うつの人が「嫌われる勇気」を読む3つのメリット

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数年ほど前からひそかにブームを呼んでいる心理学、それがアドラー心理学です。

その空前のアドラーブームの火付け役となったのが、

岸見一郎先生のベストセラー「嫌われる勇気」です。

うつの人にとって「嫌われる勇気」の思想は”危険”だとか、”向いてない”と言われがちですが、

そのような側面が確かにあることを踏まえたうえで、

あえて今日は”うつの人が「嫌われる勇気」を読むメリット”を書いていきます。

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はじめに

現時点で140万部以上の大ヒットとなっており、今年1月からドラマ化までされている「嫌われる勇気」。

主人公の香里奈さんが演じるアドラー女子が、歯に衣着せぬ発言で周囲を驚かし話題を呼んでいます。

このドラマはテレビ的演出があり、少々度が過ぎているでは?

と個人的に思うところではあるのですが、それはさておいて、、

アドラー心理学の特徴をわかりやすく表現しており、テレビ番組のとしては、インパクトがあって面白いのではないでしょうか。

私が嫌われる勇気をAmazonで買って、初めて読んだ時はまだうつが十分に良くなりきっていなかった時期だと記憶しています。

「なんだか退屈しない内容の本だなぁ」くらいの気持ちで読み始めたのですが、

読み進めていくうちに、ハマっていき気づいたらお風呂の中でも読んでいました。

一度読むだけでは飽き足らず、買って1か月程度で3回は読んだのを覚えています。

気づいたら本の文面は蛍光マーカーと、メモだらけでした。

その後、この本が100万部以上のベストセラーになり、本屋さんでも常に面出しで並ぶようになりました。

ブームになると必ず付い来るのが、賛同する声と批判的な意見、

いわゆる”賛否両論”ですね。

「アドラー心理学は実生活で使えない」

「トラウマは存在する」

「不幸になったのは、自分で選んだわけではない。環境が悪い場合だってある」

「共同体感覚がわかりにくい」

「アドラー心理学のように生きていたら会社では生きていけない」

「家族の問題に介入しない姿勢は冷たいのでは?」

「落ち込んだ人がアドラー心理学を学んだら苦しくなるのでは?」

そんな声をネット上で見かけます。

私自身うつになり、アドラーやフランクルなどの心理学者の関連本を沢山読んで、仏教関連の本も沢山読みました。

「嫌われる勇気」を読んだのはうつの治りかけの時期でしたが、まだ辛いうつの波にやられることもありました。

まだアドラーブームになっていない時期だったのもあり、何の先入観もなく読めまたのは、ある意味幸せでした。

アドラー心理学を”理想だ”とか”幻想だ”と批判する人もいます。

確かにそういう側面もあり、それは正論です。

でもこの考えが多くの人の心を打ったことは確かです。

すくなともアドラー心理学の考えは、

私にとってうつの回復の力になり、何より

人生の不遇を人の生にしない強さと、

無駄な競争心に駆り立てられない心のやすらぎを手にすることが出来ました。

アドラー心理学「嫌われる勇気」をざっくり説明すると

「嫌われる勇気」、アドラー心理学の考え方は、こんな感じです。

・人生はいたってシンプルである。複雑にしているのはほかでもない自分自身である。

・自分が不自由で不幸なのは、自分自身が不自由で不幸であることを選んで、変えないことを決心しているからである。

・過去のトラウマは存在しない。自分の目的を達成するために「トラウマ」を持ち出している。これを”目的論”という。

・すべての悩みは、対人関係である。

・承認欲は持ってはいけない。承認欲を持つことは不自由な生き方であり自分の人生を生きているとは言えない。

・対人関係の軸に”競争”があると人は永遠に不幸から逃れられない。

・人の悩み(他者の課題)に土足で踏み込まない。これを”課題の分離”と呼ぶ。そのために必要なのは嫌われる勇気である。必要なのは”勇気づけ”である。

・他者を仲間だとみなし、自分の居場所が得られる感覚を”共同体感覚”と呼ぶ。共同体にとって有益だと思えることが幸福である。

・人々には嫌われる勇気が足りない。嫌われる勇気を持つことは幸せになる勇気である。

・幸せであり、自由である人生を送るためには、他者貢献を指標にして生きることが重要である。

ずいぶん端的にまとめましたが、10個の教訓のようにすると、こんな感じです。

当時の私にはこの価値観は非常に新鮮で、頭の中に衝撃が走りました。

私は、自分がやったことで他人にどう思われるかを常に気にしていましたが、他人がどう思うかは自分の課題ではなく他人の課題なのだということがはっきり書いており、少し心が軽くなったのを覚えています。

人と接する仕事をしていると、人を不快にさせない事ばかり考えてしまい、やがてそれが自分のアイデンティティを狂わせてしまいがちです。

学生時代は、無邪気に言いたいことを言っていましたが、

社会に出て「常に相手の顔色を気にしなさい」と職場の先輩や上司から言われ、そして教師や自分の親からも昔から教え込まれていたため、他人に良く思われるふるまいをするのが当たり前だと思っていました。

そして万が一嫌われたら、それは自分が責められるべき点であり、治していかなければいけない点である。それが社会人になって叩き込まれた当たり前の常識的思考。

確かにそのおかげて、職場からは認められて、昇進して給料もアップしていきました。

ある意味、”課題の分離”を無視して他者の課題を自分が解決する生き方は、要領のよい合理的な生き方なのでしょう。

しかし、それで得られた自由は真の自由ではないし、幸福は手に出来ない、対人関係においても永遠に悩み続けることになる。

そんなことはおろか、共同体感覚も得られないので、他者貢献を心から実感できることはまずない。

そんなことに気づいたのは、うつ病になってこの本に出合えたからです。

過労で自分を見失う人は、共同体感覚を正しく持てていない

人間にはたくさん仕事をしている時に、疲れて過労死してしまう人と、どれだけでも頑張れる人がいます。

その違いを心理学的に説明している本がります。

それによると、疲れを感じないでいつまでも頑張れる人は、

その仕事を自分で選んだこと。

その仕事に意味を感じていること。

そしてその仕事に希望を感じることが出来ること

まさにこれは、アドラー心理学の”共同体感覚”が得られている状態であると言えるでしょう。

仕事でうつ病になる人は、まさにこの共同体感覚の欠如があると考えられることが説明できます。

共同体感覚を得るために、過去のトラウマを引き合いに出さずに自分の未来は自分で選ぶこと、それを達成するために行動をとるという”目的論”を意識すること。

そのために他人の顔色をうかがうような生き方はやめること、”課題の分離”を意識して嫌われるリスクも怖れない生き方、嫌われる勇気を持つこと。

人を競争相手や敵とみなさず、見返りを求めず、”仲間である”という認識をもち共同体にとって有益な行動をとること。

概ねこれらは、「嫌われる勇気」に書いてあることなので、さらに詳しく知りたい方は、一度、もしくはもう一度読むことをお勧めします。

またこの対人関係の問題の理解や、共同体感覚を得るまでのプロセスを踏んでいくことで、仕事でのうつは解決していく糸口になると思います。

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うつの人が読む3メリット

①無駄に競争しない心が身に付き、何事もリラックスして取り組める

アドラー心理学では”人生は他者との競争ではない”ということを主張しています。

哲人:これは競争ともつながる話です。覚えておいてください。対人関係の軸に「競争」があると、人は悩みから逃れられず、不幸から逃れられることはできません。

青年:なぜ?

哲人:競争の先には、勝者と敗者がいるからです。

~略~

哲人:競争や勝ち負けを意識すると、必然的に生まれてくるのが劣等感です。常に自分と他者とを引き比べ、あの人は勝った、この人は負けた、と考えているのですから。劣等コンプレックスや優越コンプレックスは、その延長線上にあります。さてこのときあなたにとって、他者とはどんな存在になりますか?

青年:さあ、ライバルですか?

哲人:いえ、単なるライバルではありません。いつの間にか、他者全般のことを、ひいては世界のことを「敵」だとみなすようになるのです。

「嫌われる勇気」 岸見一郎 著 より一部引用

競争することは、勝ち負けという意味ない概念にとらわれることです。

モチベーションを上げる手段にもなりうるのですが、「勝たなきゃ意味が無い」という偏った精神にもつながるので、懸命に生きる人生を否定する要因にもなります。

また自分以外を敵だと思ってしまうことで、心の安らぎが奪われます。

そのことにより不安やイライラして過ごす時間が長くなってしまい、うつの人にとっては、まさに手放すべき生き方といえます。

②他人と比較することとは無縁な”絶対的な幸福感”が身に付く

アドラー心理学では、”人間は自由で幸福であることを目指す存在”であると言われています。

哲人:あなたは大切な問題を忘れています。

貢献感を得るための手段が「他者から承認されること」になってしまうと、結局は他者の望み通りの人生を歩まざるえません。

承認欲求を通じて得られた貢献感には、自由が無い。われわれは、自由を選びながら、なおかつ幸福を目指す存在なのです。

「嫌われる勇気」 岸見一郎 著 より一部引用

私たちが幸福を感じる時、それは人に認められた時などではないでしょうか?

「人の望むことを満たしてこそ、社会に認められて貢献感を感じて幸福を感じるもの」

「自分のやりたいことをやって得られた貢献感は、独りよがりで意味の無いことだ」

そんなふうに感じて、自分のやりたい事、なりたい自分を押さえてきませんでしたか?

確かにこれは、息が詰まるほど不自由な考えで、苦しい生き方です。

でも承認欲が満たされないと貢献感が得られない生き方の方が不健全であると、アドラー心理学では考えられています。

つまり自分の自由意思で貢献感を感じる生き方こそが、正しい生き方であり、心を健全にする幸せな生き方だと教えてくれています。

生き方の見直し、働き方の見直しをしようとするうつ病経験者には、きわめて必要なものの見方ではないでしょうか?

③自由に生きるための心の持ち方がわかる

「嫌われる勇気」は”自由に生きる”ことをテーマに書かれている本でもあります。

不自由さを感じる日常から、自由を求めてこの本を手にする人も多いのではないでしょうか。

”人生の意味は、あなたが自分自身に与えるものだ”

と書かれているように、生きる意味も自分が自由に決めるものであるとされています。

この考えは、うつになった自分の人生に意味づけをする上で非常に役に立ちます。

建設的な思考を養い、前向きに地道に人生をやり直す勇気を与えてくれます。

そして、自由に生きるための方法論についてこう書かれています。

哲人:あなたはご自身の人生に迷っておられる。なぜ迷っているのか。それはあなたが自由を選ぼうとしているからです。すなわち、他者から嫌われることを恐れず、他者の人生を自分だけの道を。

青年:そうです!わたしは幸福を選び、自由を選びたい!

哲人:人が自由を選ぼうとしたとき、道に迷うことは当然あるでしょう。そこでアドラー心理学では、自由なる人生の大きな指針として「導きの星」というものを掲げています。

青年:導きの星?

哲人:旅人が、北極星を頼りに旅するように、我々の人生にも「導きの星」が必要になる。それがアドラー心理学の考え方です。この指針さえ見失わなければいいのだ、こちらの方向に進んでいれば幸福があるのだ、という巨大な理想になります。

青年:その星はどこにあるのですか?

哲人:他者貢献です。

「嫌われる勇気」 岸見一郎 著 より一部引用

誰でも他者貢献はしたものです。

「でも自分はうつ病だからできない」

そんなふうに考えてあきらめていませんか?

でも、忘れないでください。

この”他者貢献”というのは、あくまで自由のもとにある他者貢献です

承認欲ありきの他者貢献ではありません。

つまり、あなたが他者貢献のために起こす行動は、誰かに認められる必要がありません。

そう思うと、気楽に行動を起こすことが出来ませんか?

行動を起こすことで、一点の曇りのない自由意思の貢献感を得る。

他者貢献に基づいた行動を起こし続けることで、やがて自由を手にすることが出来る。

心に自由を得て、他者に貢献する行動を気楽に起こせることは、生き甲斐につながります。

まさに共同体感覚を得ることにつながります。

これが得られたとき、もうあなたはうつ病から解放されているのでないでしょうか?

おわりに

アドラー心理学は、

結果にとらわれずに、「今、ここ」を懸命に生きること。

感情に流されずに、正しい行動をとり続けること。

これらを大切にしています。

決して、嫌われるような生き方を推奨しているわけではありません。

そして、アドラー心理学に基づく生き方は、

これは原始仏教の世界にも通じる、生き方と言えます。

諸行無常を受け入れる。

怒りや、嫌悪の感情を冷静に見つめつつ、波にのまれずに正しい行動をする。

競争に勝っても負けても、世の中に貢献する行動を変わらずとり続けること。

これは仏教的思想であり、ストレス社会の今の時代に求められつつあります。

自分はどうせ負けるから、下手だから、迷惑かけるかもしれないから行動できない。

そんなふうに考えていては、いつまでも他者貢献は得られません。

もちろん自由も手にすることはできません。

あなたの人生です、

”変わらないという決断”を下すことはやめて、今こそ”幸せになる勇気”を持ってみませんか?

この本を読むことを躊躇している方、どうぞ気楽な心で目を通してください。

ではでは、ありがとうございました。

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