てくる言葉です。

 

この言葉によって私は人生を良い意味で呆気ないものとして考えられるようになりました。

 

私は昔から他人の目を気にしすぎる性格でした。

 

学校生活に馴染むために常に周りに合わせて生きてきました。

 

自分で言うのも何ですが、周りに馴染むことは得意でした。

 

そして築き上げてきた人間関係が崩れてしまうのを何よりも恐れていました。

 

他者の頭の中に作り上げられた自分のイメージを壊すのを嫌い、自分の気持ちに蓋をしてきました。

 

この言葉はそんな私が自分の本当の気持ちと向き合うきっかけを与えてくれました。

 

 

③「生きている限り、バッドエンドはない」

これは又吉直樹さんによる「火花」という小説に出てくる言葉です。

 

この言葉に出会い、私は人生を前向きに生きられるようになりました。

 

人間誰しもその人なりの苦労を抱えて苦しみながらもがきながら生きています。

 

人生が海のようなものだとすれば、私はその上をスイスイ泳いでいる訳ではなく溺れながらもがいているイメージで日々を暮らしています。

 

しかし、着実にどこかには向かっています。

 

外からの刺激に対して反応しながら手足を動かし、もがくことによって自分のたどり着きたい理想に確実に近づいているように感じます。

 

しかし、死んでしまえば全てが終わりです。

 

私がやるべきことは今のこの瞬間を一生懸命生きることだと考えています。

 

 

おわりに ~小説の言葉には凄まじい力がある~

就寝前に小説を読むことが私の日課となっています。

 

小説を読むことによって、日々励まされています。

 

その度に私も他者を励ましたいと感じます。

 

「他に善かれしの精神」「利他的な精神」はこんな何気ない習慣で育まれるのだと思います。

 

日々の小さな言葉を大切にして、まずは周りの人を励ませる人間になりたいものです。

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