『精神科医がうつ病になった』 泉基樹

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 どんな本?

現役精神科医の泉基樹先生が語る、うつ体験記です。

 過去に親友をうつで亡くした経験を持ち、その使命感から精神医療世界に。

 泉先生も大学病院勤務時代に大きなうつ病を発症し、自分の心に泉先生流の折り合いをつけてうつと付き合う姿が綴られています

おすすめポイント


 
きっと泉先生もうつに対する偏見にどれだけ傷ついた事でしょう。

文章を読んでいて生身の体験が痛いほど伝わります。そして共感できます。
 最後の文章に

「お金や名誉のためでなく僕の親友と陽さんと僕が救うことのできなかった患者さんたちに、僕の持っている精いっぱいの愛情を込めて、いつまでも患者さんの立場に立った、ただの精神科医であることをここに約束します」

というメッセージが心に響きます。

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おわりに

友人の死をきっかけに自分の使命を見つけて活動する。

自分も病気になるが、それでも奮い立って立ち向かう。

うつにはある種のパワーがあるのかもしれません。

本来の生き方をしながら、人生の課題に立ち向かうチカラが存在するような気がして仕方ありません。

泉先生はうつ病は治すものではなく、向き合うもの、受け入れるものという考えを持っており、自殺を予防するのは通院することとのことです。

うつを完全克服させることにこだわる私とは少し違う考えを持っておりますが、

うつ患者さんが生きやすい世の中をつくっていくという一点においては共通しています。

<関連書籍>→うつを根本的に良くするための”ちょっと変わったお医者さん”が書いた本3選!

本人にとって楽で生きやすい生活、それが病気を受け入れるということであれば、

その方向にしっかり心を転換していくことが、その人の人生に必要なのでしょう。

 うつと向き合うことで、いろんなことを受け入れて、前に進むことを教えてくれる一冊です。

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