いじめられっ子のメリット

シェアする

いじめられることのメリット?

皆さんはいじめられた経験はありませんか?

学校や職場でいじめられて、その心の傷が原因でうつなったり、大きな挫折を経験した人もたくさんいるでしょう。

私も子供の頃から、勉強が出来ず体力もあるほうではなく、人と違ったことをするのが大好きだったので、ちょいちょい周りの人間にいじめられました。

いじめは一度受けたら一生の傷、トラウマになると言われていますし、

出来ればいじめは受けたくないです。

しかし、いじめって悪いことばかりでしょうか?

いじめられることにメリットは全くないのでしょうか?

実は案外ふつうに暮らしている人や社会的成功を収めている人でも、過去にいじめられた経験があるものです。

今回はいじめられるメリットについて分析していきます。

スポンサーリンク




目次

いじめられて得られる3つのメリット

メリット① 人理解が深まる

不条理ないじめを受けた時の人の心の状態がどうなるか、どれほど辛いかがわかります。

何よりいじめられる辛さがわかるということは、同じ状況の人の辛さを理解できること。

辛さを理解できるということは、将来のコミュニケーション能力の向上に大きなアドバンテージです。

福祉など人と関わる仕事、また企業でもみんなから相談されるような存在になれる可能性がグンと高まります。

人は貢献感を感じることで、どれほど自分が幸せになれるかはかり知れません。

いじめを受けると、人間の汚い部分がたくさん見えるようになります。人はみんな無条件に優しいわけじゃない。

未熟な人間は人を攻撃して自分は優れていると勘違いすることがよくわかります。

この洞察は大人になったときに、人をおおらかな態度で見れるようになり、そのことが「この人は器がでかい人だ」と他人から評価される要因になります。

これはいじめられっ子にとって立派なメリットと言えるでしょう。

メリット② 我慢強くなる

どん底を経験すると、その先少々辛いことがあっても耐えられます。

いじめはどん底という言葉でも表現できないくらい辛い経験です。

あまりのストレスでうつになる人も多いでしょう。

人間不信にもなりますし、そのことで人を怖く感じて、人前でうまく喋れなってしまう人もいます。

そんな生き辛い人生を経験を乗り越えて、新たな生活に進みだした人は少々の喧騒には動じません。

乗り越えた経験から人間関係をうまく乗り切る技を自然と身に付けるし、駆け引きがうまくなる人もいます。

少々の不遇でつぶれることは無いし、自分以外の人を守るための強さや忍耐力も備わるでしょう。

これはいじめられっ子にとって大きなメリットと言えるでしょう。

メリット③ 精神性が高まる

いじめを受けると自分が何のために生きているのか?

自分は生きる価値があるのか?

そのように問わずにはいられないことがあります。

特に自殺しようと考えている人は、毎日自分の生きる意味を問うているのではないでしょうか。

自分が生まれてきた意味や辛い人生を生き抜く意味を毎日考えた人にだけ、人生の本質が見えてきます。

これは非常に有意義な事であり、ただノホホンと生きている人に比べて非常にドラマティックで充実した人生を送れることになるでしょう。

毎日孤独と戦い、生きる意味を問い続けて、その答えを体系化した人たちが今の世に名が知れている心理学や哲学の巨匠です。フロイト、ユング、フランクル、西田幾多郎などなど。

どんな状況でも自分の生きる価値を見出し、どんな状況にも自分の生きる態度を選ぶことは、心を鍛錬した精神性の高い人間にしかできない技です。

これはいじめれっ子にしか与えられない想像を絶するほどのメリットと言えます。

いじめられた経験のある偉人、有名人

偉人編

アインシュタイン

ノーベル賞の物理学者ですが、実は4歳まで話すことが出来ず子供頃は勉強が大の苦手。

発達障害とか知恵遅れなどと言われており、学校では生徒からもからかわれ軽蔑され、教師からも「のろま君」と侮辱されていました。

それが最終的に20世紀最大の天才物理学者になったのです。

坂本龍馬

坂本龍馬も子供の頃いじめられっ子だったのは有名です。

まわりの子供から「はなたれ龍馬」といわれていました。

大人になっても土佐の下士(身分の低い武士)として屈辱を味わいました。

それがのちに脱藩して討幕派の仲間と幕府を倒し、身分制度のない世の中を実現させました。

スティーブン・スピルバーグ

ユダヤ人であるということと、読み書きが苦手になる障害があり、

子供の頃は学校でいじめにあっていたそうです。

また両親が離婚するという辛い経験をしており、これがのちの作品作りに大きく影響していると言われています。

映画監督としては世界最高のヒットメーカーと評されるような功績を上げています。

芸能編

小栗旬

中学時代に学校の机の中に給食の残りやゴミを入れられるなど、

陰湿ないじめを受け不登校になり卒業式にも出られなかったとのことです。

それがのちに『花より男子』のイケメン花沢類の役。

一流俳優といして大活躍しゴールデン・アロー賞やアカデミー賞主演男優賞など、人を感動させる素晴らしい功績を上げています。

指原莉乃

中学時代に陰湿ないじめにあっていたそうです。

廊下ですれ違う女子に爆笑されたり、「もう学校来ないでください」と書いた手紙を送りつけられたり、精神的に参って自宅に引きこもったそうです。

それが上京しAKBのオーディションに受かり、一躍トップアイドルへ。

今でも負けなしの人気です。

実は私自身、どん底で引きこもっている時に『恋するフォーチュンクッキー』の歌詞に癒されました。

人生捨てたもんじゃない!あっと驚く奇跡が起きる!

今田耕司

意外にも今田耕司さんも壮絶ないじめにあっていたそうです。

高校時代に全寮制の学校に行っており、不良が多くスパルタ教育。

暴力やリンチに耐える毎日で、とうとう脱走し退学したそうです。

本人曰く暴力には耐えれたが、同性からの性的ないじめもあったそうでそれがこの上ない精神的な苦痛だったようです。

今では言わずと知れた吉本の一流芸人ですね。多くの人に笑顔を届けています。

引きこもる、家出する、それでもメリットを信じて生き抜け!

ニュースを見ていると毎日のように、いじめによる自殺事件が取り上げられています。

壮絶ないじめを受けると、今すぐにでも解放されたい気持ちから、

”もう死ぬしかない”という結論に至るのでしょう。

数年前に滋賀県の大津であったいじめ自殺事件なんて、ワイドショーを見ているだけで胸糞悪いを通り越して、気分が悪くなりました。

ちょうどあの報道がある時に私は休職中でした。

大津のいじめ加害者の鬼畜的な行動、私個人の感想ですが、あれはもういじめではなく立派な殺人です。

自分の息子がもしあの大津のようないじめにあったらと思うと、休職中の私は心がさらに締め付けられました。

あのようないじめには立ち向かう必要はないし、勝とうと思ってはいけません。

どんな手を使ってでも逃げるべきでしょう。どんな手を使ってでも。

堂々と引きこもる。

場合によっては家出する。

転校する。

親が理解してくれなければ、親からも離れればいい。

信頼できる大人に相談する(市役所、教会、寺、近所のおばさん)。

会社であれば、思い切って働き方の見直しをする。

家族や恋人の反対なんて無視。

自分の命が一番。

今の時代バイトでも生活できる世の中です。

とにかく生きる。地べた這いつくばってでも生きてください。

当たり前ですが、生きた先にしかいじめられるメリットの恩恵を受けることが出来ないのです。

いじめられるメリットは「幸せに生きる技」を得ること

いじめられた経験を自分に一生付きまとう”トラウマ”だと思っていませんか?

トラウマはいわゆる”心の傷”です。

傷は日にちが経つと、厚い皮に覆われてやがてその場所は強くなります。

しかし、傷にこだわりすぎて、いつまでも保護したり、空気に触れさせないでいると、

いつまでも傷は良くなりません。

傷の痛みをプラスのエネルギーに変換している人は、やがてとんでもないことをやり遂げます。

人生の究極の癒しは、実はどん底の境遇を経験しないと得られないものなのかもしれません。

究極の癒しを知る人は、人を幸せにできる人です。

アインシュタインがいじめにあってなかったら、現代の物理学はこれほど進んでなかったかもしれません。車も飛行機も高層ビルも存在しなかったかもしれません。

坂本龍馬がいじめにあってなかったら、日本は海外とこれほど交流できてなかったかもしれませんし、身分制度に縛られてこれほど自由で文化的な国にはなってなかったかもしれません。

小栗旬がいじめにあっていなかったら、あんなさわやかな声で人を癒したり感動させるような演技は出来てなかったかもしれません。

スピルバーグがいじめにあっていなかったら、コロンボもETもジュラシックワールドも上映されなかったかもしれないし、大阪のユニバーサルスタジオジャパンが超つまらない遊園地になっていたかもしれません。

いじめられた偉人はみんな人を感動させ幸せにしています。

だからいじめられた経験がある人は、人を幸せにする才能があります。

あなたにとって、いじめられた経験は一生自分を不幸にするトラウマですか?

それとも自分を癒し、人を幸せにするための財産ですか?

スポンサードリンク


【関連記事】


スポンサーリンク







シェアする

フォローする