”考えすぎて動けない人”が知るべき行動開始のタイミングとは??

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このブログは読書で人間力を高めることでうつのどん底を克服した私、

読書セラピストTOMOの体験記や有用な情報を余すことなく発信していきます。

このブログに書いてあることは、

すべて私が今まで読んできた本からヒントを得ています。

賢者の知恵を私なりに凝縮し”生きる技”としてまとめました。

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目次

はじめに

今回は仕事を続けるかに悩んで、

転職しようか?

もしくは、

以前からやりたい事があり、勉強しているけど、

中々行動を起こせない、、。

考えて考えて不安だけが大きくなります。

そんな迷いの渦から抜け出せない人に向けてのメッセージです。

きっと、今の状況を打開するヒントになると思います。

人生の迷い・不安から行動を起こすタイミングとは??

物語に学ぶ”不安の真実”とは?

夢はあるけど失敗が怖い、、将来が不安、、

そんな状態になって、動けなくなっている人に聞いてほしい話があります。

うつになったりして、

症状がある程度良くなり新しい人生を歩み始めている人にも、

是非聞いてもらいたい話です。

天職さがし専門カウンセラー中越裕史先生の

『やりがいのない仕事はやめていい。』の一節に面白いことが書かれていました。

なるほど!そうだったのか?!

という感じです。

ロシアの作家、クルイロフの魔法の財布の話です。

ではでは、どうぞ。

ある男が魔法使いから魔法の財布をもらいました。

財布を開けると中に金貨が1つ入っています。

その金貨を取り出して、もう一度財布を開けると、なんとまた金貨が入っています。

男が何回も財布を開けたり閉めたりしても、そのたびに金貨が入っているのです。

さすがは魔法の財布。男は大喜びです。

しかし魔法使いは言いました。

「その財布があればいくらでも金貨は増える。でもそうやって増やしたお金はその財布を捨てるまで使うことはできない。財布を捨てれば、自由にお金を使えるようになる。」

男はお礼を言って、その日から何度も何度も財布を開け閉めして金貨を増やしていきました。

毎日毎日、一日中財布を開け閉めする日々。何百枚、何千枚といつまでも金貨を増やし続けました。

働かないから、パンを買おうとしてもお金を使えない。貯金を崩してパンを買って食べる日々。

やがて貯金が尽きて、パンも買えなくなると、男は飲まず食わずで財布を開け閉めして、金貨を増やし続けます。

男は、我慢我慢我慢。飢えに耐え、のどの渇きに耐え金貨を増やし続ける日々。

ある日、さすがにお腹が減って、「もう十分お金が貯まった」と思い財布を川辺に捨てに行きます。

川に行っていざ財布を捨てようと思ったとき、

「ちょっと待てよ、やっぱりまだ不安だ。もうちょっとだけお金を増やそう」

と思てしまいます。

男は再び家に帰って、金貨を増やし続ける日々に戻ります。

そしてついに、男はたくさんの金貨に囲まれて、部屋の中で餓死してしまいました。

~おしまい~

出典:『やりがいのない仕事はやめていい。』中越裕史

不安は考えても消えない

さて、この話を聞いてどう感じましたか?

「なんて愚かな男だ」と思う人もいるかもしれません。

でも私たちは、この男の事は笑うことはできません。

人間はいくら準備を整えても、不安が完全になくなることはありません。

完全になくなるまで、行動しないというのは悪い意味での完璧主義です。

そんな非合理的な完璧主義の生き方は、長続きしませんしね。

だから、いくら備えても「これだけ準備を整えれば、絶対大丈夫。」ということはないのです。

夢や目標がある時があって、新しい自分の人生を生きようとしている人は、

今働いている職場を辞めるタイミングで悩んでいる人もいると思います。

新しい人生のために、学校や大学に入ったり、資格の勉強をしたり、

WEBの勉強をしたり、それらは正社員として働きながら実施するのが難しいことがあります。

そういう人は、時として大きな決断をしなければいけない時があります。

退職や転職、もしくはそれが離婚ということも十分ありえます(なるべくあってはいけませんが、、)。

あくまで、それは明るい自分の未来を見据えた”前向きな決断”としてです。

そんな決断で悩んでいるとき、心配になるのがお金の問題。

それがあるから、しばらくは今の職場で我慢して働く。

「お金を貯めるためだ」と割り切って頑張る。

そして目標金額の貯金がたまったとして、いざ退職願を書こうとしたとき、

「ちょっと待てよ、あと200万円はあったほうが安心だぞ」との思いが、

頭をよぎってしまう。

そして不安になり、もうしばらく辛い辛い仕事の日々に戻ってしまう。

私自身、まったく同じことをやりました。

いくら考えても、完璧に不安が消えることはありません。

そして完璧な準備など存在しません。

不安を抱えながらでも行動を起こす!じゃあそのタイミングは?

「思い立ったら即行動!」なんていう成功哲学を勧める気は全くありません。

じっくり悩んで考える時間が人間には必要であり、

潜在意識が情報を整理していると以前のブログでお伝えしました。

決断を先延ばしにすることは、悪いことばかりではなく、

いいように働くことがほとんどです。私の経験上。

しかし、生活環境を変えるにあたり、

休みをとって体調を整えたり、

勉強したり、

貯金をしたり、

色々準備はありますが、完璧になることは絶対にないということを知っていただきたいです。

では、何を基準に行動のタイミングを計ればいいのか?

その答えは、あなたが・・

”あと少しだけ・・・”

そう思ったときです。

目標のために、会社を辞めようとしている人は、

「目標金額の貯金がたまった。でもお金はあるにこしたことはないから、

”あと少しだけ”辞めずに働いてお金を貯めよう。」

このタイミングを生かすことが、「魔法の財布」の男の二の舞を踏まないために大事なことです。

私のこれまでの人生経験からも、また中越先生の本からも言えることですが、

不安だからあと少しと思う時点では、

大抵何かをスタートさせても乗り越えられる力がついている頃です。

あとは自分自身の胆力を信じましょう。

おわりに

悩んで迷って苦悩すること、、。

そこから生まれる人間力もあります。

そして目標に向けて動き始めた時の苦労は、

結構楽しいですよ。

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