不幸から抜けるために、これまでの生き方を手放してみる

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このブログではうつを読書で克服した私、読書セラピストTOMOのうつ克服体験記や、

読書から得た人生論を余すことなく発信していきます。

皆さんも人生に奇跡を起こす一冊に出会うことを、あきらめないでください。

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目次

生き方を手放す

人生の節目”トランジション”

人は何かに悩み、乗り越えられず、そして絶望することによって、

やっと生き方を変える行動に出ます。

ある程度長く生きていると、人生の節目節目にこのような苦悩は誰にでも訪れるでしょう。

それがうつとして現れることもあったり、

腰痛や頭痛または重い心臓の病や癌になって現れることもあります。

不幸にも突然、死に至ることもあります。

しかし死ななかった人は、生きています。

これからも生きていく、生きていかなければいけないので、

今までの生き方を省みて、しっかりと悩み、新しい生き方を構築していくことが求められます。

こういう人生の節目を心理学研究者のウィリアム・ブリッジズは

”トランジション”

と呼びました。

この節目、つまりトランジションを乗り越えるために、何が必要なのか?

この節目で、生き抜く人とつぶれる人の違いは何なのか?

うつを本当の意味で乗り切るうえで、まさに重要なことです。

ここを適当にごまかしてやり過ごし”乗り切ったつもり”になってしまうと、

再発を繰り返すことになると思います。

今まさに人生で手放すべきものは何か?

この節目でまずやるべきことは、自分に向き合い、自分を知ること。

心理学研究者のウィリアム・ブリッジズによると、必要なのはまず自分にこんな質問をぶつけることです。

それは、

「今まさに手放すべきものは何なのか?」

もうおわかりだと思いますが、これからうつを良くして、

新しい生活を手に入れるためには、大抵の人は何かを手放さなければなりません。

これは「到底受け入れがたい」という人もいるでしょう。

今までの自分を手放すことは、非常につらい作業です。

一日や二日じゃ終わらない作業です。長い長い時間をかけてやらなければいけない人もいます。

前回のブログ「三ねんねたろうに学ぶ人生の変え方」のねたろうの場合は、

”ただ一生懸命頑張る生き方”を手放しました。

家族のために毎日深夜まで残業して、体調を崩した人は、まさに働き方を手放さなければいけません。

少ない給料じゃあ生きていけるか不安という人は、

”お金”に対する考え方と”幸福”に対する考え方を手放さなければいけません。

私の場合、お恥ずかしいですが、出世、承認欲、見栄、強い自分、尊敬される自分を手放しました。

(たいして強くもないし、尊敬されてもなかったですが・・)

持っていた時は気分が良かったんですが、手放してみると案外身軽な自分がいます。

手放す時は、これから生きていけるかという不安はありました。

今だから言えることですが、ありがたいことに多少収入が減ったものの何ら変わらない生活ができています。

新しい生き方を手に入れたいなら何かを手放す

人間の手は、右手と左手の二つしかないです。

何か新しい生き方を手にするには、何かを手放さなければいけない。

両手にたくさんの荷物を抱えたまま、何かを手にすることは不可能なこと。

これは厳然たる事実です。

だからといって、今持っているものを手放すのは本当に勇気がいること。

私の過去の生き方である”大きな組織で出世すること”、これを手放す勇気がなければ今の生き方や、今の私の夢はありませんでした。

当然このサイトも存在しないでしょう。

ねたろうの場合は”ただまじめに頑張る”を手放したから、村人からバカにされても批判されても、めげずに行動できたのだと思います。

だから用水路を引っ張ってくるという大きな功績を残せたのです。

あなたのうつ克服を邪魔するもの

あなたのうつ病の克服を邪魔しているものは何ですか?

肩書きですか?

安定収入ですか?

男のプライドですか?

親の価値観ですか?

世間体ですか?

恋人ですか?

さあ私からあなたに質問です。

今まさに人生であなたが手放すべきものは何ですか?

おわりに

新しい生き方を手にするには、やはり手放すことは必要です。

お釈迦様の教えでも「慈・悲・喜・捨」の精神があり、中でも”捨”の部分が一番難しいと言われています。

”捨”とはまさに手放すこと。

執着を手放すこと。

我を手放すこと。

相手を許すこと。(相手への怒りを手放す)

だったりします。

でも、いきなり今までの自分の生き方を手放すのは難しいでしょう。

築き上げてきた時間が長ければ長いほど、手放すのも大変です。

だからここでもスモールステップの原理で、ほんの少しづつ手放すことを心がけましょう。

大切な作業なので、時間をかけてください。

きっと新しい生き方を掴める日が来ます。

ではでは、今日も読んでいただきありがとうございました。

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